日経平均は続落、米株安と円高が重荷—消費者物価指数の上昇で日銀の追加利上げ観測も

目次

佐藤真理子
忙しい方でもサクッと理解できるように2月21日のマーケット情報を簡潔にまとめました。

 

21日の東京株式市場で日経平均株価は続落。前日の米株式市場の下落を受けた売りが広がり、さらに外国為替市場での円高・ドル安の進行が輸出関連株の重荷となりました。

日本国内の消費者物価指数(CPI)の上昇を受けて、日銀の追加利上げ観測が強まり、投資家心理を圧迫しています。市場では押し目買いが入る場面も見られたものの、上値は重い展開が続いています。

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東京株式市場の状況(2025年2月21日 10:14時点)

今日の東京株式市場

米国市場の影響

前日の米株式市場では、ダウ工業株30種平均が3営業日ぶりに反落し、前日比450ドル(1.01%)安の4万4176ドルで終了。

ウォルマートの慎重な業績見通しや、トランプ米政権の関税政策による米経済への影響が懸念され、S&P500種指数やナスダック総合指数も下落しました。

この流れを受けて東京市場でも売りが先行しました。

東京市場の動き(10:14時点)

日経平均は下げ幅拡大、3万8500円台後半で推移

21日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日比100円ほど安い3万8500円台後半で推移しています。

  • 21日の国内債券市場で、長期金利が一時1.455%と2009年11月以来の高水準を記録し、金利上昇に伴う株式の相対的な割高感が投資家心理を圧迫。
  • 海外投機筋による株価指数先物への売りが影響し、値がさ株の一角であるファストリやアドテストが一段安となった。
  • 円相場は1ドル=149円台前半まで上昇し、輸出関連銘柄のトヨタやホンダの株価を押し下げる要因となっている。

 

為替市場の動向

  • 円相場は1ドル=149円台前半
  • 日銀の追加利上げ観測が強まり円買いが進行

総務省が発表した1月の全国消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.2%上昇し、市場予想(3.1%上昇)を上回りました。これを受け、「日銀の追加利上げのペースが速まる可能性がある」との見方が強まり、円高が進みました。

個別銘柄の動き(10:14時点)

値上がり銘柄

銘柄名 理由
中外薬(4519) 防衛関連の需要増加
塩野義(4507) 医薬品業界全体の上昇基調
第一三共(4568) 新薬開発の進展

値下がり銘柄

銘柄名 理由
ファストリ(9983) 先物主導の売り圧力
アドテスト(6857) 米半導体株安を受けた売り
日立(6501) 国内金利上昇で株価割高感

今日の主要経済ニュース(2025年2月21日)

時間 発表内容 予想 前回
08:50 日本1月全国CPI(生鮮食品除く) +3.1% +2.9%
10:30 中国1月鉱工業生産 +3.6% +3.9%
16:00 ドイツ2月製造業PMI 46.3 47.1
22:30 米国2月フィラデルフィア連銀景況指数 9.5 8.9

まとめ

21日の東京株式市場では、日経平均株価が続落。

  • 米国株安と円高進行が相場の重荷となり、輸出関連銘柄を中心に売りが先行しました。
  • 日本の消費者物価指数(CPI)の上昇を受けて、日銀の追加利上げ観測が強まり円買いが進行
  • 金利上昇による株式市場への影響も意識され、投資家心理は慎重になっています。

今後は、日銀の金融政策の行方や、米国の関税政策の動向が焦点となりです。

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