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17日の東京市場は、日経平均が171円安と反落スタート。欧米の半導体関連株安と円高進行が重なり、朝から慎重ムードが支配的でした。
東京株式市場の状況(2025年7月17日)
- 始値:39,492円02銭(前日比−171円38銭)
- 下げ幅:一時200円超安の場面も
- 取引の流れ:ASMLの慎重見通し発表で半導体株が売られ、一部円高も重荷に
朝から『これは調整だな』と感じさせる動きが広がりました。
米国市場の影響
AT&SMLを含む欧米半導体関連株は、ASMLが2026年の成長に慎重な見通しを発表した後、フィラデルフィア半導体指数(SOX)が0.39%安となりました 。東京市場でも東エレクやアドテストなどが売られ、日経平均の重しとなっています。
東京市場の動き
- 半導体株には売りが先行し、日経平均を押し下げ
- 円相場はドル円でやや強含み(1ドル=約147円台前半)となり、自動車株にも圧力
- ソニーGや任天堂などゲーム株、一部ディフェンシブ株には買いが見られました
失望の波が半導体株から広がっていて、朝の雰囲気が沈黙していますね
為替市場の動向
- 1ドル=146〜147円台で推移(円高傾向)
- トランプ政権のFRBパウエル解任打診報道や関税関連発言がドル圧迫
- ドル安・円高は輸出関連にとって重荷に
個別銘柄の動き
- 売られた銘柄:東エレク、TDK、京セラ、ファナック、ダイキンなど半導体・電子部品株
- 買われた銘柄:ソニーG、任天堂(ゲーム株)、第一三共、エムスリー(医薬品・医療系)
人気のテーマ
テーマ | 解説 |
---|---|
ASML失望 | 半導体関連株が朝の一番手で売られ |
円高傾向 | 輸出関連・自動車株に逆風 |
ゲーム株買い | ディフェンシブ銘柄に資金が回る |
FRB報道 | パウエル解任の噂が為替に影響 |
防衛的医薬品株 | 不安定相場に対する安全志向が優勢 |
注目の銘柄
銘柄 | 特徴 |
---|---|
東エレク | 半導体関連の代表格で売りが波及 |
ソニーG・任天堂 | 市場心理の安定先として買い戻し |
第一三共・エムスリー | 医薬品セクターで防衛的買い |
ダイキン | 景気敏感株として下落の流れに影響 |
アドテスト | ASML影響で大きく揺れるトップ銘柄 |
こういう日は、何に『逃げ』が入るかを見ておくのがポイントになりますね。
今日の主要経済ニュース
- 特になし(日本の重要経済指標発表はなし)
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まとめ
17日の相場はASMLの鈍い見通しと円高進行が重なり、半導体株主導で日経平均は大きく続落。ゲーム株や医薬品株への資金回帰も見られました。今後は海外企業の決算や為替、そして米中関係の進展が相場の流れを左右しそうです。