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本日7月3日の東京株式市場は、日経平均株価が小幅に反発して始まりました。米ハイテク株の上昇を受けた買いが入りつつも、日米関税交渉の不透明感や円高圧力が重荷となり、方向感は定まりませんでした。
東京株式市場(2025年7月3日 9:09)
日経平均株価は前日終値比で34円27銭高の3万9,796円75銭で取引開始。明確な買い材料に乏しい中、反発は限定的でした。
この反発、一瞬の『ほっと一息』にも見えますね。
米国市場の影響
前日のニューヨーク市場ではナスダック総合が最高値更新、S&P500も高値圏。
エヌビディアなどのハイテク株に買いが集中し、東京にも好影響が波及しました。
東京市場の動き
寄り付きは小動きで、前場終盤も34円高前後で推移。
値がさ半導体株への買いは見られたものの、円高による圧迫で上値は重く、一進一退の展開が続いています。
為替市場の動向
前日夕方から円高が進み、3日の朝には143.49円台/ドルまで円高ドル安が進行。これが株式市場の上値を抑える材料となっています。
個別銘柄の動き
- 買われた銘柄:東エレク、アドテスト、ファストリ(ユニクロ)、日本製鉄、JFEなど。
- 売られた銘柄:ソフトバンクG、良品計画、ニトリHDなどが軟調推移。
今人気のマーケットテーマ
テーマ | 株価反応 | コメント |
---|---|---|
半導体 | 好調 | 米ナスダック高を背景に東京も堅調 |
円高 | 重荷 | 為替の円高進行が上値を抑制 |
関税交渉 | 不透明感 | 日米通商交渉の不安定さが株価に影響 |
注目株ピックアップ
銘柄 | 動き |
---|---|
東エレク | ハイテク相場の恩恵で買い優勢 |
アドテスト | 同上、値がさ反応目立つ |
日本製鉄・JFE | 内需+景気敏感業種に買い |
SBG・良品計画・ニトリ | 一部輸出関連・小売で調整売り継続 |
今日の主要経済ニュース
時期 | 指標・内容 | 市況への影響 |
---|---|---|
7/1 | 米ナスダック最高値 | 東京のハイテク系に波及 |
7/2 | 円高進行:143.49円台 | 輸出株に圧力 |
7/3 | 日米関税交渉の不透明感 | 輸出関連に売り圧力 |
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まとめ
本日は米ハイテク株の上昇を受けた買いで日経平均は小反発しましたが、円高や関税交渉の不透明感が重石となり、上値追いには至りませんでした。
4万円目前の攻防が続く中、為替・米中交渉の動向を注視しながら、下値メドとしてミッドバンド付近(3万9,500円台)を意識したい展開です。
『あと一歩!』でも、油断は禁物です。今の相場は細心の注意が求められます。