目次
忙しい方でもサクッと理解できるように18日前引けの情報を簡潔にまとめました。
18日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、前引けは前日比819円83銭(1.99%)安の4万0277円86銭となりました。米ハイテク株の下落と円高進行が投資家心理に悪影響を及ぼしました。
東京株式市場の状況(2024年7月18日前引け)
17日の米株式市場では、ハイテク株が軒並み下落。米半導体大手エヌビディアが下落し、半導体関連株に売りが波及しました。また、円高ドル安の進行が輸出関連株にも影響し、日経平均は一時1000円安に迫る場面がありました。
米国市場の影響
米ブルームバーグ通信は、米国が対中半導体規制の強化を検討していると報じました。また、トランプ前大統領が台湾防衛費について発言したことも、半導体業界への逆風と見なされました。これにより、米ナスダック総合株価指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が大幅に下落しました。
東京市場の動き
米市場でのハイテク株下落を受け、東京市場でも半導体関連株や電子部品株に売りが集中しました。さらに、円相場が一時1ドル=155円台前半と約1カ月ぶりの円高水準に上昇し、輸出企業の利益見通しに対する期待が後退しました。
為替市場の動向
河野太郎デジタル相が「足元の円安は行き過ぎ」と発言し、トランプ前大統領がドル高是正を求めたため、円高が進行しました。これにより、輸出関連株が売られました。
個別銘柄の動き
東エレクやディスコ、アドテストが大幅安となり、トヨタ、ソフトバンクグループ(SBG)、HOYAも売られました。一方で、ニトリHDやキッコマン、アサヒは買われました。
人気のテーマ
テーマ | 株価変動 | 主な銘柄 |
---|---|---|
半導体関連 | 大幅下落 | 東エレク、ディスコ |
電子部品 | 下落 | アドテスト、村田製作所 |
自動車 | 下落 | トヨタ、ホンダ |
医薬品 | 上昇 | 中外製薬、エーザイ |
小売 | 上昇 | ニトリHD、セブン&アイ |
注目の銘柄
銘柄名 | 株価変動 | コメント |
---|---|---|
東エレク | 大幅下落 | 米半導体規制強化の影響 |
ディスコ | 大幅下落 | 半導体関連の下げ |
アドテスト | 下落 | 米ハイテク株の下落に追随 |
ニトリHD | 上昇 | 国内消費の堅調さが評価 |
キッコマン | 上昇 | 食品関連の安定成長期待 |
今日の主要経済ニュース
2024年7月18日に発表される主な経済指標をまとめました。
経済指標 | 国 | 時間 (GMT) | 前回の値 | 予測値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
消費者物価指数 (CPI) (6月) | 日本 | 23:30 | 2.5% | 2.7% | |
鉱工業生産 (5月) | 米国 | 14:15 | 0.3% | 0.4% | |
新規失業保険申請件数 (週次) | 米国 | 12:30 | 242K | 245K | |
住宅販売 (6月) | 米国 | 14:00 | 763K | 770K | |
消費者信頼感指数 (7月) | ユーロ圏 | 14:00 | -17.3 | -16.5 |
以下のサイトからも、今日発表される経済市況を確認することができますよ。
東京株式市場 前引けまとめ
日本株は米国市場の影響を強く受け、特に半導体関連株が大幅に下落しました。円高進行も相まって、輸出関連株が軒並み売られました。一方、内需関連株や医薬品株など一部のディフェンシブ銘柄には買いが入りました。