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『内田博史って本当に信頼できるトレーダーなの?』『CMBトレード塾と関係は?』『経歴や実績は本物?』など、投資やトレードの世界で名前を耳にする内田博史さんについて、様々な疑問や関心を持つ方も多いでしょう。
今回は、内田博史さんの経歴、実績、評判、そして投資手法に至るまで中立的な立場から徹底的に検証しました。
結論を先にお伝えすると
内田博史さんは投資歴25年以上の実績を持つトレーダーです。
かつては『CMBトレード塾という学校の講師』を務めていましたが、現在は個人のトレーダーとして、メンタル面や精神論を重視したアプローチが特徴の投資に関する情報をブログやSNSを通して発信する人気の投資系インフルエンサーです。
しかし、発信している内容はとても素晴らしいのですが、具体的な投資実績や成功例の公開が少なく、評価には賛否両論があることから、そう言ったことが気になったり、不安に思う方は、内田さんの情報を簡単に鵜呑みにするのではなく、慎重に吟味し、納得した上で活用するか判断することをおすすめします。
さらに詳しく内田博史さんのことを知りたいという方は読み進めてください。
内田博史とは?基本プロフィールと主な活動
それでは内田博史さんとはどんな方なのか、まずはプロフィールから見ていくことにしましょう。
生年月日・出身地
生年月日 | 1972年5月23日 |
出身地 | 千葉県 |
年齢 | 52歳(2025年4月現在) |
現在の活動内容と肩書き
内田博史さんは現在、以下のような肩書きを持ち、様々な活動を行っています。
肩書き | トレーダー、投資家 連続起業家 ブロガー(『内田博史のろくでなし日記』運営) YouTuber(『内田博史:金持ちの習慣ちゃんねる』運営) |
SNS | X(@HIROSH_UCHIDA)での投資・メンタル・自己啓発の情報発信。 |
著書 | 運とコネのつかみ方 |
2025年3月に常々発信している内容をまとめた書籍『運のコネのつかみ方』を出版。新たなファン層を広げていると言った感じです。
内田博史の経歴・学歴
内田博史さんの最終学歴は高校中退。
その後に鉄筋屋に就職し、その後貸金業を経て1997年頃から株式投資を開始。
最初の6年間は全く勝てず、ITバブル崩壊時には大きな損失を出したものの、その後トレード技術を磨き、2003年頃からCMBトレード塾で講師として活動。
現在はCMBトレード塾を退職し、独自のブログやSNSを通じて情報発信を行っています。
内田博史さんがCMBトレード塾を退職した具体的な理由に関する情報は見当たりませんでした。結果的には現在の活動の方が内田さん合っているように、私は感じます。
内田博史の過去から現在に至るまで
もう少し内田博史さんの過去を深掘りして見てみると、壮絶とまでは言いませんが、いろいろと苦労されたエピソードがあることがわかりました。
幼少期と教育背景
内田博史さんの幼少期と教育背景は、自身の自己紹介動画によると次のような経験をしています。
- 生後6ヶ月で母親を交通事故で亡くし、父親の再婚相手(義母)に育てられる
- 4歳の時に父親が入院し、親戚を転々とする生活を経験
- 地域で偏差値の低い高校に入学するも1週間ほどで退学
- 高校中退後は鉄筋屋に就職し社会人生活をスタート
この恵まれない環境から、独自の道を切り開いてきた経験が現在の考え方の基盤になっていると語っています。
金融業からトレーダーへの転身
内田博史さんの職業人生は次のような変遷をたどっていることがわかりました。
- 16歳:建築業の鉄筋屋に就職し、同僚に小規模な貸付を始める
- 1995年頃:貸金業者の免許を取得し消費者金融事業を開始
- 1998年頃:消費者金融事業を部下に譲り、新事業に挑戦するも失敗
- 1997年頃:株式投資を開始
- 2000年頃:ITバブル崩壊により大きな損失を経験(約3億円の損失と自己申告)
- 2001年:ウォーレン・バフェットの著書をきっかけに投資を再開
- 2002年:ファンダメンタルズ投資からトレードに転向
- 2004年頃:トレードで安定して利益を上げられるようになったと自己申告
肉体労働者から貸金業者という異業種を経て、株式投資・FXトレードの世界に入ったのは意外でした。
CMBトレード塾での講師活動
内田博史氏とCMBトレード塾の関係は以下の通りです。
- 2005年頃:友人と共にオンライントレードスクールを立ち上げ
- CMBトレード塾のメイン講師として『Reversal & Selling Strategy (RSS)』や『The Trend Master (TTM)』などの投資プログラムを担当
- その後、CMBトレード塾を退塾(理由は公開されていない)
- 退塾後も独自のブログやSNSでトレード情報を発信
トレード塾の設立からメイン講師としての活動まで、内田さんが担っていた役割は大きかったようです。
退塾の理由が明らかにされていない点はやや気になるものの、その後も個人で発信を続けている姿勢には継続力を感じます。
組織を離れた後の発信こそが、本来の価値観や信念を映し出しているのかもしれません。
内田博史の投資手法と特徴
スウィングトレードを中心とした手法
内田博史氏さんが実践している投資手法はスウィングトレードが中心です。特徴をまとめました。
- スウィングトレードを中心としたトレードスタイル(3日〜2週間程度の保有期間)
- FXや株式投資を主な投資対象としている
- CMBトレード塾時代は『Reversal & Selling Strategy (RSS)』(転換と下げ相場戦略)や『The Trend Master (TTM)』(スイングトレード売買ルール)といったプログラムを教えていた
スウィングトレードは初心者にも比較的取り組みやすい手法ですが、感情に流されない冷静さと継続的なルール遵守が必要です。
内田氏の教えには、その『トレードは習慣と自己規律の積み重ねである』という哲学が色濃く反映されていると感じます。
実績よりも『続ける力』を重視する姿勢は、トレードだけでなく人生全体にも通じる考え方かもしれません。
メンタル面・精神論を重視したアプローチ
内田博史さんのアプローチの最大の特徴は、具体的な手法よりもメンタル面や精神論に重点を置いていることです。
- トレードにおける感情コントロールの重要性を強調
- 「悩むことにエネルギーを使うのが敗因」などのメンタル面のアドバイスが中心
- 自己規律やルールを守ることの重要性を説く
- 継続することの大切さや習慣の力を重視する
投資の世界では、知識や手法よりも「感情のコントロール」が勝敗を分けるとよく言われます。
内田さんのメンタル重視のスタイルは、再現性や汎用性という面では評価が分かれるかもしれませんが、「相場に振り回されない自分をつくる」ことの大切さを思い出させてくれます。
数字だけで語れない心の技術こそ、長く生き残るための土台になるのかもしれません。
リスク管理と資金管理の考え方
内田博史さんが提唱するリスク管理と資金管理の考え方
- 『本命口座』と『デタラメ口座』を分ける手法で自己規律を強化
- 取れるところだけを取り、簡単なところだけを狙う戦略
- 潮目が変わったら即座にポジションを解消する柔軟性
- ルールに従った取引の重要性を強調
『本命』と『デタラメ』に口座を分けるという発想はユニークですが、感情と戦う個人投資家にとっては実用的なアイデアかもしれません。
大きく勝つよりも『まず負けないこと』を重視し、相場との距離感を保つ姿勢には学ぶべき点があります。
柔軟さと規律をどう両立するか。それは、すべての投資家に共通する課題だと感じます。
投資哲学と市場観
内田博史氏の投資哲学と市場観には以下のような特徴があります。
- チャートの動きを素直に見ること、『強いか弱いか』の単純な見方を重視
- ニュースや政治よりもチャートで判断することの重要性を説く
- 思考をシンプルにして、複雑に考えすぎないことを推奨
- 成功するためには『続けること』が最も重要と強調
シンプルに考え、チャートの動きに従うという姿勢は、一見すると当たり前のようでいて実践が難しいものです。
情報過多の時代にあって、『強いか弱いか』という視点で相場を見る潔さは、ある意味で職人的な直観を感じさせます。
成功の秘訣を『続けること』と語るあたりにも、派手さよりも地道な努力を大事にする内田さんの価値観がにじんでいます。
ネット上での内田博史の評判・口コミ
肯定的な評価と支持する声
内田博史氏に対する肯定的な評価には以下のようなものがあります。
- 「15年以上の投資経験に裏打ちされた指導には安心感がある」
- 「ファンダメンタル分析の知識とトレーダーとしての実績を併せ持つ講師として評価が高い」
- 「個性は強いが、ファンも多い人物」
- 「メンタル面や心構えについてのアドバイスが役立つ」
長年の経験に基づいたアドバイスや、メンタル面を重視する姿勢は、特にトレードで行き詰まりを感じている人にとって心強く映るのかもしれません。
口調やキャラクターに癖はあるものの、そこに惹かれる人が一定数いるのも事実です。『経験者だからこそ言えること』に耳を傾けたい、という読者にとっては貴重な存在と言えるでしょう。
批判的な意見と懸念点
一方で、批判的な意見や懸念点も存在します。
- 「具体的な投資手法や戦略についての情報が限られている」
- 「詳細な実績や成功例の公開が少ない」
- 「精神論に重きを置きすぎている」という指摘
- 「実際のトレード技術よりも感情面での指導が中心で、実践に役立つのか疑問」
内田さんの発信は、精神論や人生哲学に寄った内容が多いため、『具体的な売買ルールが知りたい』と考える読者には物足りなく感じられるのも無理はありません。
実績の裏づけが少ない点に不安を覚える声もありますが、それが『共感』や『自己改善』を重視したスタンスゆえであるなら、批判と共感のどちらも生まれるのは自然なこととも言えます。
受け取る側の目的によって、評価が分かれるタイプの発信者です。
CMBトレード塾時代の評判
CMBトレード塾での活動時代の評判についても様々な声があります。
- 「講師としての教え方が分かりやすい」という声
- 「ファンダメンタル分析とテクニカル分析を融合させた指導が参考になる」という意見
- 一方で「初心者に空売りばかりやらせる」といった批判的な意見も
- CMBトレード塾自体への評価と混同されている部分もある
塾講師としての内田さんには、実践的な視点を持つ教え方への評価もあれば、投資対象や手法の偏りへの疑問も見受けられます。
特にCMBトレード塾時代の評判は、本人の指導内容と塾そのものへの印象が混在しやすく、どこまでが内田さんの影響なのかを見極めるのが難しい部分もあります。
評価の揺れは、それだけ印象に残る存在だったことの裏返しとも言えるかもしれません。
退塾後の活動に対する評価
CMBトレード塾退塾後の活動に対する評価も賛否両論です。
- ブログやSNSでの情報発信は「個性的で読みやすい」という声がある
- 一方で「具体的な投資アドバイスよりも精神論が多い」という指摘も
- 「天国言葉」「金持ちの習慣」など独自の概念を提唱し、支持を集めている
- 公開情報だけでは実績や手法の詳細が分かりにくいという声も
個人での発信は、自由度が高い分、その人の価値観やスタンスがより色濃く反映されます。
内田さんの発信も、投資そのものより「生き方」や「思考法」に軸を置いた内容が多く、人によっては共感を呼ぶ一方で、実践的な情報を求める読者には物足りなさを感じさせるかもしれません。
思想や哲学を重視するタイプの投資家にとっては、むしろ興味深い存在と言えるでしょう。
内田博史が運営するメディアと、その内容
「内田博史のろくでなし日記」ブログの特徴
内田博史氏が運営するブログ「内田博史のろくでなし日記」の特徴はこちらです。
- 「株で億万長者になりたいなら、このサイト「トレード日記 内田博史のろくでなし日記」で勉強しろ!!」というキャッチコピー
- 独特の口調やユーモアを交えた文体で、個性的な表現が多い
- トレードの技術的な側面よりも、メンタル面や考え方に関する内容が中心
- 読者に対して強い口調で語りかけるスタイルで、「おまいら」などの独特の言い回しを使用
独特の言い回しや強い語り口は好みが分かれるものの、それゆえに記憶に残りやすいのも事実です。
ブログの内容は投資ノウハウというより、思考法や人生観に重きを置いた構成で、『読み物』として楽しめる側面が強い印象を受けます。
真剣な投資指南というよりも、内田流の世界観に触れるコンテンツとして位置づけると、より納得しやすいかもしれません。
X(旧Twitter)での情報発信
内田博史さんの内田博史のXアカウントで発信している内容の特徴はこちらです。
- フォロワー数は6,500人以上(2025年4月時点)
- プロフィールに「「トレード、潜在意識、脳科学」を発信。連続起業家、投資家」と記載
- トレードでの失敗パターンやメンタル面でのアドバイスが中心
- 「トレードで勝つために重要なのは『あらかじめ決めたことしかしない』」など、規律を重視した投稿
Xでの投稿は、短文ながら内田さんの投資観やメンタル論が凝縮されており、フォロワーとの距離も比較的近い印象を受けます。
投資の規律や習慣の大切さを繰り返し説くスタイルは、日々のモチベーション維持にも一役買っているように感じられます。
数字よりも「心の整え方」を学びたい読者にとって、タイムラインはちょっとした習慣化の教材になるかもしれません。
YouTube「金持ちの習慣ちゃんねる」の内容
「内田博史:金持ちの習慣ちゃんねる」の内容と特徴はこちらです。
- 経済や金融市場の動向に関する時事ネタ
- 投資哲学や考え方、メンタル面のアドバイス
- 「ベビーステップ」や「習慣化」など成功哲学に関する内容
- 自身の生い立ちや経験談を語る動画も配信
このチャンネルは、いわゆる「投資テクニックの解説動画」とは一線を画し、内田氏自身の価値観や人生経験をベースにした“思考法の提案”に重きを置いています。
経済ネタに触れつつも、焦点は「どう生きるか」「どう習慣をつくるか」といった自己成長にあり、自己啓発と投資哲学の中間的な立ち位置にあると感じます。
肩の力を抜いて、考え方のヒントをもらいたいときにちょうどいいコンテンツです。
メルマガ・有料コンテンツの提供
内田博史氏が提供するメルマガやその他の有料コンテンツをまとめてみました。
- メルマガでは「90日でおまいの人生が変わる」と紹介
- かつては「Reversal & Selling Strategy (RSS)」「The Trend Master (TTM)」などのDVD教材を販売
- 現在は「内田歴史経済研究所」というコミュニティを運営し、金持ちの考え方や習慣について教えている
- 有料コンテンツでは「トレードとマーケティングの話が多い」と自己紹介
コンテンツの傾向としては、トレード技術の深掘りというよりも「考え方」「稼ぎ方」「生き方」といったテーマが中心です。
特に現在は「金持ちの習慣」「潜在意識」など、投資を軸にしたセルフマネジメントやマインドセットの領域が色濃く、マーケティング思考とも結びついています。
テクニカル分析を学びたい人にはやや抽象的かもしれませんが、「人生を変える習慣づくり」を目的とする読者にはフィットする部分もあるでしょう。
内田博史は何者?評判まとめ
実績と経験
-
投資歴25年以上と長く、複数の相場局面を経験
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トレーダーとしての詳細実績は非公開で、第三者による検証は困難
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起業経験があり、多角的な視点を持つ可能性あり
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ITバブル崩壊からの復活経験には教訓的価値あり
情報の透明性
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トレード成績や資金規模などの明示が少なく、透明性は限定的
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経験に基づいた精神論や考え方の発信が中心
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発信内容に一貫性はあるが、汎用性には疑問も
指導内容の有用性
-
メンタル面や自己規律に関する助言は初心者にも有益
-
独自の「本命口座/デタラメ口座」など実用的な工夫もあり
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技術的な細部より「継続する力」や「考え方の軸」を重視
初心者が参考にする際の注意点
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精神論と実践技術のバランスを見極めることが大切
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他の投資教材や情報源と組み合わせて学ぶのが望ましい
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個性的な表現や語り口に惑わされず、本質に注目する姿勢が重要
内田博史さんは、豊富な経験と独特の視点を持つトレーダーであり、特にメンタルや習慣づくりといった心の在り方を重視する点において、多くの読者にヒントを与えてくれる存在です。
一方で、トレード手法の具体性や実績公開に乏しい点には注意が必要です。信頼できるかどうかは、以下のような基準で考えるのが妥当でしょう。
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発信内容が自分の投資スタイルや考え方と合っているか
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メンタル・習慣といった抽象度の高いテーマをどう活かすか
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実践的な情報は別ソースで補完できるか
投資の世界に絶対的な答えがないように、人物評価も一概には決めきれません。だからこそ、自分の目的や状況に照らし合わせて「何を受け取り、何を保留にするか」を主体的に判断することが重要です。