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東京株式市場は24日、前日の急落から一転して反発して始まりました。ただし、上昇の勢いは続かず、中東情勢の再燃懸念から上げ幅を縮める展開となっています。安心と不安が交錯するなか、投資家心理の揺れが鮮明に表れています。
東京株式市場の状況(2026年3月24日前場)

24日前場の東京株式市場で日経平均株価は反発して始まりました。
寄り付きは前日比800円高の5万2300円台でしたが、その後は上げ幅を縮小し、10時時点では前日比350円高の5万1800円台後半で推移しています。
朝方には一時1100円超の上昇となる場面もありましたが、利益確定売りと地政学リスクの再燃が重荷となりました。
米国市場の影響

前日の米国株式市場では主要3指数がそろって上昇しました。
トランプ米大統領がイランの発電所への軍事攻撃を5日間延期すると表明し、緊張緩和への期待が広がったことが背景です。また、原油先物価格が一時大きく下落したことで、インフレ圧力の後退も意識されました。
この流れを受けて、日本株にも朝方は幅広く買いが入りました。ただし、イラン側が交渉を否定しているとの報道もあり、楽観ムードは長続きしていません。
東京市場の動き
朝方は半導体や主力株を中心に買いが先行しましたが、時間の経過とともに上値は重くなりました。中東情勢を巡る新たな報道を受け、WTI原油先物が再び上昇に転じたことが投資家心理を冷やしました。
売買代金は10時時点で約2兆699億円と活発でしたが、持ち高調整の動きも目立ちました。相場は「安心材料」と「不安材料」が短時間で入れ替わる、不安定な地合いとなっています。
為替市場の動向
為替市場では円相場がやや円高方向に動きました。10時時点では1ドル=158円56〜58銭と、前日比で約1円の円高・ドル安です。
有事のドル買いが一巡したものの、原油価格の再上昇や中東情勢の不透明感から、円高の進行は限定的となっています。輸出企業の円買いと輸入企業の円売りが交錯し、方向感に欠ける動きが続いています。
個別銘柄の動き
個別銘柄では、東京海上が買い気配となり、ストップ高水準まで気配値を切り上げました。米バークシャー・ハザウェイとの資本業務提携と、2874億円規模の自社株買いが好感されています。
そのほか、東エレク、フジクラ、中外薬、アステラスなどが上昇しました。一方で、アドテストやソフトバンクグループは下げに転じ、任天堂やコナミGも軟調な動きとなっています。
人気のテーマ
| テーマ | 概要 |
|---|---|
| 半導体 | 米株動向に左右されつつも主力株として資金流入 |
| 防衛関連 | 中東情勢の緊張で関心高まる |
| 資源・エネルギー | 原油価格の変動が株価に直結 |
| 保険・金融 | 金利・資本提携材料で物色 |
| AI関連 | 中長期テーマとして引き続き注目 |
注目銘柄
| 銘柄名 | コード | ポイント |
|---|---|---|
| 東京海上 | 8766 | バークシャー提携と自社株買いでストップ高水準 |
| 東京エレクトロン | 8035 | 半導体株として朝方上昇 |
| フジクラ | 5803 | 電線関連として物色 |
| 中外製薬 | 4519 | ディフェンシブ株として資金流入 |
| 三井物産 | 8031 | 資源価格動向を背景に買い |
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今日の主要経済ニュース
- 日本CPI(2月)前年比1.3%(予想1.5%)
- コアCPIは1.6%と伸び鈍化
- 原油価格が再び上昇し91ドル台へ
- 欧米PMI(速報値)発表予定
- 米製造業PMIなど重要指標控え
まとめ
24日の東京市場は反発で始まりましたが、上昇は持続せず不安定な展開となりました。中東情勢を巡る報道が相場を大きく左右しており、短期的な値動きは依然として荒い状態です。
今後は原油価格の動向と地政学リスクの行方が重要な焦点となります。加えて、米国の経済指標や金融政策への思惑も引き続き市場の方向性を左右するとみられます。





