
目次

2026年6月29日の東京株式市場で日経平均株価は続落する展開となりました。
前営業日である26日に大幅な下落を記録していた反動から、寄り付き直後は自律反発を狙った買いが先行したものの、次第に前週末の米株式市場における半導体株安の流れが波及。一時は売りが優勢となり、下げ幅を拡大する神経質な局面がみられました。
しかし、前場中ごろにかけては短期筋による断続的な先物買いや売り方の買い戻しが入り、急速に下げ渋るなど、方向感の定まらない展開が続いています。前場の動きを解説します。
相場の重荷となったのは、人工知能・半導体関連株の一角に広がった手仕舞い売りです。
前週末の米市場では主要なハイテク株や半導体関連株を中心に調整売りが優勢となっており、東京市場でも値がさのハイテク銘柄を中心に下押し圧力がかかりました。
しかし、全面安の展開には至らず、地政学リスクの後退を受けて原油安が進んだことで国内景気や企業業績への過度な懸念が和らぎ、内需株などへの押し目買いが下支えとなりました。東証プライム市場では活発な商いを伴いながら、売り買いが交錯する展開となっています。
次なる急騰銘柄をお探しの方必見!
今なら無料で急騰期待の銘柄がもらえる!
■ 東京株式市場の状況(2026年6月29日前場)

・米ハイテク株安の流れで売り先行も、短期筋の買いで急速に下げ渋る
29日寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は一進一退で始まった後、徐々に売りが優勢となりました。前週末の米国市場において、主要な半導体関連株で構成するフィラデルフィア半導体株指数が大幅に下落した流れを受け、東京市場でも朝方は値がさのAI・半導体関連株に売りが波及。
日経平均は一時下げ幅を拡大する場面がありました。しかし、売り一巡後は自律反発を狙った短期筋による断続的な先物買いや、売り方の買い戻しが流入。前場中ごろにかけて急速に下げ渋る展開となりました。
・原油安による安心感が下支え、個別では強弱まちまちの展開
市場からは「前週末の米半導体安の背景となった海外報道について、東京市場では一部は織り込み済みだったため、半導体株を一方的に売り崩すような雰囲気は乏しい」との声が聞かれました。
また、地政学リスクの後退を受けて原油先物価格が下落したことも、国内消費の冷え込みへの懸念を後退させ、内需株などの一角への買いを促しました。さらに、韓国における半導体分野への巨額投資報道なども伝わり、一部の関連銘柄への見直し買いを誘ったとの見方もありました。
個別ではアドテストやキオクシア、ソフトバンクグループが軟調に推移した一方、東エレクや太陽誘電、ファストリなどがしっかりとした動きを見せるなど、強弱まちまちの展開となっています。
■ 東京株式市場・前場の株価動向一覧
| セクター/指標 | 主な銘柄・値動き | 市場の背景・要因 |
|---|---|---|
| 指数動向 | 日経平均株価、続落 東証株価指数(TOPIX)も続落 |
米半導体株安を背景に売りが先行。一方、先物買いや売り戻しで急速に下げ渋る。 |
| 売り先行銘柄 | アドバンテスト、キオクシア ソフトバンクグループ |
前週末の米株安を受けた手仕舞い売り。主力株の下落が指数の重荷に。 |
| 買い先行銘柄 | 東京エレクトロン、太陽誘電 ファーストリテイリング、コナミグループ |
過度な米株安警戒の巻き戻しや、値ごろ感を意識した見直し買いが流入。 |
■ 外為市場の動き:日米金利差を意識し161円台後半、実需の偏りは限定的
外国為替市場での円相場は、米利上げ観測の広がりや日銀の政策運営を巡る思惑などを背景に、日米金利差が意識され円売り・ドル買いが優勢となり、1ドル=161円台後半の小動きで推移しています。前週末の夕方の水準と比較すると、やや円安・ドル高に振れる格好となりました。
歴史的な安値圏である162円の手前では、日本政府・日銀による円買い為替介入への警戒感が根強く、円の下値を探る動きも慎重です。10時前の中値決済に向けては、月末要因の実需取引が意識されたものの、市場関係者からは「需給の偏りはほぼない」との声が聞かれ、実需筋の売買が為替相場に与えた影響は限定的でした。なお、対ユーロでも概ね円売りが優勢となっています。

前週末の大幅下落に続き、今日の前場も米国の半導体株安の流れを引き継いで、一時は大きく売り込まれるハラハラする場面がありました。
しかし、そこからのリバウンドの足取りは力強かったですね!短期筋の先物買いや買い戻しが入り、終わってみれば下げ幅を大幅に縮小して前場を終えています。地政学リスクの後退から原油安が進んだことも、国内の内需株や景気への安心感に繋がっています。
一方で、市場では半導体メモリー関連の先行きに対して慎重な見方も出始めており、銘柄ごとの選別色が強まっています。
東エレクや太陽誘電のようにしっかりと買い直される動きがある半面、アドテストやSBGなどは軟調なままです。
急激な売りが一巡した後は、こうした銘柄ごとのファンダメンタルズを見極めるフェーズに移りそうです。後場も先物動向を凝視しながら、冷静に状況を見極めていきましょう!
■ 前場の注目テーマ
- 米半導体・AI関連株の調整:前週末の米株式市場でハイテク株を中心に利益確定売りが強まった流れが東京市場に波及。
- 地政学リスク後退と原油安:原油価格の下落が、国内の消費冷え込み懸念を緩和させ内需株をサポート。
- 短期筋の先物買いによる下げ渋り:一時的な急落局面の後は、自律反発を狙った投機的な先物買いや売り方の買い戻しが活発化。
- 国内消費指標の底堅さ:朝方発表の商業動態統計速報で小売動向の堅調さが示され、安心感を誘う一因に。
■ 前場の注目銘柄
- アドバンテスト(6857)・キオクシア・ソフトバンクグループ(9984):前週末の米株安を嫌気し、前場を通じて軟調な値動きが継続。
- 東京エレクトロン(8035)・太陽誘電(6976):朝方の売り一巡後、個別での見直し買いなどが入り堅調な動きをみせる。
- ファーストリテイリング(9983)・コナミグループ(9766):相場全体の下げ渋りとともに、主力株への断続的な買いが入り堅調に推移。
「アドバンテスト(6857)」や「キオクシア・ソフトバンクグループ(9984)」のような大型株も魅力的ですが、個人投資家が大きな利益を狙うなら、「次に資金が流入する中小型株」の先回りが欠かせません。
独自の調査網を持つプロの投資顧問なら、一般には出回らない「材料株」の情報も網羅しています。
実際に検証してわかった、信頼できるサイトのみをランキング形式で公開中です。
■ 主な経済ニュースのまとめ(前場)
- 米株式市場で半導体株が大幅下落。 AI関連報道や利益確定売りに押され、前週末の米株式市場ではハイテク株が急調整。
- ニューヨーク原油先物価格が下落。 地政学リスクの後退を受けて、一時1バレル68ドル台半ばへと下落。
- 5月小売業販売額が前年同月比5.3%増。 経済産業省が発表した5月の商業動態統計速報で、小売業の販売額が市場予想を上回る堅調な着地。
■ 今後の注目経済指標(海外・本日夜間発表)
- 17:30 イギリス 5月消費者信用残高(予想:18億ポンド / 前回:19億ポンド)
- 18:00 ユーロ 6月経済信頼感(予想:94.3 / 前回:93.5)
- 18:00 ユーロ 6月消費者信頼感・確定値(予想:-17.7 / 前回:-17.7)
■ まとめ
2026年6月29日前場の東京株式市場は、前週末の米株式市場における半導体・AI関連株の急調整を引き継ぎ、日経平均株価は続落となりました。
朝方は値がさハイテク株への手仕舞い売りが先行し、一時下げ幅を拡大する神経質な展開となったものの、前週末の時点で悪材料の一部は織り込み済みだったこともあり、売り一巡後は自律反発を狙った短期筋の先物買いや買い戻しによって急速に下げ渋る展開を見せました。
地政学リスクの後退に伴う原油安や、国内小売指標の底堅さも投資家心理を下支えし、東証プライム市場では値上がり銘柄が多くみられるなど、底堅さも意識されています。
外為市場では、日米金利差の継続観測から161円台後半の円安基調が続くものの、為替介入への警戒感から下値も限られています。後場も米先物動向や半導体セクター内の強弱感を睨みつつ、買い戻しの勢いが持続するかが焦点となりそうです。




