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米英・米中の関税交渉進展観測や米FOMC無難通過を背景に、9日午前の東京株式市場は買い優勢でスタートしました。日経平均株価は取引時間中として約1か月半ぶりに心理的節目の3万7000円台を回復。円安進行も相場を後押ししています。
東京株式市場の状況(2025年5月9日 前場)
- 寄付き:3万7332円57銭(前日比+403円94銭)
- 10:21時点:3万7220円台後半(+350円前後)
- 売買代金(概算):1兆7733億円
- 売買高(概算):7億2717万株
前日の米株高・SOX指数上昇を受けて半導体関連に買いが入り、円安(1ドル=146円近辺)進行で輸出株にも資金が流入しています。
米国市場の影響
- ダウ平均:+0.61%
- 背景
米英間で関税交渉が合意
『対中関税を最大50%まで引き下げ検討』との米報道
FOMCは金利据え置き、パウエル議長会見も波乱なし
SOX指数上昇で東京エレクトロン・アドバンテストに追い風
東京市場の動き
- 買いをけん引
ソフトバンクグループ(SBG)、ファーストリテイリング
東京エレクトロン、アドバンテスト、TDK
NTTデータ(NTTによる完全子会社化報道で急伸)
三菱商事(三菱食品TOB発表で親子上場解消期待)
- 軟調銘柄
コナミG、バンダイナムコHD
武田薬品工業、アステラス製薬
牧野フライス(ニデックのTOB撤回報道で急落)
為替市場の動向
東京外国為替市場では円安が加速し、一時1ドル=146円近辺まで下落。輸出採算の改善期待がトヨタ(7203)、ホンダ(7267)など自動車株の上昇要因となっています。
個別銘柄の動き
- 急伸:NTTデータ(9613)+25%近い上昇
- 高い:SBG、ファストリ、東京エレク、アドテスト、三菱商
- 下落:コナミG、バンダイナムコHD、牧野フライス、武田、アステラス
人気のテーマ
| テーマ | 概要 |
|---|---|
| 関税交渉進展 | 米英合意・米中関税引き下げ観測でリスクオン |
| 円安メリット | 1ドル=146円台で輸出株に買い |
| 半導体強気 | SOX上昇・AI半導体規制緩和観測 |
| 親子上場解消 | NTTデータ、三菱商などで思惑買い |
| FOMC無難通過 | 金利据え置きで米株高、安心感広がる |
注目の銘柄
| 銘柄名 | コード | 業種 | ポイント |
|---|---|---|---|
| NTTデータ | 9613 | 情報通信 | NTTによる完全子会社化で急騰 |
| ソフトバンクG | 9984 | 情報通信 | 値がさ株上昇で指数を押し上げ |
| 東京エレクトロン | 8035 | 電気機器 | SOX高・半導体設備投資期待 |
| トヨタ自動車 | 7203 | 輸送用機器 | 円安メリット、好決算評価 |
| 三菱商事 | 8058 | 卸売 | 親子上場見直し期待で堅調 |
今日の主要経済ニュース
| 時刻(日本) | 指標・イベント | 注目点 |
|---|---|---|
| 21:30 | 米・生産者物価指数(PPI) | インフレ動向 |
| 23:00 | 米・ミシガン大消費者信頼感(速報値) | 景気先行指標 |
| 週末 | 米中閣僚級貿易協議(スイス) | 追加関税見直し有無 |
まとめ
日経平均は米株高と円安を背景に取引時間中で3月28日以来となる3万7000円台を回復しました。関税緩和期待と親子上場解消の思惑が相場を押し上げる一方、医薬品や一部エンタメ株には売りも散見されます。
週末に予定される米中協議の結果や米インフレ指標次第で、来週以降の相場が一段と動意づく可能性があります。
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