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21日の東京株式市場は、米ハイテク株安の余波と円高進行が重荷となり、日経平均株価は続落しました。相場は一進一退を繰り返し、ジャクソンホール会議を前に投資家の様子見ムードも広がっています。本日の動きを詳しく整理します。
日経平均の寄り付き 米株安を受け続落

21日午前9時、日経平均は 前日比105円29銭安の4万2783円26銭 で取引を開始しました。前日の米国市場では、ナスダック総合株価指数が続落。半導体株や巨大テック株に売りが出た流れを受け、東京市場でも主力の半導体関連株が売られています。
前場寄り付き 一進一退の展開
午前9時半ごろ、日経平均は前日の終値(4万2888円)を挟んで上下を繰り返し、一進一退の展開となりました。
- 米ハイテク株安:ナスダック続落、東エレクや半導体株が売られる
- 為替要因:1ドル=147円台前半と円高気味、トヨタなど輸出関連株に逆風
- 様子見姿勢:ジャクソンホール会議を控え、パウエルFRB議長の発言を見極めたい投資家が多い
一方で、フジクラやキヤノン、コナミGなどは買われ、全体相場の下支え役となりました。

米国イベント待ちで方向感が乏しく、短期的には値動きに振らされやすい局面ですね。
午前10時時点 先物主導で下げ幅拡大
10時過ぎには先物主導の売りが強まり、日経平均は 前日比270円安の4万2600円台前半 まで下げ幅を広げました。
市場では『急ピッチで上昇してきた反動売りが出ているが、押し目買い意欲も強く、下値は限定的』との声も聞かれます。
この時間の東証プライム市場の売買状況は以下の通りです。
- 売買代金:約1兆2842億円
- 売買高:約6億380万株
下落銘柄:ファストリ、リクルート、ファナック
上昇銘柄:三井金、旭化成、住友ファーマ

一時的な調整色が強いですが、買い意欲の底堅さも確認できます。
今日の為替動向
外国為替市場では、1ドル=147円台前半と前日夕に比べやや円高に振れています。ドル円の水準は輸出企業の業績予想にも影響するため、株価の重荷となっています。
今日のまとめ
- 日経平均は続落し、午前10時時点で4万2600円台
- 米ハイテク株安と円高進行が相場の重荷
- ジャクソンホール会議を前に様子見姿勢が強く、一進一退の展開
今後は米国イベントをきっかけに相場が大きく動く可能性があります。投資判断は短期の値動きに振らされすぎず、冷静に情報を整理することが大切ですね。





