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2026年3月6日の東京株式市場は、前日の米株安と原油価格の上昇を受けてリスク回避の売りが先行しました。
日経平均株価は寄り付き後に一時600円超下げる場面がありましたが、その後は下げ幅を縮める展開となっています。中東情勢の緊迫化による原油高が投資家心理を冷やす一方、半導体株など一部銘柄には買いも入り、市場は方向感を探る動きです。
東京株式市場の状況(2026年3月6日)

6日前場の東京株式市場で日経平均株価は反落して始まりました。寄り付き直後は前日比150円ほど安い5万5100円台前半で推移しています。
中東情勢の緊迫化が長期化するとの見方から、ニューヨーク原油先物は5日に一時1バレル82ドル台まで上昇しました。これは2024年7月以来の高値です。原油高は世界的なインフレ再燃につながる可能性があるため、投資家の間で警戒感が広がりました。
その影響を受け、前日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が800ドル近く下落。東京市場でも朝方はリスク回避の売りが優勢となりました。
米国市場の影響

5日の米国株式市場では主要指数がそろって下落しました。特にダウ平均は800ドル近く値下がりし、投資家心理の悪化が目立ちました。
背景にあるのは原油価格の急騰です。中東地域の軍事的緊張が続いており、エネルギー供給の不安が市場に影響しています。原油価格の上昇は企業コストの増加やインフレ圧力につながるため、株式市場では警戒材料として意識されています。
この流れを受け、東京市場でも寄り付きから売りが先行しました。
東京市場の動き
寄り付き後の日経平均は一時600円以上下げる場面がありました。ただ、その後は下げ幅を縮小し、前日比150円程度の下げまで戻しています。
値がさ株の下落が指数を押し下げました。特にファーストリテイリングやソフトバンクグループといった銘柄の影響が大きく、日経平均の重しとなりました。
一方、半導体関連株の一角には買いが入りました。アドバンテストやディスコなどは底堅く推移しています。また、直近下げが目立っていた自動車株にも買い戻しが入り、ホンダなどが上昇する場面がありました。
東証株価指数(TOPIX)も下落しており、市場全体としてはやや弱い地合いです。
なお、前場10時時点の東証プライム市場の売買代金は概算で2兆1799億円、売買高は7億3684万株でした。

原油価格の動きは株式市場にとって重要な材料です。エネルギー価格が上昇すると企業のコスト増加につながるため、市場は敏感に反応します。地政学リスクが続く局面では、相場の振れも大きくなりやすい点に注意したいところです。
為替市場の動向
6日午前の東京外国為替市場では、円相場はやや下げ幅を縮めました。
10時時点では1ドル=157円45〜47銭と、前日17時時点と比べて約20銭の円安・ドル高となっています。米国とイランを巡る軍事緊張が意識され、安全資産としてのドル買いが続きました。
ただ、国内輸出企業など実需筋による円買い・ドル売りの観測もあり、円相場は下支えされています。
ユーロ円は1ユーロ=182円82〜86銭と、前日比34銭の円安・ユーロ高でした。ユーロドルは1ユーロ=1.1611〜12ドルと小幅にユーロ高で推移しています。
個別銘柄の動き
個別銘柄では通信や電線株などの一部銘柄に売りが出ています。
- フジクラ
- KDDI
- 豊田通商
- 東京エレクトロン
- レーザーテック
一方、医療機器やエンタメ関連株には買いが入りました。
- テルモ
- コナミグループ
- TDK
- リクルート
セクター別では半導体関連や一部ディフェンシブ銘柄が底堅く、市場は銘柄ごとの選別色が強まっています。
人気のテーマ
| テーマ | 背景 |
|---|---|
| 半導体 | AI需要の拡大期待 |
| AI | 生成AI投資の拡大 |
| 防衛 | 地政学リスクの高まり |
| 自動車 | EV・次世代車投資 |
| エネルギー | 原油価格上昇 |
注目銘柄
| 銘柄 | ポイント |
|---|---|
| アドバンテスト | 半導体検査装置需要 |
| ディスコ | 半導体装置の世界需要 |
| ホンダ | 自動車株の買い戻し |
| テルモ | 医療機器の成長期待 |
| コナミG | ゲーム・エンタメ事業 |
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まとめ
6日の東京株式市場は、原油高と米株安を受けて日経平均が反落して始まりました。一時は600円以上下げる場面もありましたが、その後は下げ幅を縮小しています。
地政学リスクと原油価格の動向が今後の市場の焦点となりそうです。加えて、今晩発表される米雇用統計などの経済指標も、株式市場の方向性を左右する材料として注目されています。





