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2025年4月22日(火)の東京株式市場で、日経平均株価は続落して始まりました。
始値は前週末比168円78銭安の3万4111円14銭。その後は下げ幅を縮小する場面も見られましたが、午前10時時点では前日比100円安の3万4100円台後半で推移しています。
市場の背景
トランプ米大統領がFRBに対し再び利下げを要求したことで、米国の金融政策への信認が揺らぐとの懸念が広がり、前日の米株式市場が下落。
特にナスダック総合指数やエヌビディア株が大きく下げた影響で、東京市場でも半導体関連株への売りが先行しました。
中国ファーウェイによるAI半導体出荷の報道も、エヌビディアなどの競争環境に不安をもたらしています。
個別銘柄の動き
下落銘柄:東エレク、アドテスト、ソニーG、任天堂、信越化、リクルート、TDK
上昇銘柄:三菱商、KDDI、ディスコ、第一三共、セブン&アイ、豊田通商
市場の統計と動向
東証株価指数(TOPIX)は反発。
東証プライムの値上がり銘柄数は947、値下がりは623。
売買代金(10時時点):約9311億円
売買高:4億2051万株
1分まとめ
前日の米株安と円高進行を背景に、東京市場は売りが先行する展開となりました。
半導体株を中心に下押し圧力がかかっていますが、一方で商社株や内需関連株には買いが入り、相場全体としては底堅さも見られます。
関税政策などへの過度な反応が和らいでいることも、相場の下支え要因といえそうです。