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半導体・電子部品業界は、AIや自動運転、IoTなど新たなイノベーション分野の拡大に伴い、今後も世界的な市場成長が見込まれています。日本企業にも高付加価値な素材や部材、最先端の技術開発に取り組む企業が多く、個人投資家にも注目されています。
本記事では“10万円以下で購入可能”という資金的なハードルの低さと、高度化が進む先端産業の成長性や競争力が期待される2銘柄(京写[6837]、ジオマテック[6907])にフォーカスしています。
各社の最新決算や成長分野への取り組み、リスク要因までファクトに基づき整理しますので、基礎データの比較・分析の一助になれば幸いです。
※本記事中の株価・時価総額・業績数値は、2026年8月31日時点の各種情報サイトの公開データをもとにした目安であり、実際の株価は日々変動します。ご覧いただいているタイミングの最新情報は、証券会社の取引ツールや各社のIR情報でご確認ください。
①京写(6837)―世界首位の片面プリント配線板メーカ

| 株価 | 373円 | 1単元購入代金 | 37,300円 |
|---|---|---|---|
| 業種 | 電気機器 | PER | 12.55倍 |
| PBR | 0.52倍 | 配当利回り | 2.41% |
| 時価総額 | 5,455百万円 | 自己資本比率 | 39.6% |
株式会社京写は、1959年設立のプリント配線板(PCB)メーカーで、片面プリント配線板では世界トップクラスのシェアを持っています。生産拠点は中国、ベトナム、インドネシア、メキシコとグローバルに展開。国内外で電子部品実装や金型開発など多岐にわたる事業を手掛けています。
2027年3月期第1四半期(2026年4月~6月)の連結業績は、売上高が前年同期比6.2%増の64億円、営業利益が97.3%増の3億6,100万円、経常利益が88.8%増の2億6,000万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が47.3%増の1億6,200万円と大幅な増収増益となっています。国内はLED照明向けや自動車関連分野の堅調推移、海外ではインドネシアの増収が牽引しました。
- 長期ビジョン・中期経営計画の発表:「長期ビジョン2036」および「中期経営計画2029」を2026年5月に公表し、印刷技術を活かしたグローバル成長分野への拡大を目指す方針が発表されています。(出典:zaikei.co.jp)
- 価格適正化・コスト改善:価格見直しやコスト構造の最適化による利益確保への継続的な取り組みが発表されています。
- 一過性コスト要因の一巡:前期に発生した金属基板量産立ち上げやインドネシア設備投資の一時的コスト増加が一巡し、業績改善に寄与する見通しが報じられています。
- 海外市場の景気変動リスク:中国、ベトナム、インドネシア、メキシコ等グローバル展開が多いため、各国の景気や政治リスクが業績に影響する可能性があります。
- 原材料価格変動:銅・樹脂などプリント配線板原材料価格の変動がコストに影響する可能性が指摘されています。
- 技術革新への対応:電子機器分野の技術進化が早く、新技術への対応が遅れた場合の競争力低下リスクがあります。
②ジオマテック(6907)―薄膜コーティングで半導体分野の成長

| 株価 | 793円 | 1単元購入代金 | 79,300円 |
|---|---|---|---|
| 業種 | 電気機器 | PER | 12.37倍 |
| PBR | 0.6倍 | 配当利回り | 0% |
| 時価総額 | 7,258百万円 | 自己資本比率 | 61% |
ジオマテックは高精度薄膜コーティング技術を強みに、半導体や電子部品向けの材料・部材の製造および販売を手掛ける電子材料メーカーです。
直近では半導体および電子部品向け売上が前期比24.2%増加と高成長を記録しています。顧客業種の高度化ニーズに対応した最先端コーティング技術による需要取り込みが進んでいます。
- 半導体分野の売上拡大:半導体・電子部品向け売上が前期比24.2%増加と大きく伸長し、成長分野でのプレゼンスが高まっています。
- 高自己資本比率:自己資本比率61%と、健全な財務体質を維持しています。
- 0%配当利回り:現状配当はありませんが、成長と再投資に注力する経営方針が確認できます。
- 配当ゼロ:現在配当利回りは0%となっており、株主還元より成長投資を重視する経営姿勢です。
- 半導体市況の影響:主要事業分野が半導体向けなため、グローバルな半導体市場市況の影響を受けやすい面があります。
- 競争激化リスク:高精度コーティング技術分野では事業環境の変動や他社との競争激化も想定されます。
まとめ
京写(6837)は世界首位シェアのプリント配線板メーカーとして生産のグローバル展開、堅調な増収増益トレンド、一過性コスト一巡による業績改善への道筋が示されています。配当利回りも2%超とバランスが取れています。
一方ジオマテック(6907)は24.2%増収という直近実績を背景に、半導体業界での成長性を武器にしていますが、配当還元は実施していません。財務健全性や高水準の自己資本比率が特徴的です。
両社とも成長産業を担う中で事業戦略やリスクの取り方、株主還元方針に違いが見られるのが印象的です。ご関心や優先するポイントに合わせて細かな比較検討をお勧めします。
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