目次
忙しい方でもサクッと理解できるように1月15日のマーケット情報を簡潔にまとめました。
15日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発して始まりましたが、その後は利益確定売りが優勢となり、上昇幅を縮小しました。
朝方は自律反発狙いの買いが先行し、上げ幅が一時300円を超える場面も見られましたが、午前中ごろには小幅安となる動きを見せています。
東京株式市場の状況(2025年1月15日)
日経平均株価は前日の大幅下落を受けた自律反発狙いの買いでスタートしました。
始値は前日比247円31銭高の3万8721円61銭で、上げ幅は一時300円を超えましたが、その後は利益確定売りが入り、午前10時時点で前日終値をわずかに下回る水準となっています。
業種別動向
業種別では銀行株や保険株が買われる一方、半導体関連株や重工業株が売られる展開です。
今月23~24日に予定されている日銀の金融政策決定会合での利上げ観測を背景に、銀行株や保険株には引き続き買いが集まっているようです。
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆1586億円、売買高は5億2220万株となっています。
東証株価指数(TOPIX)
TOPIXも反発して始まりましたが、その後は利益確定売りに押されて上昇幅を縮小しています。
米国市場の影響
前日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が上昇しました。
一方、米長期金利が高止まりしていることやトランプ次期大統領の政策への警戒感が続いており、これが東京市場でも一部銘柄の上値を抑える要因となっています。
東京市場の動き
外国為替市場では円安基調が続いており、自動車や輸送用機器などの輸出関連株には引き続き買いが入っています。一方、半導体関連株や重工業株は売りが優勢となっています。
個別銘柄の動き
- 上昇銘柄: みずほFG、第一生命HD、キーエンス、任天堂、ファナック
- 下落銘柄: アドテスト、レーザーテク、三菱重
人気のテーマ
テーマ | 内容 |
---|---|
利上げ観測 | 日銀の金融政策決定会合への警戒 |
円安基調 | 輸出関連株の支え |
自律反発 | 前日までの大幅下落からの反動狙い |
金融株の上昇 | 銀行株や保険株が堅調 |
地政学リスク | 韓国大統領拘束報道が影響 |
注目の銘柄
銘柄名 | 特徴 |
---|---|
みずほFG | 利上げ観測で金融株が買われる |
第一生命HD | 保険株としての堅調な動き |
アドテスト | 半導体関連の規制懸念で引き続き下落 |
ファナック | 自律反発狙いの買いが集まる |
任天堂 | 利益確定売りにも関わらず堅調 |
今日の主要経済ニュース
発表時刻(日本時間) | 経済指標 | 内容 |
---|---|---|
12:30 | 日本11月機械受注(確報値) | 市場予想: 前月比+0.5% |
22:30 | 米1月ニューヨーク連銀製造業指数 | 市場予想: -10.5 |
23:00 | 米12月NAHB住宅市場指数 | 市場予想: 56 |
まとめ
15日午前の東京株式市場では、日経平均株価が一時300円高となる場面がありましたが、その後は利益確定売りが優勢となり、上げ幅を縮小しています。
銀行株や保険株の上昇が相場を支えていますが、半導体関連株や重工業株の下落が目立っています。
今後の動きに注目です。