【週末市況まとめ】日経平均は1654円高と大幅続伸、終値ベースで史上最高値を更新。米株高やSBG急伸が牽引

目次

佐藤真理子
忙しい方のために今週のマーケット情報を1分で把握できるようにわかりやすくまとめました。

今週の締めくくりとなった5月22日の東京株式市場は、前日の大幅反発の勢いをそのまま引き継ぎ、歴史的な上値追いの展開となりました。米国とイランの停戦協議進展への期待感から前日の米株相場で主要指数がそろって上昇した流れを好感し、日経平均株価は続伸してスタート。

 

海外投資家による株価指数先物への断続的な買いや売り方の買い戻しを巻き込み、終日上げ幅を拡大し続けました。終値ベースで約1週間ぶりに史上最高値を更新した、今週の歴史的な相場を振り返ります。

 

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東京株式市場の状況(2026年5月22日大引け)

今日の東京株式市場

 

停戦協議の進展期待と米株高を受け、日経平均は1654円高と終値ベースの最高値を更新

22日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸しました。大引けは前日比1654円93銭(2.68%)高の6万3339円07銭となり、5月13日につけた従来の過去最高値(6万3272円)を7営業日ぶりに塗り替え、終値ベースでの史上最高値を更新しました。

 

なお、取引時間中の最高値は14時28分に6万3432円41銭を記録しています。前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が約3カ月ぶりに過去最高値を更新した流れが強力な追い風となりました。

 

米国とイランの合意の最終案が完成したとの報道から戦闘終結への期待が急速に高まり、ニューヨーク原油先物相場の下落とともに米長期金利の上昇が一服。マクロ環境の好転を受けた海外勢が株価指数先物主導で巨額の買いを入れ、相場を大きく押し上げました。

 

投資家心理の大幅な改善に伴って商いも高水準となり、東証プライムの売買代金は概算で4兆9968億円に達する活況の一日となりました。

 

 

ソフトバンクグループが1銘柄で570円押し上げ、AI・半導体関連に買いが波及

個別銘柄の主役となったのは、前日に続き急騰したソフトバンクグループ(9984)です。

 

傘下のファンドが出資する米オープンAIのIPO(新規株式公開)観測という特大材料に加え、米株式市場でのアーム株の上昇も追い風となり、株価は11.9%高と連日で急伸。1銘柄で日経平均を570円あまり押し上げる突出したパフォーマンスをみせ、相場全体の牽引役となりました。

 

また、データセンター向け投資の拡大を背景に、フジクラ(5803)や古河電気工業(5801)といった電線株が急伸。キオクシアホールディングス(285A)やアドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)、イビデン(4062)などの半導体・AI関連株も軒並み大幅高となりました。

 

一方、任天堂(7974)やソニーグループ(6758)などハイテクの一角が利益確定売りに押されたほか、三井住友フィナンシャルグループ(8316)などの銀行株、不動産株の一角が軟調でした。

 

外為市場の動き:円相場は159円台前半で膠着、リスク選好の円売りが底堅さを支える

外国為替市場で円相場は小幅な値動きに終始しました。22日の大引け時点では1ドル=159円14銭近辺での推移となっています。

 

中東の地政学リスク後退を背景に株式市場が全面高となるなか、投資家がリスク選好姿勢を強め、安全資産とされる円を売る動きが優勢となりました。日中に実需筋の取引が一巡した後は模様眺めムードが強まったものの、株高に伴う地合いの良さが円の重荷となり、底堅いドル高水準が維持されました。

 

一方、円は対ユーロでも下落基調となり、リスクオンの円売りが意識される展開が続いています。

 

 

佐藤真理子

21日の大幅反発から勢いはさらに加速し、22日の市場は日経平均が1654円高という驚異的なロケットスパートで史上最高値を更新しました!米イランの停戦合意最終案の完成報道をきっかけに、原油安・金利安定という最高の「リスクオン環境」が整ったことが決定打です。

さらに、オープンAIのIPO観測で物色されたソフトバンクグループが1銘柄で相場を570円近く引っ張り上げるお祭り騒ぎとなり、AI・半導体・電線テーマへ完全に資金が循環しました。最高の形で今週の取引を締めくくり、週明け以降のさらなる上値追いに期待が膨らみますね!

 

 

注目を集めたテーマ

順位 テーマ名 概況
1 終値ベースでの史上最高値更新 マクロ環境の好転を背景に海外勢の先物買いが爆発。7営業日ぶりに最高値を更新
2 地政学リスク後退(米イラン停戦合意期待) 合意の最終案完成報道を機に戦闘終結への期待が高まり、リスクオンが世界的に加速
3 オープンAIのIPO観測(SBGが歴史的急伸) 特大の材料視が継続。ソフトバンクGが1銘柄で日経平均を約570円押し上げる圧巻の動向
4 AI・半導体および電線・電子部品株シフト 米半導体株高やAI需要再評価により、半導体のみならずフジクラなどの電線株へ物色が拡大
5 米長期金利の上昇一服と原油安 中東情勢の緊張緩和にともない原油先物が下落。米長期金利の上昇も落ち着き、相場の支えに

 

動向が注目された銘柄

銘柄名(コード) 特徴 22日の動き
ソフトバンクグループ(9984) 戦略的投資会社、AI関連 オープンAIのIPO観測やアーム株上昇を材料視。11.9%高と急伸し相場を完全主導
フジクラ(5803) 電線大手、データセンター関連 データセンター向け投資拡大という物色テーマの主軸として、7.8%高と大幅続伸
アドバンテスト(6857) 半導体検査装置大手 前場の利益確定売りを吸収し、後場はAI・半導体全面高の流れに乗って大幅続伸
東京エレクトロン(8035) 半導体製造装置世界大手 米ハイテク株高や海外勢主導のインデックス買いを背景に、値がさ主力株として指数を牽引
ソニーグループ(6758) 総合電機・エンタメ大手 全体市場がリスク選好となる中、セクター内での資金シフトから利益確定売りに押され軟調

 

「ソフトバンクグループ(9984)」や「フジクラ(5803)」のような大型株も魅力的ですが、個人投資家が大きな利益を狙うなら、「次に資金が流入する中小型株」の先回りが欠かせません。

 

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22日の主要経済ニュースと指標

項目 内容
日経平均が史上最高値を更新 戦闘終結への期待と米株高を受け、終値は1654円93銭高の6万3339円07銭と記録的高値
東証プライムの売買代金は4.9兆円台 活発な取引を背景に売買高20億4017万株、売買代金は概算で4兆9968億円の高水準に
米NYダウが最高値更新 中東メディアによる米イランの停戦合意最終案の完成報道を好感し、約3カ月ぶりに最高値更新
日本 4月全国消費者物価指数(CPI)発表 総合は前年同月比プラス1.4%(予想1.6%)、生鮮除くコアはプラス1.4%(予想1.7%)と予想を下回り、利上げ警戒感が後退

 

まとめ

5月22日の東京株式市場は、日経平均株価が前日比1654円93銭高の6万3339円07銭と大幅に続伸し、7営業日ぶりに終値ベースでの史上最高値を更新しました。

 

米国とイランの停戦協議進展にともなう合意最終案の完成報道から地政学リスクが急速に後退し、前日の米株最高値更新や原油安を追い風に海外勢の巨額の先物買いが流入。

 

個別ではオープンAIのIPO観測やアーム株上昇を背景としたソフトバンクグループの急伸が市場を牽引しました。東証プライムの売買代金が4兆9968億円に達する活況となり、マクロ環境の安心感とテーマ株物色が見事に噛み合った非常に強い地合いで今週の取引を終えています。

 

週明け以降もこの強い流れを引き継げるか、市場の視線が集まります。

 

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