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次世代デバイスやエレクトロニクス関連の分野は、これからの社会変革を担う重要なテーマです。スマートフォン、自動車、IoT機器などの普及拡大が続き、電子部品やその基盤となるプリント基板、フィルムなどの需要は今後も高まることが想定されます。
今回は、その中から10万円以下で投資できる銘柄として、京写(6837)、ジオマテック(6907)に注目しました。両社とも日本ならではの高い技術力を持ちながら、それぞれの得意分野で存在感を発揮。最近の業績動向や今後の成長余地を分析します。
次世代デバイス分野の投資では、事業の競争優位性や独自技術、業績の安定性・成長性などが重要な選定ポイントとなります。各社の個別状況と今後の期待・リスクを丁寧に整理していますので、ぜひ参考にしてください。
※本記事中の株価・時価総額・業績数値は、2026年8月18日時点の各種情報サイトの公開データをもとにした目安であり、実際の株価は日々変動します。ご覧いただいているタイミングの最新情報は、証券会社の取引ツールや各社のIR情報でご確認ください。
①京写(6837)―片面プリント配線板の世界的リーダー

| 株価 | 390円 |
|---|---|
| 1単元(100株)換算額 | 39,000円 |
| 業種 | 電気機器 |
| PER | 13.12倍 |
| PBR | 0.55倍 |
| 配当利回り | 2.31% |
| 時価総額 | 5,703百万円 |
| 自己資本比率 | 39.6% |
京写は1959年設立、主力のプリント配線板(PCB)分野では片面タイプで世界トップクラスのシェアを保有しています。中国やベトナムにも生産拠点を展開し、搬送治具の製造・販売も手掛けるなど、幅広い電子機器分野を支えています。
最新の2026年3月期連結決算によると、売上高が246.97億円(前年同期比5.8%減)、営業利益が8.25億円(同35.4%減)、経常利益は5.47億円(同44.9%減)と、いずれも大幅な減収減益。特に自動車向け受注減が響き、当期純利益は7,800万円(同87.3%減)と発表されています。一方、国内では金属基板の新規受注が拡大しており、会社はコスト構造の最適化や新市場開拓など構造改革を進める方針を取っています。
- 国内市場での金属基板受注増加:国内で金属基板の新規受注が増加しており、今後の業績回復の重要な要因になると発表されています。
- 事業基盤の強化および新市場開拓への取り組み:新分野・新市場を目指した事業基盤強化や、コスト構造の最適化が進められていることが報じられています。
- 高い技術力とグローバルな生産体制:豊富な実績に裏付けされた技術力と、海外生産拠点の存在が競争力の一因です。
- 海外市場での受注減少:自動車向けを中心とした海外需要の減少が、足元の業績悪化に繋がっていると報じられています。
- 利益率の低下:売上減少により営業利益・経常利益ともに大きく減少、利益率の低下が懸念される状況です。
- 自己資本比率の課題:自己資本比率は39.6%で、経営の安定性を注視する必要があります。
②ジオマテック(6907)―真空成膜技術でスマホ向け部材に強み

| 株価 | 805円 |
|---|---|
| 1単元(100株)換算額 | 80,500円 |
| 業種 | 電気機器 |
| PER | 12.56倍 |
| PBR | 0.61倍 |
| 配当利回り | 0% |
| 時価総額 | 7,368百万円 |
| 自己資本比率 | 61% |
ジオマテックは、先端の真空成膜技術を武器に、スマートフォンや大型ディスプレイ等向け高機能フィルムを主力事業としています。パイオニア的存在として独自の技術力を確立し、国内外で高い評価を得ています。
業績面では、黒字転換後から増収増益トレンドが続くという安定した成長が確認されています。配当利回りは0%ですが、61%という自己資本比率も財務の健全性を表しています。
- スマートフォン向けディスプレイ用フィルムが主力:次世代デバイスのキー部材として需要が伸びています。
- 黒字転換以降の増収増益:黒字転換後は安定した増収増益基調が続いている点が報じられています。
- 高水準の自己資本比率:自己資本比率が61%と、財務基盤が安定していることが特徴です。
- 配当利回り0%:株主還元の面では現状、配当が無いことがポイントです。
- 特定市場依存のリスク:主力のディスプレイ用フィルムが特定市場(スマートフォンなど)への依存度が高い構造となっています。
- 業績の増減局面にも留意:過去に赤字を経験しているため、今後の市況変動には注視が必要です。
まとめ
京写(6837)は世界級の片面基板技術と国内新規受注を武器に、業績回復に向け構造改革を進めています。一方のジオマテック(6907)は、スマートフォン向けディスプレイ用フィルムにおける高い競争力と、安定した業績基調が評価ポイント。財務面ではジオマテックの方がやや優勢です。
両社とも10万円以下で購入できる点や、それぞれ注力する分野の成長性に注目です。投資経験やリスク許容に合わせて、自分にあった企業選びを心がけたいですね。
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