東証10時 日経平均は方向感乏しく トランプ氏演説待ち

2025年3月5日、東京株式市場では日経平均株価が前日終値を挟んで一進一退の動きとなっています。

本日午前11時に予定されているトランプ米大統領の施政方針演説を控え、市場には様子見ムードが広がり、方向感の乏しい展開となっています。

一方、米関税政策に関連する報道が相次いでおり、短期筋の売買が活発化する場面も見られます。

この記事では東京市場の動向、米国市場の影響、注目の個別銘柄について解説します。

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東京株式市場の状況（2025年3月5日）

5日前場中ごろの東京株式市場では日経平均株価が前日終値（3万7331円）を挟んで一進一退の推移が続いています。

トランプ米大統領の施政方針演説を控え、市場には慎重なムードが漂っています。

10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆4403億円、売買高は5億7949万株となっています。

米国市場の影響

トランプ米政権は関税政策を巡り、カナダやメキシコに対する軽減措置を発表する可能性があると報じられました。

このニュースを受けて、短期筋の買いが入り、ダウ工業株30種平均の先物が上昇する場面がありました。

東京市場でも一時的に日経平均が200円超上昇しましたが、その後は方向感の定まらない展開が続いています。

東京市場の動き

本日の日経平均は前日比14円56銭高の3万7345円74銭で始まりました。その後は上げ幅を100円超に広げる場面もありましたが、上値は重く、再び下げに転じる展開となっています。

外国為替市場ではリスクオフの動きが一服し、円相場は1ドル=149円台と前日の高値からはやや下落しています。これを受けて、輸出関連株の買いが目立っています。

為替市場の動向

トランプ大統領の通貨安批判や関税政策を巡る不透明感がある中、円相場は一時149円台を維持しています。輸出企業の業績に与える影響が注視される状況です。

個別銘柄の動き

• 上昇銘柄：
  • ソフトバンクグループ（SBG）
  • アドバンテスト（アドテスト）
  • トヨタ自動車（7203）
  • ファーストリテイリング（ファストリ）
  • NTTデータ

• 下落銘柄：
  • コナミグループ（コナミG）
  • リクルートホールディングス
  • 東京エレクトロン（東エレク）
  • ファナック
  • テルモ

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まとめ

本日、東京株式市場では日経平均が方向感を欠く展開となっており、トランプ米大統領の施政方針演説や米関税政策の影響が注目されています。

短期筋の売買が活発化する一方で、円高の影響も見られ、輸出関連株には強弱感が交錯しています。今後の市場動向を占う上で、トランプ大統領の演説内容や中国全人代の動向が重要なポイントとなりそうです。

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