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日経平均がついに3万4000円台を回復。前日に発動されたばかりの『相互関税』の一部が、わずか1日で一時停止に。
トランプ米大統領の発言が市場の空気を一変させ、米ダウ平均は過去最大の上げ幅となる2962ドル高を記録しました。
この流れを引き継ぎ、10日の東京市場も大幅反発スタート。日経平均は一時2600円超上昇し、主力株を中心に買いが広がりました。
マーケットの裏側で何が起きていたのか?投資初心者にもわかりやすく、最新の市況と注目ポイントを丁寧に解説します。
東京株式市場の状況(2025年4月10日)
10日の東京株式市場は大反発で始まりました。日約平均株価は前日比583円18銘高の3万321円21銘で始まり、その後は上げ幅を2600円超まで広げる場面もありました。
米国市場の影響
9日の米国株市場ではダウ工業株30種平均が前日比2962ドル高と、過去最大の上げ幅を記録しました。
トランプ米大統領は、発動したばかりの相互関税の上乗分について、日本を含む一部の国々に対して、90日間の一時停止を許可すると発表。
これを反映し、米株は急震。日約平均も自律反発を強めています。
東京市場の動き
日本株は半導体や自動車を中心に、主力株はほぼ全面高の広い上げとなっています。東エレク、アドテスト、ディスコなど半導体関連株は10%超の上昇率を記録。トヨタやホンダなど自動車株も大広く上昇しています。
為替市場の動向
10日朝の東京株式市場では、1ドル=147円台・ドル高が進行。輸出関連株の広範囲な物色高を支える要因となっています。
個別銘柄の動き
上昇銘柄 | 下落銘柄 |
---|---|
東エレク | サイゼリヤ |
アドテスト | 花王 |
ディスコ | ニトリHD |
トヨタ | |
ソニーG |
人気のテーマ(2025年4月10日)
テーマ | 関連銘柄 |
---|---|
半導体 | 東エレク、アドテスト |
自動車 | トヨタ、ホンダ |
通信 | ソニーG、KDDI |
自社株買い | セブン&アイ |
ストップ高 | 日製鋼、リクルート |
注目の銘柄(2025年4月10日)
銘柄名 | 注目理由 |
---|---|
東エレク | 半導体関連の中心、直近の上昇継続 |
ソニーG | 調整なく続伸 |
セブン&アイ | 6000億円の自社株買い発表で急伸 |
トヨタ | 円安メリットが株価押し上げ |
リクルート | テーマ株物色の流れ継続 |
今日の主要経済ニュース(2025年4月10日)
時間(日本) | 内容 | 対象国・地域 |
---|---|---|
08:50 | 月次経済統計 | 日本 |
21:30 | 新規住宅着工件数 | 米国 |
27:00 | FOMC議事録公表 | 米国 |
まとめ
米株の歴代急震を反映して、10日の日約平均株価は大反発。関税演義の一時停止が市場心理を安心させました。半導体や自動車など主力株が前面高。また円安の動きも株価を支える背景となりました。