【2026年7月24日】日経平均一時1900円安、AI・ハイテク中心に海外売り加速

目次

24日前場の東京株式市場は、前日の米国株安やハイテク株主導の調整を受け、日経平均株価が反落して始まりました。一時は下げ幅が1700円を越え、節目の6万5000円を大きく下抜ける場面も見られました。米国市場でアルファベットやテスラなどのハイテク関連株が決算を受けて下げた影響が、東京市場にも波及しています。

 

TOPIXも一時4000ポイントを割り込むなど、市場全体でリスクオフの雰囲気が強まりました。主力銘柄を中心に海外投資家の先物売りが膨らみ、AI・半導体関連の主役株で大幅安が目立ちます。一方で6万5000円割れ水準では日本株特有の押し目買いも根強く、下値では支えが入っています。

 

為替市場では、円が163円台後半とドルに対して底堅く推移。中東情勢の悪化による原油高や有事のドル買いが背景にありつつも、節目の164円を前に円買いも入るなど、方向感に注意が必要な環境です。

 

今後は、日本のCPIやFOMCといったイベントも見据えながら、短期的な調整への向き合い方やリスク管理が求められる展開となりそうです。

 

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佐藤真理子

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■ 東京株式市場の状況(2026年7月24日前場)

24日前場の東京株式市場は、日経平均株価が大幅反落でスタート。前日比で一時1900円安と、心理的な節目であった6万5000円も下抜け、6万4800円前後で推移しました。きっかけは前日の米国株式市場でハイテク銘柄主導による主要指数の下落。

 

特に米国では中東情勢悪化による原油高や、アルファベット、テスラなどハイテク企業群の決算失望が直撃しました。これを背景に、大型・主力のAI・半導体株や株価指数先物に海外勢の売りが膨らみ、日本株もリスク資産からの資金引き上げが鮮明となっています。

 

朝方は一段安となる場面があったものの、6万5000円を割れると押し目買いも観測され、チャートのテクニカル水準である75日移動平均線(約6万4300円台)が意識されています。

 

TOPIXも一時心理的節目の4000を下回りましたが、局面ごとに値ごろ感からの買いも入って売り一巡後はやや下げ渋る推移となりました。主力株安が鮮明な一方、医薬品や内需系ディフェンシブ銘柄の一部が物色されるなど、個別物色も広がっています。

 

■ 外為市場の動き

24日午前の東京外国為替市場では、円相場が1ドル=163円83〜84銭と底堅く推移しました。前日に比べて52銭の円安・ドル高水準ですが、有事のドル買いと輸入企業の円売り観測が下押し圧力となり、163円台後半〜164円手前での攻防が続きました。

 

米中東政策の緊張継続や、原油高が背景となりリスク回避色も出る状況ながら、164円台に近付くと円買い需要も強まり、一方向に円安が進まない展開となっています。

 

また、片山財務相が「為替については必要な場合、断固たる措置で対応」とコメントしたものの、所感程度であり目立った円高材料には繋がっていません。ユーロ円ではやや円高気味、ユーロドルは小動きと全体的に要警戒姿勢が続いています。今後は日米金利差や国際情勢、企業決算動向が引き続き為替相場にも影響を与えそうです。

■ 前場の注目テーマ

注目テーマ 前場の市場動向とトピックス
AI・半導体関連株 米ハイテク株下落を受けて主力のAI・半導体株が続落。アドバンテストやソフトバンクGなどに強い売り。前日決算でディスコが急落。
空運・エネルギー関連 原油高の影響で空運セクターが大きく下落。中東情勢の不安定も重荷となる。原油連動型銘柄の物色増。
医薬品・内需ディフェンシブ 相場急落時の資金逃避先として、中外製薬・大塚HD・武田薬品工業など医薬品が堅調。他ディフェンシブも一部買われる。

■ 前場の注目銘柄

銘柄名(コード) 前場の値動きと背景
アドバンテスト(6857) AI半導体関連として海外勢中心に大幅安。米ハイテク株安連想とリスクオフの巻き戻し。
ソフトバンクグループ(9984) AI投資期待で上昇していたものの、米国株安を受けて大幅調整。押し目買いも意識されるが軟調。
ファナック(6954) 主力機械株として売り主導の展開。米景気懸念や製造業サイクル鈍化も逆風。
中外製薬(4519) 医薬品ディフェンシブとして相場急落時に資金流入。有事リスクの中、底堅く推移。
ディスコ(6146) 前日決算内容が市場想定を下回り急落。半導体市況不安と合わせて売り加速。
セブン&アイ・ホールディングス(3382) 内需消費のディフェンシブ株として逆行高。安定業績見通しに資金シフト。

 

「アドバンテスト」や「ソフトバンクグループ」のような大型株も魅力的ですが、個人投資家が大きな利益を狙うなら、「次に資金が流入する中小型株」の先回りが欠かせません。

 

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■ 主な経済ニュースのまとめ(前場)

2026年7月24日前場は、米国株安主導で日経平均・TOPIXが大幅安。ハイテク・AI・半導体関連の売りが連鎖しましたが、医薬や小売ディフェンシブ株の一角は底堅く推移。為替ではドル・円が有事局面特有のドル需給で底堅さを維持しつつ、164円付近で円買いも入り膠着した値動きです。

 

米中東情勢や原油高の影響、米国上場企業決算などグローバルマーケットの波乱要因が押し寄せ、日本株もリスク回避姿勢が優勢でした。一方、75日移動平均線などテクニカルな下値サポートや押し目買い志向で極端なパニック売りには発展していません。個別銘柄により売買動向は明暗が分かれています。

■ 今後の注目経済指標

日時 指標名 重要度
7/24 22:45 米国 7月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) ★★
7/24 23:00 米国 6月新築住宅販売件数(年率換算) ★★★
7/26 17:00 ドイツ 7月IFO企業景況感指数 ★★
7/27 8:50 日本 6月企業向けサービス価格指数(前年同月比)
7/28 --:-- 米国 FOMC1日目 ★★
7/30 21:30 米国 6月個人消費支出/PCEコアデフレーター/4-6月期GDP速報値 ★★★
7/31 --:-- 日本 日銀金融政策決定会合・政策金利発表 ★★★

■ まとめ

2026年7月24日前場は、米国株安とそれに連動した海外勢リスク回避による日経平均急反落となりました。主力AI・ハイテク株の下落が目立つ一方、医薬ディフェンシブや一部内需株は底堅く、押し目買いも限定的に入っています。為替相場は米中東情勢や原油高でややドル優位ですが、円買い需要も強まり不安定な動きが続きます。

 

今後は、米欧日の主要経済指標、企業決算、FOMCなどの大型イベントで再び市場センチメントが動きやすい環境。短期的なリスクコントロールと物色対象の分散が個人投資家にも不可欠になっています。相場の波乱期こそ、先回りと地合いの変化をしっかり見極めて投資行動につなげたい局面です。

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