【11月11日】日経平均は続伸で始まる 一時600円高 米株高と米政府閉鎖解除期待が追い風

目次

佐藤真理子
忙しい方のために11月11日のマーケット情報を1分で把握できるようにわかりやすくまとめました。

 

11日の東京株式市場で日経平均株価は続伸スタートとなりました。

 

米国の「政府閉鎖」問題が解消に向かうとの期待が高まり、前日の米株式市場では主要3指数がそろって上昇。

 

東京市場でも半導体やハイテク関連株を中心に買いが先行しています。

 

その結果、日経平均は一時600円を超える上昇となり、心理的節目の5万1300円台を回復しました。

 

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国内株概況(寄り付き)

今日の東京株式市場

11日前場寄り付きの日経平均株価は、前日比420円ほど高い5万1300円台前半で推移。米連邦政府の一部閉鎖解除に向けた動きを背景に、投資家心理が改善しました。

 

また米国株の上昇を追い風に、東京エレクトロン(東エレク)やアドバンテストなどの半導体関連株が買われています。ソフトバンクグループ(SBG)やファーストリテイリング(ファストリ)も堅調で、指数を押し上げています。

 

一方、コナミグループや日産化学など一部の内需株には利益確定の売りが出ました。

 

東証株価指数(TOPIX)も続伸し、10月末の高値を一時上回っています。

 

 

世界経済・米国市場の動向

アメリカ市場

10日の米株式市場では、政府閉鎖解除への期待が高まり主要3指数が上昇しました。

 

ダウ工業株30種平均は前日比271ドル(+0.57%)高の4万7184ドル。S&P500は1.3%高、ナスダック総合株価指数は2.1%高と、特にハイテク株中心に上げが目立っています。

 

米上院が9日に「つなぎ予算案」採決の動議を可決し、今週中にも上下両院で可決・成立する見通しとなりました。

 

ブルームバーグ通信によれば、トランプ米大統領は10日、超党派合意を支持すると表明し、数日以内に政府機関が再開される可能性が高まっているそうです。

 

この動きを好感し、半導体大手エヌビディアは前日比4.5%高。AI関連のマイクロソフトやアルファベットも上昇し、ナスダックは2%超の上昇。リスクオンの流れが日本市場にも波及しています。

 

 

国内要因

東京市場では米国株高を好感した買いが優勢だったものの、朝方の上昇後はやや利益確定売りも目立ちました。

 

とくに急ピッチで上昇してきた半導体株の一部には短期的な調整も入っています。

 

ただ、ソフトバンクグループ(SBG)は決算発表を控えて先回りの買いが入り、一時5%超上昇。指数をけん引する動きとなりました。

 

大和証券の坪井裕豪日米株チーフストラテジストは「政府閉鎖が10月に始まった際も株式市場は下げなかった。AI関連株を中心に投資マインドが強く、政治的リスクを吸収できる地合いが続いている」と指摘しています。

 

 

企業決算と個別銘柄

企業の四半期決算発表が本格化し、個別銘柄の売買が活発化しています。

 

シャープは前日に発表した四半期決算が黒字転換を示したことで買い気配から始まり、大幅高。一方、三菱地所は決算内容が市場予想を下回り、4%超下落しています。

 

ディー・エヌ・エー(DeNA)は通期業績の上方修正を発表し、買いが膨らみました。

 

また、きょう決算を発表するソフトバンクグループには期待買いが続いています。

 

 

為替・金利動向

東京外国為替市場では円相場が1ドル=153円台後半で推移。

 

米金利上昇が一服しており、ドルはやや上値の重い展開。一方、国内長期金利(10年国債利回り)は0.86%で横ばい。

 

為替市場では「米政府閉鎖回避→ドル高要因」「金利低下→ドル安要因」が交錯しています。

 

総じて円安トレンドは継続しており、輸出株にとっては支えとなりました。

 

 

セクター・銘柄動向

上昇銘柄:ソフトバンクグループ(SBG)、ファーストリテイリング(ファストリ)、東エレク、アドテスト、フジクラ、レーザーテク、リクルート、中外製薬。

下落銘柄:コナミグループ、日産化学、TDK、ダイキン、良品計画。

 

 

佐藤真理子

セクター別では「電気機器」「サービス業」「医薬品」が高く、「不動産」「小売」「機械」が軟調です。

 

 

市場分析

日経平均は前週末までの調整局面を経て、再び上昇基調を回復。米国の政治リスクが後退し、海外勢の買い戻しも入りやすくなっています。

 

TOPIXは3323.18と小幅続伸し、10月末の高値を上回る場面もあった。東証プライム市場の売買代金は前場で3兆円を超える活況。

 

もっとも、値上がり銘柄数は540にとどまり、日経平均の上昇が一部大型株に偏る「値がさ主導相場」が続いています。

 

ファナックやイビデン、富士通が堅調だった一方、富士フイルムやJR東海などディフェンシブ株は軟調です。

 

 

まとめ

米政府閉鎖問題の緊張緩和が、世界的なリスクオンの流れを後押ししています。

 

とはいえ、企業決算発表が集中する週でもあり、個別銘柄ごとの明暗がはっきり分かれる展開となっています。

 

市場全体としては、AI・半導体を中心に「再成長相場」への期待が根強いです。

 

ただし、直近の上昇で短期的な過熱感も見られるため、決算内容とガイダンスを見極めつつ、押し目を丁寧に拾う局面といえます。

 

 

佐藤真理子

為替・金利動向も引き続き要注視ですね。

 

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