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18日の東京株式市場は、前日の米株安を受けて売りが先行しました。日経平均株価は反落し、寄り付き直後から下げ幅を広げる場面がありました。節目の4万9000円を下回る局面では押し目買いも入り、前場中ごろ以降は下げ渋る動きとなりました。
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東京株式市場の状況(2025年12月18日・前場)

18日前場の東京株式市場で、日経平均株価は反落しました。午前終値は前日比505円39銭安(1.02%)の4万9006円89銭でした。
寄り付き直後は前日の米株式市場の下落を受け、半導体やAI関連を中心に売りが優勢となりました。取引時間中には一時800円超下落し、4万9000円を割り込む場面もありました。これは取引時間中としては11月26日以来です。
米国市場の影響

前日の米株式市場では、ダウ工業株30種平均など主要株価指数が下落しました。
AI分野への巨額投資を巡る先行き不透明感からオラクルが大幅安となり、他のハイテク株にも売りが波及しました。この流れが東京市場にも波及し、主力の半導体・AI関連株が日経平均を押し下げました。
東京市場の動き
日経平均は前場中ごろから下げ渋りました。4万9000円割れの水準では個人投資家による押し目買いが入りやすく、下値は限定的でした。市場では地銀や信用金庫による買いも観測され、相場全体の下支え要因となりました。
指数動向
- 日経平均株価:4万9006円89銭(前日比▲505円39銭)
- TOPIX:3357.55(前日比▲11.84)
為替市場の動向
18日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落しました。
- ドル円:1ドル=155円78〜79銭(前日17時比29銭の円安)
- ユーロ円:1ユーロ=182円89〜91銭
- ユーロドル:1ユーロ=1.1740ドル近辺
この日は米CPIの発表と日銀金融政策決定会合を控え、持ち高調整の円売り・ドル買いが優勢となりました。米長期金利の低下局面では円高に振れる場面もありましたが、円買いは一巡しました。
個別銘柄の動き
下落銘柄
- アドバンテスト
- ソフトバンクグループ
- ファナック
- 安川電機
- フジクラ
- イビデン
- 任天堂
- アサヒ(事業買収による財務負担懸念)
上昇銘柄
- リクルート
- KDDI
- 中外製薬
- 三井住友フィナンシャルグループ
- テルモ
- ニトリHD
- コナミグループ
市場データ(前引け時点)
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 東証プライム売買代金 | 2兆4947億円 |
| 東証プライム売買高 | 10億3930万株 |
| 値上がり銘柄数 | 1072 |
| 値下がり銘柄数 | 489 |
| 横ばい | 48 |
今日の主要経済指標・イベント
| 時刻 | 国・地域 | 指標 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 06:45 | ニュージーランド | 7-9月期GDP(前期比) | 1.1% |
| 06:45 | ニュージーランド | 7-9月期GDP(前年同期比) | 1.3% |
| --:-- | 日本 | 日銀・金融政策決定会合(1日目) | — |
| 22:30 | 米国 | 11月消費者物価指数(CPI) | 未発表 |
まとめ
18日前場の東京市場は、米株安を背景にハイテク関連を中心とした売りが優勢となりました。日経平均は一時800円超下落しましたが、4万9000円割れでは押し目買いが入り、下げ幅を縮小しています。後場は引き続き、米CPIや日銀会合を控えた様子見姿勢が強まりやすい状況です。






