株式会社エフ・ポート、法令違反で行政処分を受ける

株式会社エフ・ポートは香川県高松市に本社を構える投資助言・代理業の会社です。山口雅史さんという方が代表取締役社長を務めており、資本金は1000万円、従業員数は26名。

同社は投資に関するアドバイスやサポートを提供することを主な事業としていましたが、虚偽の内容や実績を謳い、投資顧問契約を取っていたことが確認され、行政処分の勧告を受けました。

当記事では、『株式会社エフ・ポート』の行政処分を受けた経歴から行政処分の内容まで詳しく解説します。

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株式会社エフ・ポートの行政処分の概要

四国財務局長は2024年6月18日未明、株式会社エフ・ポートが法令違反をしていることを確認し、金融庁が行政処分の勧告しました。

株式会社エフ・ポートは、顧客に対して虚偽の情報・実績を伝えて、投資商品(投資顧問契約)を取ったことに加え、業務に不備があったことも発覚し、適切な業務運営が行われていなかったことが判明しました。

KSB瀬戸内海放送では、この勧告について以下のように報道しました。

四国財務局によりますとエフ・ポートの営業員は1億円以上の利益を上げた事実がないにもかかわらず「現役億トレーダー」であるなどと虚偽の内容を記載した資料を示し、顧客と投資顧問契約を結んでいました。

2023年8月末時点で3000人以上と契約し、顧問契約料や助言の報酬を受け取っていました。

年間の売り上げは約9億円だということです。

エフ・ポートの本店には社長1人しか勤務しておらず、金融商品取引業者の登録をしていない大阪市の会社の指示を受けて業務を行っていました。

引用元：KSBニュース

虚偽の情報で、これまでに3000人以上と顧問契約や報酬を受け、年間の売上は約9億円を超えていたそうです。

それでは、株式会社エフ・ポートが行政処分を受けた理由を詳しく説明します。

株式会社エフ・ポートの行政処分の内容

1. 虚偽の説明

• 助言者に関する虚偽告知: 実際には1億円以上の利益を上げたことがない助言者を「現役億トレーダー」として顧客に紹介していた。

• 投資助言実績に関する虚偽告知: 助言していない銘柄を短期急騰株の的中実績として顧客に伝え、過去の最大損失率を12％と偽わっていた（実際は46.2％）。

• 重要な事項に関する誤解表示: 四国財務局の登録が助言内容の品質を保証しているかのように説明し、退会率や契約者数についても実際と異なる情報を伝えていた。

2. 内部管理の不備

• エフ・ポートは実質的に内藤祐也に支配され、従業員は大阪の関連会社で業務を行っていました。本店には代表取締役社長のみが勤務し、法令違反や不適切な業務運営が放置されていました。さらに、顧客との契約書類が未交付だったり、投機的利益を追求する取引が行われていた。

株式会社エフ・ポートが提供するサービス

株式会社エフ・ポートが提供している投資サービスはこちらです。

• FCCスクール: 株式投資やFXを学ぶオンラインスクールで、利用者の投資スキルを向上させるための教育コンテンツを提供しています。スタンダード、アドバンス、プレミアム、ロイヤルの4つのコースがあり、それぞれに電子教材、ウェビナー、勉強会、チャットサポートなどが含まれています。

• 10倍株発見プロジェクト: ファンダメンタルズ分析を通じて、株価が10倍になるテンバガー銘柄を見つける方法を教えるオンラインセミナーです。

行政処分を受けて、どのような処分が下り、上記サービスがどうなるのか今のところ不明です。

株式会社エフ・ポートのサービスを利用するのはリスキー

株式会社エフ・ポートの行政処分について詳しく調査した結果、虚偽の情報や実績を謳って、報酬を受け取るという悪質な運営を行っていたことが判明したことから、当サイトでは株式会社エフ・ポートのサービスを利用することをおすすめしません。

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