【8月27日 前場まとめ】日経平均反発も失速　一進一退の展開に

27日の東京株式市場は、朝方こそ米株高を受けて反発で始まりましたが、その後は利益確定売りが広がり、一進一退の展開となっています。

エヌビディアの決算発表を控えて投資家は慎重姿勢を強め、相場は方向感を欠いています。

寄り付きの状況

日経平均株価は 前日比81円69銭高の4万2476円09銭 でスタート。

米株式市場で26日、ダウ平均とナスダックが反発。米経済指標が景気の底堅さを示したことが安心材料となりました。

東京市場ではアドテストやソフトバンクグループ（SBG）が上昇しましたが、早々に利益確定売りも目立ちました。

10時時点の動き

• 日経平均株価は 前日比40円安の4万2300円台半ば まで下落。
• 寄与度が大きいファストリが朝高後に反落し、日経平均を押し下げました。
• エヌビディアの決算発表を控え、持ち高整理の売りも散見されました。

市場関係者からは『25日移動平均（4万1900円前後）が強いサポートライン。ここを割らなければ基調は崩れにくい』との声も聞かれます。

新興市場の動き

• 東証グロース市場は全体として堅調。ニコンがストップ高水準まで買われました。
• 一方で、バンナムHDやコナミGなどのゲーム株は下落。テーマ株ごとに明暗が分かれています。

今日の主要経済ニュース

• 米経済指標が堅調 → FRBの利下げ観測は後退せず
• 今晩以降の焦点は米エヌビディア決算
• 為替は1ドル＝147円台前半、やや円高方向へ

まとめ

日経平均は米株高を背景に反発で始まりましたが、時間の経過とともに利益確定売りが優勢となり、10時時点では小幅安に転じました。

エヌビディア決算を控えた様子見姿勢も強く、相場は落ち着きを取り戻しつつあります。

投資家としては、短期的な下落に動揺せず、米半導体株動向と為替の行方を注視することが重要になりそうです。

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