【3月3日】東証前場、日経平均は続落 中東リスクで原油高警戒、主力株に売り

目次

佐藤真理子
忙しい方のために2月27日のマーケット情報を1分で把握できるようにわかりやすくまとめました。

3日午前の東京株式市場は、日経平均株価が続落で始まりました。

 

寄り付き直後は前日比470円ほど安い5万7500円台後半まで下げ、10時すぎには下げ幅が広がり、前日比620円ほど安い5万7400円台前半で推移しました。

 

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東京株式市場の状況(2026年3月3日)

今日の東京株式市場

相場の中心は『中東情勢の悪化→原油高→インフレ圧力の再燃』という連想でした。イラン革命防衛隊がホルムズ海峡の封鎖を伝えたとされ、原油供給への懸念が一気に強まりました。

 

市場ではコスト上昇が企業業績を圧迫するとの見方が広がり、主力株に利益確定売りが出やすい地合いでした。

 

東証プライムの売買代金は10時時点の概算で2兆7564億円、売買高は8億7414万株でした。大型株中心に売りが出た一方、テーマ株の一角には買いが残り、売り一色にはなりませんでした。

 

佐藤真理子

直近まで日経平均は高値更新が続いていました。きょうの下げは「材料の悪化」だけでなく、「上がりすぎたあとの調整」が同時に出た形に見えます。ニュースの強弱より、値動きの荒さをまず確認したい局面です。

 

 

米国市場の影響

アメリカ市場

前日の米国株は、ナスダック総合が小幅高となり、半導体株指数(SOX)も上昇しました。一方で、中東リスクとエネルギー高の連想が強まり、アジア時間にはリスク回避の空気が優勢でした。

 

安全資産とされるドルが買われやすく、株は上値が重くなりました。

 

 

東京市場の動き

売りの主因は原油高警戒です。原油先物は前週末比4.21ドル(約6.3%)高の1バレル71.23ドルで取引を終えたとされ、燃料・物流コストの上昇が企業収益を圧迫するとの見方が強まりました。

 

特に、自動車や電機など裾野の広い業種に売りが波及しました。

 

個別では、ファストリやトヨタ、ソニーG、TDKなど主力株が軟調でした。一方で、米ハイテク株が底堅かった流れを受け、アドバンテストなど値がさの半導体関連に買いが入り、指数の下支え要因になりました。

 

 

為替市場の動向

外国為替市場では円が下落し、午前9時時点で1ドル=157円26銭前後、1ユーロ=183円91銭前後で推移しました。

 

中東情勢を背景に『有事のドル買い』が意識され、ドル高・円安が進みました。

 

個別銘柄の動き

売り材料が出た銘柄では、住友ファーマが急落しました。2日に新株式発行に係る発行登録(発行予定額の上限1400億円)を決議・公表し、希薄化と需給悪化への警戒が先行しました。

 

一方、フジクラ、古河電、住友電など電線株は買いが続きました。AI関連の設備投資需要を追い風にしやすいとの見方が背景にあり、相場全体が弱いなかで資金が向かいやすいセクターでした。

 

なお、相場が荒れやすい日は、複数ソースの株価・材料を突き合わせて『情報の質』を揃える投資家も増えています。

 

確認作業の手間を減らし、判断のブレを抑えるという意味では、AIツール併用は現実的な選択肢になりつつあります。

 

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人気のテーマ

テーマ きょうの材料 代表例(本文登場中心)
原油高(エネルギーコスト) ホルムズ海峡封鎖報道→原油高警戒 輸送・燃料影響の連想
地政学リスク 中東情勢悪化でリスク回避 主力株の利益確定売り
電線(AIインフラ) 需要期待で資金流入 フジクラ、住友電、古河電
半導体(値がさ) 米ナスダック底堅く下支え アドバンテスト
商社(資源連想) 資源高局面で相対的に選好 三菱商、豊田通商

注目銘柄

銘柄 動き 注目ポイント
ファストリ 軟調 指数寄与度が大きく、下げを目立たせやすい
トヨタ 下落 原油高でコスト警戒、円安が支え切らない場面
ソニーG 軟調 主力株売りの流れに巻き込まれやすい
アドバンテスト 買いが入りやすい 米半導体株高の流れで指数の下支え要因
住友ファーマ 急落 発行登録(上限1400億円)で希薄化・需給警戒

 

「ファストリ」や「トヨタ」のような大型株も魅力的ですが、個人投資家が大きな利益を狙うなら、「次に資金が流入する中小型株」の先回りが欠かせません。

 

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今日の主要経済ニュース

時刻 指標・イベント 結果 前回
06:45 NZ 1月 住宅建設許可件数(前月比) +1.9% -4.6%
08:30 日本 1月 失業率 2.7% 2.6%
08:30 日本 1月 有効求人倍率 1.18 1.19
08:50 日本 10-12月期 法人企業統計(設備投資、前年同期比) +6.5% +2.9%
08:50 日本 2月 マネタリーベース(前年同月比) -10.6% -9.5%
09:30 1月 住宅建設許可件数(前月比) -7.2% -14.9%
09:30 10-12月期 経常収支 -211億豪ドル -166億豪ドル
13:00 日本 植田和男 日銀総裁 発言 予定
19:00 ユーロ圏 2月 HICP(速報、前年同月比) 予定 1.7%
19:00 ユーロ圏 2月 HICPコア(速報、前年同月比) 予定 2.2%

まとめ

きょうの東京市場は『中東リスクと原油高』が主役となり、日経平均は寄り付きから下値を探る展開でした。円安は進んでいるものの、原油高によるコスト懸念が強く、自動車など輸出株の支えになりにくい場面が目立ちました。

 

一方で、電線株や半導体の一角など、資金が向かう場所も残っています。ニュースのインパクトが大きい日は、指数全体の方向感と、買われているテーマの継続性を分けて見るのが現実的です。

 

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