【12月25日】円相場は横ばい圏、日経平均は反発でスタート

目次

佐藤真理子
忙しい方のために12月25日のマーケット情報を1分で把握できるようにわかりやすくまとめました。

12月25日の東京市場は、為替は小動き、株式は米国株高を背景に堅調な滑り出しとなりました。海外主要市場が休場となる中、取引参加者が限られ、全体としては方向感に乏しい展開です。

 

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東京株式市場の状況(2025年12月25日)

今日の東京株式市場

25日前場寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は反発して始まりました。寄り付き直後は前日に比べ『150円ほど高い5万0500円近辺』で推移しています。

 

前日の米株式市場で主要3指数がそろって上昇した流れを引き継ぎ、東京市場でも幅広い銘柄に買いが先行しました。値がさ株やハイテク株の一角が指数を押し上げています。

 

東証株価指数(TOPIX)も反発しています。

 

 

米国市場の影響

アメリカ市場

24日の米国株式市場は、クリスマス前日で短縮取引となる中でも堅調でした。ダウ工業株30種平均は5日続伸し、前日比『288ドル(0.59%)高』の『4万8731ドル』と、約2週間ぶりに過去最高値を更新しました。

 

市場参加者が少ないなか、景気敏感株や内需株に買いが入りました。ハイテク株も底堅く、ナスダック総合株価指数は『0.21%高』で取引を終えています。

 

東京市場の動き

米株高を受け、東京市場では朝方から買いが先行しました。ただし、海外市場が休場となるため、新規の材料は乏しく、積極的に上値を追う動きは限られています。

 

短期資金を中心とした押し目買いが主体で、商いは総じて落ち着いています。

 

為替市場の動向

25日早朝の東京外国為替市場で、円相場は横ばい圏で推移しています。8時30分時点では『1ドル=155円90〜99銭』と、前日17時時点と比べて『8銭の円安・ドル高』でした。

 

この日はシドニーやウェリントン市場が休場となり、香港、シンガポール、欧米市場も休場となります。市場参加者が限られ、為替は小動きにとどまっています。

 

24日の欧米市場では、米新規失業保険申請件数が『21万4000件』と市場予想を下回り、円売り・ドル買いが入りました。その後は米長期金利の低下や、日本政府・日銀による為替介入への警戒感から、円は下げ渋っています。

 

円は対ユーロで小幅高となり、8時30分時点で『1ユーロ=183円台半ば』でした。ユーロは対ドルで下落し、『1ユーロ=1.1770〜87ドル』となっています。

 

個別銘柄の動き

主力株では、TDK、ファナック、ソニーグループが高く推移しています。任天堂やトヨタ自動車も上昇しました。

 

一方、ファーストリテイリングやフジクラは安く、良品計画、ニトリホールディングスも下落しています。

 

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佐藤真理子

銘柄選びのヒントを得る手段として活用する投資家の方も多いです。

 

 

 

 

今日の主要経済ニュース

時刻 内容 重要度 結果・予定 前回
08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等(対外中長期債) 1030億円 3564億円
08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等(対内株式) ▲1兆2348億円 5283億円
12:30 日本 日銀・植田和男総裁 発言 ★★ 予定 -
14:00 日本 11月 新設住宅着工戸数(前年同月比) 予想 0.6% 3.2%

まとめ

25日の東京市場は、米国株高を受けて日経平均が反発して始まりました。ただし、海外主要市場が休場となるため、売買は限定的で、上値を積極的に追う動きは見られていません。

 

為替市場では、円相場が『155円台後半』で横ばいとなっています。米指標を受けたドル買いが一巡し、米金利低下や介入警戒感が円の下支え要因となりました。

 

きょうは『日銀総裁発言』や『住宅着工統計』といった国内材料が相対的に注目されます。薄商いの中では、通常よりも値動きが出やすくなる場面もあるため、板や出来高を意識した慎重な対応が求められそうです。

 

 

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