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2026年4月3日午前の東京株式市場で、日経平均株価は反発して始まりました。朝方は前日比で800円前後高い5万3300円台前半まで上昇し、上げ幅は一時900円を超えました。その後は戻り待ちの売りに押され、午前10時台には5万3100円前後で推移しています。
東京株式市場の状況(2026年4月3日)

前日の急落局面の反動に加え、米ハイテク株高を受けた先物主導の買いが入り、東京市場は朝からしっかりした動きとなりました。
午前10時35分時点の日経平均は前営業日比約690円高の5万3100円台半ばで推移し、一時963円高まで上げ幅を広げています。指数寄与度の大きい半導体株に加え、電線株の一角も上昇し、相場を押し上げました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日経平均 | 反発。朝方は5万3300円台前半、一時900円超高 |
| 前場中ごろ | 5万3100円前後で上昇一服 |
| TOPIX | 反発 |
| 東証プライム売買代金 | 概算1兆6384億円 |
| 東証プライム売買高 | 概算5億6574万株 |
ただ、上値では慎重さも残っています。市場では75日移動平均線が上値の目安として意識されており、中長期の投資家による戻り待ちの売りが出やすい地合いです。朝の勢いだけで楽観するには、まだ材料が足りません。

朝方の相場は、前日に売られた銘柄を短期資金が一気に買い戻す典型的な形です。板の上では強く見えても、相場全体が安心を取り戻したわけではありません。上がった理由と、上げが続く理由は別ものとして見ておきたい場面です。
米国市場の影響

2日の米国株式市場は、序盤こそ中東情勢への警戒で大きく下げましたが、引けにかけて持ち直しました。ダウ工業株30種平均は0.13%安の4万6504.67ドルと小幅安だった一方、S&P500種株価指数は0.11%高、ナスダック総合株価指数は0.18%高で終えています。東京市場では、このナスダック高が半導体株への買いにつながりました。
もっとも、米市場が完全に落ち着いたわけではありません。原油高が重荷となり、米WTI先物は2日に11.41%高の111.54ドル、北海ブレント先物は7.78%高の109.03ドルで引けました。株が小幅高でも、エネルギー価格の跳ね上がりは企業収益とインフレの両面で重しになります。
さらに、3日は米国市場がグッドフライデーで休場です。米雇用統計は発表される予定ですが、株式市場が休みのため、結果の評価は週明けの値動きに持ち越されやすくなります。
東京市場の動き
東京市場では、アドバンテストと東京エレクトロンが指数を押し上げました。ファーストリテイリング、ソフトバンクグループもしっかりで、朝方の上昇を支えています。加えて、フジクラや古河電気工業など電線株の上げも目立ちました。
一方で、下げた銘柄もはっきりしています。中外製薬、武田薬品工業など医薬品株が弱く、ニトリHDや大塚HDにも売りが出ました。ロイターは、トランプ大統領が輸入医薬品に100%関税を課す可能性を示した大統領令に署名したことが、医薬品株の重荷になったと伝えています。
つまり、きょうの上昇は全面高ではありません。半導体や電線のような値動きの大きい銘柄に資金が集中し、ディフェンシブや一部内需株には売りが出る、かなり色分けのはっきりした相場です。
為替市場の動向
東京外国為替市場では、午前10時時点で1ドル=159円59〜61銭と、前日夕方に比べて3銭の円安・ドル高でした。朝方は159円50銭前後で小動きでしたが、実需のドル買い観測もあり、円はやや弱含みました。
ロイターは午前10時37分時点で、ドル円が159円半ばから後半で売買が交錯していると報じています。160円が再び視野に入る一方、日本当局による介入警戒感が上値を抑えている構図です。円安は輸出株には支えになりますが、足元では原油高とセットで進んでいるため、家計や内需企業には逆風になりやすい点に注意が必要です。
| 通貨 | 水準(10時時点) | 前日比 |
|---|---|---|
| ドル円 | 159円59〜61銭 | 3銭の円安・ドル高 |
| ユーロ円 | 184円11〜16銭 | 10銭の円安・ユーロ高 |
| ユーロドル | 1.1538〜39ドル | 0.0006ドルのユーロ高・ドル安 |
個別銘柄の動き
指数寄与度の大きい主力株では、半導体関連と値がさ株が買われました。市場の視線は、当面の地政学リスクを脇に置いてでも買い戻しが入る銘柄と、政策リスクやコスト上昇が重荷になる銘柄に分かれています。
| 銘柄 | 動き | 背景 |
|---|---|---|
| アドバンテスト | 上昇 | 米ハイテク株高を受けた半導体株買い |
| 東京エレクトロン | 上昇 | 指数寄与度が高く、先物主導の買いが波及 |
| ファーストリテイリング | 上昇 | 主力株への買い戻し |
| ソフトバンクグループ | 上昇 | 成長株への資金回帰 |
| フジクラ・古河電工 | 大幅高 | 電線株に物色が波及 |
逆に、医薬品株には売りが出ました。輸入医薬品への関税強化が意識され、中外製薬や武田薬品工業が弱い動きとなっています。ニトリHDや大塚HDも軟調で、内需系には慎重な見方が残ります。
人気のテーマ
| テーマ | 見られた動き | 注目理由 |
|---|---|---|
| 半導体 | 買い優勢 | 米ナスダック高と指数寄与の大きさ |
| 電線 | 大幅高 | フジクラ、古河電工などに資金流入 |
| 原油・エネルギー | 関心高い | WTIが111ドル台まで急伸 |
| 防衛・地政学関連 | 継続注目 | 中東情勢の緊張が続く |
| 円安メリット株 | 下支え要因 | ドル円が159円台後半で推移 |
注目銘柄
| 銘柄 | 注目ポイント |
|---|---|
| アドバンテスト | 日経平均を押し上げる中心銘柄 |
| 東京エレクトロン | 先物買いの恩恵を受けやすい値がさ株 |
| フジクラ | 電線株物色の象徴 |
| 古河電気工業 | 電線セクターの強さを映す銘柄 |
| 武田薬品工業 | 関税懸念で弱含む医薬品株の代表例 |
「アドバンテスト」や「東京エレクトロン」のような大型株も魅力的ですが、個人投資家が大きな利益を狙うなら、「次に資金が流入する中小型株」の先回りが欠かせません。
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今日の主要経済ニュース
| 時刻 | 国・地域 | 内容 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 10:45 | 中国 | 3月RatingDogサービス部門PMI | 52.1。前回56.7から鈍化も拡大は維持 |
| 21:30 | 米国 | 3月非農業部門雇用者数、失業率、平均時給 | 今晩最大の注目材料 |
| 休場 | 米国・英国・ドイツ・フランスなど | グッドフライデー関連の休場 | 海外市場の流動性が低下しやすい |
中国の民間サービス業PMIは3月に52.1と、前月の56.7から低下しました。
景気拡大は維持したものの、勢いはやや鈍っています。今晩は米雇用統計が最大の焦点ですが、米国株市場は休場のため、数字の重みが週明けに改めて意識される可能性があります。
まとめ
3日午前の東京市場は、米ハイテク株高を受けて日経平均が反発し、半導体株と電線株が相場を引っ張りました。
ただ、原油価格はWTIで111ドル台まで上昇しており、中東情勢を巡る不透明感はなお強く残っています。為替も1ドル159円台後半と円安水準にあり、輸出株には追い風でも、内需や物価には重荷です。
目先は、朝の反発が自律反発で終わるのか、それとも売り一巡後の戻りに発展するのかを見極める時間帯です。今晩の米雇用統計、週明けの原油と中東関連ヘッドラインが、次の方向感を決める材料になりそうです。





