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2025年5月7日の東京株式市場は連休明けの取引初日となりました。前週の好決算を受けたハイテク株主導の上昇ムードとは一転し、日経平均株価は8営業日ぶりに反落。
背景には、連休中に進んだ円高や米国の関税発言への警戒感があります。一方で、東証株価指数(TOPIX)は4年2カ月ぶりの9日続伸を記録し、バリュー株や内需株を中心に底堅い動きも見られました。
市場は8日未明に控える米FOMC(連邦公開市場委員会)の結果や、米中貿易協議の行方を見極めようとする動きが強まっています。
東京株式市場概況(2025年5月7日)

連休明けの7日の東京株式市場では、日経平均株価が8営業日ぶりに反落しました。終値は前営業日比51円03銭(0.14%)安の3万6779円66銭となりました。
朝方は米中の貿易交渉進展への期待から上昇する場面もありましたが、米国株安や円高進行が重荷となり、引けにかけて下落しました。
米国市場の影響
6日の米国市場では、トランプ政権による新たな関税措置への懸念から主要株価指数が下落しました。特に、医薬品や自動車関連株が売られ、ダウ平均は389ドル安となりました。この動きが東京市場にも影響を及ぼしました。
東京市場の動き
日経平均は、朝方に一時111円高の3万6942円38銭まで上昇しましたが、その後は方向感に欠ける展開となり、終盤にかけて下落しました。一方、東証株価指数(TOPIX)は8.38ポイント(0.31%)高の2696.16と9日続伸し、4年2カ月ぶりの連続上昇となりました。
為替市場の動向
連休中の為替市場では、円高が進行し、1ドル=142円台前半まで上昇しました。これにより、輸出関連株への買いが手控えられ、東京市場の重荷となりました。
個別銘柄の動き
個別では、医薬品株がトランプ政権の関税措置への懸念から売られました。一方、商社株や一部の電機株は堅調に推移しました。
人気のテーマ
| テーマ | 概要 |
|---|---|
| 医薬品関連 | 関税措置への懸念から売りが優勢に |
| 商社株 | 米中貿易交渉進展期待から買いが入る |
| 電機株 | 為替の影響を受けつつも堅調に推移 |
| 自動車関連 | 関税懸念から売りが先行 |
| 金融株 | 米金利上昇を背景に一部買いが入る |
注目の銘柄
| 銘柄コード | 銘柄名 | 概要 |
|---|---|---|
| 4506 | 住友ファーマ | 関税懸念から売りが先行 |
| 8058 | 三菱商事 | 米中貿易交渉進展期待から買いが入る |
| 6758 | ソニーグループ | 為替の影響を受けつつも堅調に推移 |
| 7203 | トヨタ自動車 | 関税懸念から売りが先行 |
| 9433 | KDDI | 通信株として堅調に推移 |
今日の主要経済ニュース
| 発表予定時刻(日本時間) | 経済指標・イベント名 | 予想・注目点 |
|---|---|---|
| 5月8日 3:00 | 米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表 | 据え置き予想、声明内容に注目 |
| 5月8日 3:30 | パウエルFRB議長記者会見 | 今後の金融政策の方向性に関する発言に注目 |
まとめ
7日の東京株式市場は、米国株安や円高進行が重荷となり、日経平均株価が8営業日ぶりに反落しました。一方、TOPIXは9日続伸し、相場全体としては底堅さを示しました。
今後は、米FOMCの結果やパウエル議長の発言、米中貿易交渉の進展などが注目されます。
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