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2025年4月15日の東京株式市場は続伸し、日経平均株価は前日比400円超の上昇となりました。米政権による自動車支援検討の報道を受け、トヨタやホンダを中心とした自動車株が大幅高となり、相場全体を押し上げました。
東京株式市場の状況(2025年4月15日)
日経平均株価は前日比366円65銭高の3万4349円01銭で始まり、その後も上げ幅を拡大。10時時点では3万4300円台後半まで上昇しました。トランプ米大統領が自動車メーカーへの支援策を検討していると表明し、投資家心理が大きく改善しました。
米国市場の影響
14日の米株式市場では、ダウ平均をはじめ主要3指数が揃って上昇。特にアップルなどのハイテク株が買われ、半導体関連も堅調でした。トランプ政権が相互関税の一部対象除外を発表したことが安心材料となりました。
東京市場の動き
東京市場では、トヨタとホンダが5%を超える上昇で始まり、部品メーカーのデンソーなども高く、輸送用機器セクターが業種別で首位の上昇率となっています。
また、ファストリ、リクルート、HOYA、ソニーGなど主力株も軒並み上昇。一方で、アドテストや東宝、セブン&アイなどが下落しました。
為替市場の動向
東京外国為替市場では、円相場が1ドル=147円前後で安定。円安傾向が輸出関連株の追い風となっています。
個別銘柄の動き
上昇:トヨタ(+5%以上)、ホンダ、マツダ、デンソー、ファストリ、HOYA、ソニーG
下落:アドテスト、東宝、セブン&アイ、TDK、ディスコ、資生堂
人気のテーマ
自動車支援関連:トヨタ、ホンダ、デンソー
半導体回復:東エレク、HOYA
内需回復:リクルート、ソニーG
円安メリット株:ファストリ、マツダ
注目の銘柄
トヨタ:5%超の急伸、自動車支援策報道で注目集まる
ホンダ:トヨタとともに業種全体をけん引
デンソー:部品株も連れ高
HOYA:半導体製造装置関連として堅調
東宝:利益確定の売りに押され下落
今日の主要経済ニュース
時間(日本) | 内容 | 対象国・地域 |
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08:50 | 鉱工業生産(2月確報) | 日本 |
21:30 | 小売売上高(3月) | 米国 |
23:00 | 企業在庫(2月) | 米国 |
まとめ
15日の東京株式市場は、自動車業界への支援検討が材料視され、自動車関連株を中心に買いが広がりました。
米国市場の安心感も相まって、投資家心理は持ち直しています。ただし、米政権の関税政策の動向には引き続き注意が必要です。