
目次
脱炭素・GX(グリーントランスフォーメーション)の流れを受けて、太陽光発電や蓄電池、自家消費型エネルギーといった再生可能エネルギー関連の分野には、引き続き国や企業からの投資が向けられていると報じられています。
電気料金の高止まりを背景に、企業や家庭向けに省エネ・創エネの提案を行う企業への関心も高まっているようです。
今回は、そうした再生可能エネルギー・環境関連のテーマの中から、1単元(100株)の購入金額が10万円以下で投資しやすい銘柄を2つ取り上げてご紹介します。
それぞれ事業内容や財務状況に違いがありますので、良い面だけでなく気になる点もあわせて確認していきましょう。
※本記事に記載の株価・財務指標は2026年7月22日〜23日時点の目安であり、複数の情報源をもとに執筆時点で確認したものです。市況により変動する可能性がありますので、最新の株価はご自身でも証券会社のツール等でご確認ください。
①SDSホールディングス(証券コード:1711)太陽光EPCと自家消費・PPA事業を展開

| 株価目安 | 243円前後(2026年7月23日9時53分時点、直近は230〜260円程度で推移) |
|---|---|
| 1単元(100株)換算額 | 約24,300円 |
| 業種 | 建設業(東証スタンダード) |
| 主要指標 | 時価総額 約26億円/自己資本比率 12.9%/EPS △15.28円(直近期は純損失) |
SDSホールディングスは、グループ会社の株式会社省電舎を通じて太陽光発電設備の設計・調達・施工(EPC)を手がけているほか、株式会社SDSおひさま1号では自家消費型太陽光発電システムの導入支援、PPA(電力販売契約)事業、さらに太陽光パネルの再利用の仕組みづくりにも取り組んでいると報じられています。
このほか、LPガスの災害用バルク供給や、中古不動産の改修・再活用といった事業も展開しているようです。
業績面では、2026年3月期は売上高525.1億円(前期比約30%増)、営業利益11.4億円と、前期の営業赤字から黒字に転換したと伝えられています。売上規模の拡大や本業の収益改善が進んでいる点は、事業の広がりを示す材料として注目されているようです。
太陽光のEPC施工から自家消費・PPA、パネル再利用まで一気通貫で手がける事業ポートフォリオを持ち、直近期は増収に加えて営業黒字化を達成したと報じられている点が特徴です。株価が1単元2万円台と購入しやすいことも、値動きの大きさに注目する投資家から関心を集めやすい要因とされています。
2026年3月期は営業黒字化した一方、経常利益は0.1億円とほぼ横ばい、純利益は△6.8億円の赤字が続いています。2025年3月期も経常利益△9.7億円・純利益△15.1億円、2024年3月期も経常利益△5.1億円・純利益△10.5億円と、複数期にわたり純利益ベースでの赤字が継続してきました。自己資本比率も12.9%と低水準で、有利子負債(約35.1億円)が純資産(約7.4億円)を大きく上回る財務構造となっている点は、投資判断にあたって特に注意すべきリスクです。今後の黒字定着や財務改善の進捗を継続的に確認する必要があると考えられます。
②エプコ(証券コード:2311)住宅設計から再エネサービスまで一気通貫で提供

| 株価目安 | 763円前後(2026年7月22日15時30分時点) |
|---|---|
| 1単元(100株)換算額 | 約76,300円 |
| 業種 | サービス業(東証スタンダード) |
| 主要指標 | 時価総額 約71億円/PER(2026年12月期予想)14.05倍/予想配当利回り 4.59% |
エプコは、住宅会社向けの給排水・電気設備などの設計サービス(売上構成比約39%)、住宅会社向けコールセンターを中心としたメンテナンスサービス(同約36%)、そして太陽光発電・蓄電池などの設備工事を行う再エネサービス(同約25%)という3つの事業を展開していると報じられています。
住宅の設計段階から竣工後のメンテナンス、さらに再生可能エネルギー設備の導入までを一気通貫で提供する点が同社の特徴とされています。
業績面では、2025年12月期は売上高62.52億円、営業利益3.76億円、当期純利益4.24億円という実績で、2026年12月期は売上高66.80億円、営業利益3.99億円と増収増益が見込まれていると伝えられています。
同社は中期目標として2027年12月期に売上高75億円・経常利益10億円を掲げており、再エネサービスを成長のけん引役と位置づけているようです。
設計・メンテナンス・再エネサービスを組み合わせた一気通貫型のビジネスモデルにより、安定した収益基盤の上に再エネサービスの成長を積み上げている点が注目されています。増収増益が続いている点や、予想配当利回りが4.59%と比較的高めである点も、財務健全性を重視する投資家にとっては魅力とされているようです。
現時点で大きな財務悪化や継続企業の前提に関する懸念は報じられていませんが、再エネサービスの成長は住宅着工件数や太陽光・蓄電池の設置需要といった外部環境に左右される可能性があります。また、時価総額約71億円という規模から、出来高が少ない局面では株価の値動きがやや大きくなる場合がある点にも留意が必要です。今後の決算で中期目標に向けた進捗が計画通りかどうかを確認していくとよいでしょう。
まとめ
今回ご紹介した2銘柄は、いずれも1単元10万円以下で購入しやすい再生可能エネルギー・環境関連の銘柄ですが、性格はかなり異なります。
SDSホールディングス(1711)は、太陽光のEPCから自家消費・PPA、パネル再利用まで手がける事業の広がりと直近の営業黒字化が注目される一方、純利益の赤字継続や財務体質の弱さといったリスクを抱えています。エプコ(2311)は、住宅関連の安定した収益基盤に再エネサービスを組み合わせ、増収増益が続いている点が特徴です。
いずれの銘柄についても、記載した数値はあくまで執筆時点の目安であり、今後の決算発表や市況によって状況が変わる可能性があります。投資を検討される際は、必ず最新のIR情報や決算資料をご自身でご確認いただき、ご自身の判断と責任のもとで進めていただければと思います。
毎日激しく動くマーケットのなかで着実に利益を狙うには、信頼できる情報と素早い状況判断が欠かせません。
「今買えばいい注目株.com」の公式LINEでは、ブログやnoteの更新情報はもちろん、一般のニュースには載らない「次に資金が流入しそうな注目テーマ」や、佐藤による「相場先読み速報」をタイムリーに限定配信しています。

登録は完全無料です。明日の相場チャンスを逃さないために、ぜひ今すぐ友だち追加して日々の投資にお役立てください。




