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19日前場の東京株式市場で、日経平均株価は反発して始まりました。前日の米国株式市場で主要指数が上昇し、米長期金利が低下した流れを受け、東京市場でも買いが先行しています。
半導体や人工知能(AI)関連など値がさ株を中心に上昇し、日経平均は一時500円近く上げる場面もありました。一方、きょうは日銀金融政策決定会合の結果公表を控えており、上値では慎重な動きも見られています。
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東京株式市場の状況(2025年12月19日)

19日前場寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は反発しました。寄り付き直後は前日比およそ450円高の4万9400円台半ばで推移し、上げ幅は一時500円に迫りました。
前日の米株高を受けて、海外投機筋による日経平均先物への買いが入り、指数を押し上げる展開となっています。東証株価指数(TOPIX)も反発しました。
米国市場の影響

前日の米国株式市場では、主要3指数がそろって上昇しました。
11月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、インフレ率の鈍化が確認されたことで、米長期金利は低下しています。
金利低下を背景に、これまで売られていた人工知能(AI)関連など米ハイテク株に見直し買いが入りました。この流れが東京市場にも波及しています。
東京市場の動き
東京市場では、半導体や値がさのハイテク株を中心に買いが続いています。アドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループ(SBG)などがそろって上昇しました。
10時時点でも日経平均は4万9400円台半ばで推移しています。一方、4万9500円を上回る水準では利益確定売りも出ており、上値では売りと買いが交錯しています。
10時現在の東証プライム市場の売買代金は概算で1兆4737億円、売買高は7億204万株でした。
為替市場の動向
19日午前の東京外国為替市場で、円相場は伸び悩みました。10時時点では1ドル=155円70〜72銭と、前日夕方に比べて22銭の円高・ドル安です。
米長期金利の低下を背景に円買いが入った一方、国内輸入企業による実需のドル買いが円の上値を抑えました。日経平均が大幅に反発したことも、円売りにつながっています。
個別銘柄の動き
上昇銘柄では、トヨタ自動車、フジクラ、日東電工、リクルート、イビデン、中外製薬などが買われました。一方、コナミグループ、任天堂、第一三共、ソニーグループ、アステラス製薬、大和ハウス工業は下落しています。
今日の主要経済指標・イベント
| 時刻 | 国・地域 | 指標・イベント | 結果 | 前回 |
|---|---|---|---|---|
| 08:30 | 日本 | 11月 全国消費者物価指数(CPI・前年同月比) | 2.9% | 3.0% |
| 08:30 | 日本 | 11月 CPI(生鮮食料品除く・前年同月比) | 3.0% | 3.0% |
| 08:30 | 日本 | 11月 CPI(生鮮食料品・エネルギー除く) | 3.0% | 3.1% |
| 日中 | 日本 | 日銀金融政策決定会合・政策金利発表 | 未発表 | 0.50% |
| 15:30 | 日本 | 植田和男日銀総裁 記者会見 | ― | ― |
| 夜 | 米国 | 11月 中古住宅販売件数 | 未発表 | 410万件 |
| 夜 | 米国 | 12月 ミシガン大学消費者態度指数(確報) | 未発表 | 53.3 |
まとめ
19日前場の東京市場は、米株高と米金利低下を背景に日経平均が反発しました。半導体や金融株が相場をけん引する一方、日銀金融政策決定会合を控え、上値では利益確定売りも見られます。午後は政策金利の発表と、総裁会見の内容を受けた値動きが注目されます。






