日経平均反落、240円安。米株安と円高で輸出関連株に売り

目次

佐藤真理子

忙しい方でもサクッと理解できるように本日の寄り付きの情報を簡潔にまとめました。

 

2024年6月12日の東京株式市場前場で、日経平均株価は反落し、前日比240円安の3万8800円台後半で推移しています。米株式市場でダウ工業株30種平均が下落し、日本株の重荷となっています。また、円高ドル安が進行し、輸出関連株に売りが広がっています。

 

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東京株式市場の状況(2024年6月12日寄り付き)

東京株式市場は、米株式市場でのダウ工業株30種平均の下落や円高ドル安の影響を受け、日経平均株価は反落して始まりました。前日比240円安の3万8800円台後半で推移しています。特にトヨタやスズキといった自動車関連株が売られています。

 

米国市場の影響

11日の米株式市場では、ダウ工業株30種平均が反落し、前日比0.31%安となりました。12日に控える米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を前に、持ち高調整の売りが優勢でした。これが東京市場にも波及し、重要イベントを前にした買い控え感が見られます。

 

 

東京市場の動き

東京市場では、日経平均が心理的節目の3万9000円を連日で上回っていたため、利益確定売りが出やすい状況です。半面、米アップルの新たな人工知能(AI)活用策の発表を受け、関連銘柄とされるTDKや村田製作所などの電子部品株が買われています。

 

 

為替市場の動向

為替市場では、日米金利差の縮小を背景に円相場が円高ドル安に振れています。これにより、輸出関連株に売りが出やすくなっています。円は一時1ドル=138円台後半で推移しています。

 

 

個別銘柄の動き

個別銘柄では、ファストリやダイキンなどの値がさ株が下落しています。東エレクや信越化学も下落し、三菱商事や第一三共も売られています。一方、TDKや村田製作所などの電子部品株が上昇し、ソフトバンクグループ(SBG)や伊藤忠商事も買われています。

 

 

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半導体関連 技術革新とデジタル化の進展に伴い、半導体需要が急増。
ハイテク株 AIやIoTなど先端技術の発展により、ハイテク株が注目されている。
ESG投資 環境、社会、ガバナンスを重視した投資が増加。
円安ドル高 円安進行により輸出関連株が注目されている。
サステナビリティ 環境に配慮した企業活動が求められ、関連銘柄が注目されている。

注目の銘柄(中小型株)

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ユナイテッドアローズ (7606) 小売業界での堅調な売上成績を示し、特にオンライン販売が好調。
セレス (3696) ビットバンクの業績向上により、最終利益予想が引き上げられ注目されている。
ブロードバンドタワー (3776) データセンター事業での構造改革が成功し、黒字転換を果たした企業。
ACSL (6232) 大型案件受注により成長が期待されるドローン関連企業。
中部飼料 (2053) 年初来高値を更新し、業績見通しの改善が注目されている飼料メーカー。

 

今日の主要経済ニュース

2024年6月12日に発表される主な経済指標をまとめました。

 

経済指標 時間 (GMT) 前回の値 予測値 備考
消費者物価指数 (CPI) (5月) 米国 12:30 0.4% 0.3%
実質収入 (5月) 米国 12:30 -0.1% 0.0%
住宅価格指数 (Q1) オーストラリア 01:30
企業信頼感指数 (6月) 日本 23:50 1 3

 

 

 

東京株式市場 寄り付きまとめ

東京株式市場は、米株式市場でのダウ工業株30種平均の下落や円高ドル安の影響を受けて反落しました。特に自動車関連株に売りが広がっていますが、米アップルのAI活用策発表を受けて電子部品株に買いが入っています。今後の市場動向を注視する必要があります。

 

 

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