目次
忙しい方でもサクッと理解できるように1月17日のマーケット情報を簡潔にまとめました。
17日の東京株式市場で日経平均株価は反落で始まりました。
前日の米株式市場で主要3指数が揃って下落した流れを引き継ぎ、円高進行も影響して主力の輸出関連株を中心に幅広い銘柄で売りが先行しました。
日経平均は下げ幅を一時400円超に拡大しましたが、値ごろ感を意識した買いもあり、下げ渋る場面も見られます。
東京株式市場の状況(2025年1月17日)
日経平均株価は反落して始まり、始値は前日比118円50銭安の3万8454円10銭。
寄り付き後は次第に下げ幅を広げ、一時400円超の下げとなり、3万8200円前後で推移しています。米株安に加え、円高・ドル安進行により輸出関連株が売られる展開となっています。
今日の動きとしては、とくに円高・ドル安の動きに気になるところです。
米国市場の影響
16日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が前日比68ドル(0.15%)安の4万3153ドルで終えました。
過去3営業日で1200ドル以上上昇していた反動により短期的な過熱感が意識され反落。その中でもアップルが中国での販売苦戦報道を受けて4%安となり指数を押し下げました。これに関連して、村田製作所などの電子部品株も売られています。
東京市場の動き
東京市場では円高が進行し、輸出関連株に売りが出ています。トヨタやソフトバンクグループ(SBG)、リクルートが軟調。一方で、資生堂やオムロンなど内需関連株は底堅い動きを見せています。
為替市場の動向
17日の東京外国為替市場では、円相場が1ドル=154円台と、約1カ月ぶりの円高水準を付けました。米長期金利の低下や日銀の追加利上げ観測が円高の背景にあり、輸出関連株には逆風となっています。
154円台はひさしぶりです。
個別銘柄の動き
銘柄 | 動き | コメント |
---|---|---|
任天堂 | 下落 | 円高の影響とアップル報道の波及 |
ソフトバンクG | 下落 | 米株安を受け売り先行 |
資生堂 | 上昇 | 内需関連株として買いが入る |
オムロン | 上昇 | 国内需要に支えられる |
アドテスト | 下落 | 半導体関連株として売り優勢 |
個人的にはオムロンが気になります。どこかのタイミングで企業分析も行いたいです。
今日の主要経済ニュース
発表時刻(日本時間) | 指標名 | 国 | 予想値 | 前回値 |
---|---|---|---|---|
9:30 | 中国・GDP成長率 | 中国 | 4.0% | 3.9% |
12:00 | 日本・貿易収支 | 日本 | -1.5兆円 | -1.7兆円 |
22:30 | 米・住宅着工件数 | アメリカ | 137万件 | 134万件 |
まとめ
17日の東京株式市場は、米株安と円高の影響を受け、日経平均が反落しています。主要移動平均線を下回る動きが続く中、為替動向や地政学リスクが市場心理を左右しています。
前場含め、後場、引き続き動向を追っていきたいと思います。