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2月4日の東京株式市場は、前日に日経平均が大幅高で最高値を更新した反動から、朝方は利益確定売りが先行しました。米国株安を受け、半導体や値がさ株を中心に売りが広がる展開です。
東京株式市場の状況(2026年2月4日・前場)

4日前場寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は反落して始まりました。前日比で約600円安い5万4100円台前半で推移しています。
前日の米株式市場が下落した流れを引き継ぎ、朝方は売りが先行しました。前日に日経平均が2000円超上昇し最高値を更新していたことから、短期的な利益を確定する売りが出やすい地合いです。
東証株価指数(TOPIX)も下落しています。
米国市場の影響

3日の米株式市場では、AI開発新興のアンソロピックが新たな追加ツールを発表したことをきっかけに、「AIがソフトウエアサービスを代替する」との見方が強まりました。
この影響で、マイクロソフトなどソフトウエア関連株に売りが広がりました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は前日比1.4%下落しました。
半導体関連も総じて売りに押される展開でした。
東京市場の動き(10時時点)
4日前場中ごろの日経平均は、前日比600円ほど安い5万4100円台前半で底堅く推移しています。
一時は下げ幅が700円を超え、5万4000円を割る場面もありましたが、下落は前日の急騰に対する調整の範囲にとどまっています。
衆院選を前にした先高期待が根強く、好決算銘柄を中心に買い戻しも入っています。円安・ドル高の進行を背景に、トヨタ自動車が上げ幅を広げました。
10時現在の東証プライム市場は以下の通りです。
- 売買代金:2兆5435億円
- 売買高:8億2924万株
為替市場の動向
4日午前の東京外国為替市場で、円相場は下げ幅を拡大しました。10時時点では、1ドル=156円03〜05銭と、前日17時時点に比べ63銭の円安・ドル高です。
高市早苗首相の発言が「円安容認」と受け止められたことに加え、輸入企業による実需のドル買いが観測され、円売りが続きました。円相場は一時156円15銭近辺と、1月23日以来およそ2週ぶりの安値をつけています。
ユーロに対しても円安が進み、1ユーロ=184円36〜39銭と、76銭の円安・ユーロ高でした。
個別銘柄の動き
下落銘柄
- 東京エレクトロン
- アドバンテスト
- ソフトバンクグループ
- リクルートホールディングス
- ファーストリテイリング
- イビデン
上昇銘柄
- トヨタ自動車
- ファナック
- 三菱電機
- ニトリホールディングス
- KDDI
- 豊田通商
決算関連の動き
決算発表が本格化するなか、電線株の強さが目立っています。
住友電気工業は、前日の取引時間中に発表した通期業績見通しの上方修正が好感され、連日で上場来高値を更新しました。前日はストップ高水準まで買われています。
フジクラも大幅高となり、好決算銘柄への選別物色が続いています。
今日の主要経済指標
| 発表日 | 時刻 | 国 | 指標名 | 重要度 | 予想 | 結果 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2/3 | 06:45 | NZ | 12月住宅建設許可件数(前月比) | ★★ | -4.6% | 2.8% | |
| 2/3 | 08:50 | 日本 | 1月マネタリーベース(前年比) | ★ | -9.5% | -9.8% | |
| 2/3 | 09:30 | 豪州 | 12月住宅建設許可件数(前月比) | ★★ | -6.4% | -14.9% | 15.2% |
| 2/3 | 12:30 | 豪州 | RBA政策金利 | ★★★ | 3.85% | 3.60% | |
| 2/3 | 16:00 | トルコ | 1月CPI(前年比) | ★★ | 30.00% | 30.89% |
まとめ
4日の東京株式市場は、前日の急騰後の調整局面となっています。日経平均は下落しているものの、好決算銘柄や円安恩恵銘柄への買いは継続しており、相場全体は底堅さも意識されます。
決算内容と為替動向を丁寧に見極める局面が続きそうです。





