目次
忙しい方でもサクッと理解できるように前引けの情報を簡潔にまとめました。
1日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前の終値は前週末比104円32銭(0.26%)高の3万9687円40銭となりました。
外国為替市場での円安基調が輸出企業の採算改善期待を背景に日本株の買いを後押ししました。上げ幅は一時300円を超えましたが、日経平均が節目の4万円に近づくと、投資家の利益確定売りが上値を抑えました。
東京株式市場の状況(2024年7月1日前引け)
日経平均株価は続伸し、午前の終値は前週末比104円32銭高の3万9687円40銭でした。円安基調が輸出企業の採算改善期待を背景に、日本株の買いを優勢にしました。しかし、日経平均が4万円に近づくと、利益確定売りが上値を抑える展開となりました。
米国市場の影響
米国市場の影響は限定的でしたが、フランスでの国民議会選挙の結果が市場に一定の影響を与えました。極右・国民連合(RN)が得票率で首位となったものの、日本株への直接的な売り材料とはなりませんでした。
東京市場の動き
日銀が発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)で、大企業製造業の業況判断指数(DI)が改善したことが、投資家心理を上向かせました。
長期金利の上昇を背景に、運用収益の改善を見込んで保険株の上昇が目立っています。
為替市場の動向
円安基調が続き、輸出企業の採算改善期待が強まりました。これが日本株の買いを後押しする要因となっています。
個別銘柄の動き
川崎汽やメルカリが上昇、オークマや横河電も買われました。一方、レーザーテクやレゾナックが売られ、テルモや日産化も下げました。
人気のテーマ
テーマ | 説明 |
---|---|
円安の影響 | 円安基調が輸出企業の採算改善期待を高め、日本株の買いを後押し。 |
日銀の金融政策 | 長期金利の上昇を背景に、保険株の上昇が目立つ。 |
フランス選挙 | 国民連合(RN)が得票率で首位となるも、日本株への直接的な売り材料にはならず。 |
短観の改善 | 日銀の短観で大企業製造業のDIが改善、投資家心理を上向かせる。 |
利益確定売り | 日経平均が4万円に近づくと、利益確定売りが上値を抑える。 |
注目の銘柄(中小型株)
銘柄 | 説明 |
---|---|
ユナイテッドアローズ | 小売業界で堅調な売上成績を示し、特にオンライン販売が好調。 |
セレス | ビットバンクの業績向上により、最終利益予想が引き上げられ注目。 |
ブロードバンドタワー | データセンター事業での構造改革が成功し、黒字転換を果たす。 |
ACSL | 大型案件受注により成長が期待されるドローン関連企業。 |
中部飼料 | 年初来高値を更新し、業績見通しの改善が注目。 |
今日の主要経済ニュース
2024年7月1日に発表される主な経済指標をまとめました。
経済指標 | 国 | 時間 (GMT) | 前回の値 | 予測値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
消費者物価指数(CPI) (6月) | 日本 | 23:30 | 2.5% | 2.7% | |
建設支出 (5月) | 米国 | 14:00 | 0.3% | 0.4% | |
ISM製造業指数 (6月) | 米国 | 14:00 | 47.1 | 48.0 | |
失業率 (6月) | ドイツ | 07:55 | 5.6% | 5.5% | |
製造業PMI (6月) | 中国 | 01:00 | 49.5 | 50.0 |
以下のサイトからも、今日発表される経済市況を確認することができますよ。
東京株式市場 前引けまとめ
東京株式市場は続伸し、円安基調と日銀の短観改善が買いを後押ししましたが、日経平均が4万円に近づくと利益確定売りが上値を抑える展開となりました。投資家は引き続き為替動向と日銀の金融政策に注目しています。