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2025年4月16日の東京株式市場は、小幅安でのスタートとなりました。米エヌビディアの時間外取引での下落が半導体関連銘柄の売り要因となり、日経平均株価は一時200円を超える下げ幅を記録。一方で、自動車や小売関連には買いが入り、相場の下支えとなっています。
東京株式市場の状況(2025年4月16日)
日経平均株価は前日比17円安の3万4249円で寄り付き、その後は一時200円を超える下落で3万4080円近辺まで下げました。節目の3万4000円を意識した押し目買いも入り、相場は底堅く推移しました。
米国市場の影響
米エヌビディアは、AI半導体の中国向け製品が輸出規制の対象となった影響で費用計上を発表。時間外で同社株が下落し、ナスダック100先物も1%以上下落。これが東京市場の半導体関連銘柄に波及し、売りを誘発しました。
東京市場の動き
アドテストや東エレクが大きく下落し、半導体関連全体に売りが広がりました。一方、ホンダなど自動車株や、ニトリHD、良品計画、東宝といった内需株・小売株には買いが入りました。
TOPIXは小動きにとどまっています。
為替市場の動向
為替市場では円相場が比較的安定、142円~143円のレンジといったところ。
個別銘柄の動き
下落:アドテスト、東エレク、テルモ、SBG、信越化
上昇:ホンダ、ニトリHD、東宝、バンナムHD、リクルート、コナミG
人気のテーマ
- 半導体輸出規制:アドテスト、東エレク
- 小売・内需:ニトリHD、良品計画、東宝
- 自動車:ホンダ、トヨタ
- エンタメ・ゲーム:バンナムHD、コナミG
注目の銘柄
- アドテスト:エヌビディアの業績懸念を受けて急落
- ホンダ:自動車株の一角で堅調な値動き
- ニトリHD:内需株として強さを発揮
- 東宝:ディフェンシブ株として買いが集まる
- バンナムHD:エンタメ需要の底堅さに支えられ上昇
今日の主要経済ニュース
時間(日本) | 内容 | 対象国・地域 |
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08:50 | 貿易統計(3月) | 日本 |
21:30 | 住宅着工件数(3月) | 米国 |
23:00 | ベージュブック(米地区連銀経済報告) | 米国 |
まとめ
日経平均は小幅に下落して始まりましたが、自動車や小売株への買いが下支えとなっています。半導体関連は米エヌビディアの動向を受けて警戒感が広がる一方、相場全体としては下値に買い意欲も見られる展開となっています。