日経平均は一時1500円超安。NY株の急落が重荷

2024年9月4日 2024年9月4日 6分4秒

佐藤真理子

忙しい方でもサクッと理解できるように9月4日のマーケット情報を簡潔にまとめました。

2024年9月4日の東京株式市場では、日経平均株価が大幅に続落し、一時的に前日終値から1500円を超える下げ幅となり、3万7000円台にまで下落しました。

米国市場の急落が東京市場にも影響を与え、リスク回避の売りが広がっています。

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東京株式市場の状況（2024年9月4日）

日経平均株価は前日終値から1500円を超える下落を記録し、一時3万7000円台にまで下がりました。

米株式市場での急激な下げが東京市場に波及し、広範囲にわたる売り圧力が強まりました。とくに米国市場でのハイテク株の大幅安が影響を及ぼし、半導体関連株や輸出関連株が大きく売られています。

米国市場の影響

3日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均が前週末比626ドル（1.50%）安の4万0936ドルと、8月5日以来の大幅な下げを記録しました。

また、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も3.3%の下落を示しました。この動きを受けて日本市場でも売りが先行しています。

東京市場の動き

東京市場では日経平均採用銘柄の9割以上が下落し、全面安の状況となりました。

特に、米国市場でエヌビディアや米ブロードコムなどの半導体株が大幅に売られた影響で、日本市場でもルネサスエレクトロニクスやアドバンテストが一時9%安まで売られ、東京エレクトロンも下落しました。

これが日経平均の大幅な下げにつながりました。

為替市場の動向

外国為替市場では円相場が1ドル=144円台に上昇し、円高・ドル安の流れが進んでいます。この円高進行が輸出関連株の売り要因となり、日立製作所やファナックなどの株価が下落しています。

個別銘柄の動き

下落銘柄: ルネサスエレクトロニクス、アドバンテスト、東京エレクトロン、日立製作所、ファナック
コメント: GCIアセット・マネジメントの池田隆政シニア・ポートフォリオ・マネジャーは、「世界の株価が早く戻った分、ポジション調整の売りが出やすくなっている」と述べています。

テーマ	銘柄数	上昇率	下落率
半導体関連	5	0.0%	-8.5%
輸出関連	4	+0.3%	-3.2%
ハイテク株	6	-2.5%	-4.8%
自動車	3	-0.1%	-2.0%
銀行株	2	+0.5%	-1.0%

注目の銘柄

銘柄	業種	上昇率
ルネサスエレクトロニクス	半導体	-9.0%
アドバンテスト	半導体	-8.8%
東京エレクトロン	半導体	-7.5%
日立製作所	電気機器	-5.2%
ファナック	機械	-4.3%

今日の主要経済ニュース

以下は、2024年9月4日に発表される予定の日本および世界の経済指標をまとめました。

地域/国	指標名	内容	発表予定日
日本	一致指数 (7月)	日本経済の現在の状態を示す指数が発表されます。	2024年9月4日
日本	先行指数 (7月)	将来の経済活動の見通しを示す指数が発表されます。	2024年9月4日
アメリカ	貿易収支 (7月)	米国の7月の貿易収支データが発表されます。	2024年9月4日
アメリカ	製造業受注 (7月)	米国の7月の製造業新規受注データが発表されます。	2024年9月4日
アメリカ	耐久財受注 (7月) 改定値	米国の7月の耐久財受注の改定値が発表されます。	2024年9月4日
カナダ	商品貿易収支 (7月)	カナダの7月の貿易収支データが発表されます。	2024年9月4日
ユーロ圏	雇用レポート (7月)	ユーロ圏の最新の雇用状況が発表されます。	2024年9月4日

佐藤真理子

以下のサイトからも、今日発表される経済市況を確認することができますよ。

東京株式市場まとめ

日経平均株価は米国市場の大幅な下落を受けて急落しました。

特に半導体関連や輸出株が大きな売り圧力にさらされています。今後の米国市場の動向や為替の変動に注目が集まります。