目次
忙しい方でもサクッと理解できるように8月29日のマーケット情報を簡潔にまとめました。
8月29日前場中ごろの東京株式市場では、日経平均株価が下げ渋り、前日比150円ほど安い3万8200円台前半で推移しています。半導体関連株への売りが日経平均の重荷となる一方、医薬品や保険株などのディフェンシブ銘柄が買われ、日経平均の下げ幅を縮めています。
東京株式市場の状況(2024年8月29日)
日経平均は朝方から下落していましたが、ディフェンシブ銘柄の一部に買いが入り、下げ幅を縮小しました。医薬品株や保険株が買い支えとなり、日経平均の安値が限定的となっています。TOPIXは一時的にプラスに転じる場面もあり、市場全体の下値は堅く、押し目買いの動きが見られます。
米国市場の影響
前日の米国市場ではハイテク株の軟調が続き、日本市場でも同様に半導体関連銘柄の売り圧力が強まっています。市場は、米経済指標や企業決算の動向に敏感に反応しており、持ち高調整の売りが広がりやすい状況です。
東京市場の動き
半導体関連株の売りが続く中で、ディフェンシブ銘柄が下支えとなっています。円安が進んでいた7月の株高局面とは異なり、3万8000円を下回る水準では中長期の投資家が買いを入れやすいとの声が聞かれ、日経平均の下値を支えています。
為替市場の動向
29日の東京外国為替市場で円相場は1ドル=144円台で安定しており、円安が続く中で輸出関連株には一定の支えがあります。ただし、米国の金融政策に対する不透明感もあり、為替相場の動きには注意が必要です。
個別銘柄の動き
- 下落銘柄: ニデック、コニカミノルタ
- 上昇銘柄: 京成電鉄、メルカリ
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テーマ | 銘柄数 | 上昇率 | 下落率 |
---|---|---|---|
半導体関連 | 4 | -0.8% | -2.5% |
医薬品 | 3 | +1.0% | -0.2% |
輸出関連 | 5 | +0.7% | -0.6% |
保険 | 2 | +0.5% | 0.0% |
小売 | 4 | +0.3% | -0.4% |
注目の銘柄
銘柄 | 業種 | 上昇率 |
---|---|---|
京成電鉄 | 鉄道 | +1.8% |
メルカリ | ITサービス | +1.5% |
中外薬品 | 医薬品 | +1.2% |
伊藤忠 | 商社 | +0.9% |
ダイキン | 機械 | +0.7% |
今日の主要経済ニュース
以下は、2024年8月29日に発表される予定の日本および世界の経済指標をまとめました。
地域/国 | 指標名 | 内容 | 発表予定日 |
---|---|---|---|
日本 | 東京消費者物価指数 (8月) | 東京の消費者物価指数の年率変動が発表されます。 | 2024年8月29日 |
日本 | 東京コア消費者物価指数 (8月) | 食品を除いた消費者物価指数の変動が発表されます。 | 2024年8月29日 |
日本 | 鉱工業生産指数 (7月) | 日本の鉱工業生産の月次および年次変動が報告されます。 | 2024年8月29日 |
アメリカ | GDP (2Q 修正版) | 米国の第2四半期のGDP修正版が発表されます。 | 2024年8月29日 |
ドイツ | 失業率 (8月) | ドイツの最新の失業率データが発表されます。 | 2024年8月29日 |
ユーロ圏 | 景気先行指数 (8月) | ユーロ圏の景気を示す先行指数が発表されます。 | 2024年8月29日 |
以下のサイトからも、今日発表される経済市況を確認することができますよ。
東京株式市場まとめ
8月29日の東京株式市場では、日経平均が下げ渋り、ディフェンシブ銘柄が下支えとなっています。為替市場では円相場が安定しており、相場全体の売り圧力が限定的です。米国市場の動向や為替の動きに引き続き注意が必要です。