【10月29日】日経平均は大幅反発 上げ幅700円超、アドテスト急伸で最高値を更新

目次

佐藤真理子
忙しい方のために10月29日のマーケット情報を1分で把握できるようにわかりやすくまとめました。

 

29日前場の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発し、前日比690円高の5万0900円前後まで上昇しました。

 

上げ幅は一時700円を超え、27日に付けた最高値(5万0512円)を上回っています。前日の米株高を受けてハイテク株を中心に買いが広がり、好決算を発表したアドバンテスト(アドテスト)が急伸して相場をけん引しています。

 

一方で、東証株価指数(TOPIX)は小幅に下落する場面もあり、プライム市場全体の8割近い銘柄が下落。ハイテクなど一部の主力株に買いが集中する一方、循環物色の動きはやや鈍く、上昇の勢いには偏りがみられます。

 

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世界経済ニュース

アメリカ市場

前日の米株式市場では主要3指数がそろって上昇し、いずれも最高値を更新。ダウ工業株30種平均は前日比312ドル(0.67%)高の4万7018ドルで取引を終えました。

 

米中首脳会談が30日に韓国で開催される見通しとなり、両国関係の改善期待が広がりました。特に、合成麻薬問題や技術移転制限を巡る協議進展が伝わり、米中対立の緩和観測がリスク選好を後押ししました。

 

また、米連邦準備理事会(FRB)が今月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに踏み切るとの見方が強まり、金融緩和期待が株価を支えました。

 

ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は前日比1.4%高と続伸。インテルやエヌビディアなど半導体関連が買われた流れが東京市場にも波及しています。

 

国内要因・市場の見方

国内では、アドテストが2026年3月期の連結純利益予想を前期比71%増の2750億円(従来予想2215億円)へ上方修正。

 

半導体検査装置の販売が北米・台湾向けに好調で、時間外取引から買いが集中した。大和証券の坪井裕豪チーフストラテジストは「半導体関連がけん引する一方、主力株以外は調整色が残る。買い一巡後は利益確定売りも出やすい」とコメントしています。

 

また、日経平均は今月に入って約5,500円(約12%)上昇し、節目の「5万円台」を維持。過熱感は指摘されるものの、「高市政権の経済政策への期待」と「米中対立緩和」の2つが市場の支えとなっています。

 

為替・金利の動向

東京外国為替市場では、円相場が1ドル=152円台前半で推移しています。

 

米長期金利が4.25%前後と高止まりしており、日米金利差拡大を背景にドル買いが続いている。円安はトヨタやソニーGなど輸出関連株の追い風となる一方、原材料価格の上昇を通じて内需株には重荷となりやすいです。

 

国内10年物国債利回りは0.86%前後で横ばい。日銀は大規模金融緩和を維持しており、金利面からは株式市場への支援的な環境が続いています。

 

注目銘柄・セクター動向

個別では、アドテストが急伸。ソフトバンクグループ(SBG)や東エレク、ディスコ、三菱電機などハイテク関連が上昇しています。一方、京セラ、第一三共、ダイキンなどの景気敏感株は軟調。ファナックやリクルートも小幅安で推移しています。

 

セクター別では、電気機器、精密機器が上昇率上位。陸運、医薬品、不動産などは値下がりとなっています。

 

まとめ

アドテストの好決算が投資家心理を明るくし、相場全体に「業績裏付け型の強気ムード」が戻りつつあります。

 

ただし、日経平均は5万円を超えてからスピード感を伴う上昇が続いており、利益確定のタイミングも意識したいところです。

 

佐藤真理子

今後は30日の米中首脳会談と、来週のFOMC(米連邦公開市場委員会)が次の焦点になるでしょう。

 

 

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