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3日前場の東京市場は、米株の反発を受けて自律反発への期待感から日経平均は寄り付きで大きく反発しましたが、その後は利上げ観測や原油高から売りに押される展開となりました。
日経平均は一時400円高まで上昇したものの、前日の大幅安の後とあって戻り売りが優勢。原油価格が高水準で推移する中、インフレ懸念や金利の先高観が強まり、前日比マイナス圏に沈む場面もありました。
国内外景気を巡る不透明感も意識され、個別銘柄では明暗が分かれる展開。為替市場では米金利低下や米雇用統計の軟化もあり、円高・ドル安が進行しています。
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■ 東京株式市場の状況(2026年9月3日前場)

前場の東京株式市場は、日経平均株価が前日の大幅下落を受けて買い戻しが先行し、寄り付きで一時400円高の6万4700円台をつけるなど反発ムードとなりました。
しかし、その後はインフレ圧力や金利先高観、そして原油高による警戒感から売りが増加。
他市場と比較しても買いの勢いはやや限定的で、日銀の利上げペース加速観測も相場の重しとなりました。
東京証券取引所株価指数は一時反発しましたが、日経平均は前日終値を挟んだもみ合いが続きました。
国内の長期金利は若干低下したものの、総じて材料難の中、方向感に欠ける推移です。
■ 外為市場の動き
3日前場の東京外国為替市場では円相場が対ドル・対ユーロともに上昇しました。10時時点で1ドル=158円69銭台と前日比1円高水準に。
米国金利低下とそれを受けた米利上げ観測後退、日本国内の実需勢によるドル売りが円高を促進しました。
また、米ADP雇用リポートが市場予想を下回り、FRBへの積極的な利上げ期待が後退したことも背景にあります。
円は対ユーロでも強含み、ユーロドルはわずかにユーロ高・ドル安となっています。
■ 前場の注目テーマ
| 注目テーマ | 前場の市場動向とトピックス |
|---|---|
| 原油高騰とインフレ圧力 | ニューヨーク原油先物が1バレル90ドル台で高止まり、インフレ懸念が相場の重しに |
| 日銀の金融政策動向 | 高田日銀審議委員発言を受け、利上げペース加速懸念が広がる |
| 米国雇用と金利環境 | 米長期金利低下とADP雇用データ軟化、米株高材料も買い先行の勢いは限定 |
■ 前場の注目銘柄
| 銘柄名(コード) | 前場の値動きと背景 |
|---|---|
| ソフトバンクグループ(9984) | 米株戻りと投資先リスク緩和観測から反発、前場は上昇 |
| ファーストリテイリング(9983) | 米金利やインフレ懸念、割高感意識で売り優勢、一段安 |
| ニトリホールディングス(9843) | ディフェンシブ株として買いが続き上昇 |
| 東京エレクトロン(8035) | ハイテク株への戻り買い期待で堅調 |
| アドバンテスト(6857) | 半導体関連軒並み軟調、前場は下落 |
| イビデン(4062) | 前日に続き下落基調、半導体不安拭えず |
| リクルートホールディングス(6098) | 回復期待で買いが入り上昇 |
| 三菱商事(8058) | 資源高の恩恵で上昇 |
| フジクラ(5803) | 材料難で軟調に推移 |
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■ 主な経済ニュースのまとめ(前場)
本日前場の最大の話題は原油高を背景としたインフレ圧力と、それをきっかけとした日本株上値抑制です。
2日の米市場で主要株価指数は反発をみせたものの、日経平均は前日の大幅下落の反動が限定的。
日銀の高田創審議委員の発言を受け、今後の金融政策決定会合(9月17~18日)では利上げピッチ加速観測が強まりました。
また、為替では円高進行が鮮明となり、今後の輸出関連株や企業業績への影響が注目される材料となっています。
米雇用関連指標の弱さ、米利上げ期待の後退など、日米で金融政策の方向感にズレが意識される一日です。
■ 今後の注目経済指標
| 日時 | 国 | 指標名 | 重要度 |
|---|---|---|---|
| 9/3(木) 21:30 | 米国 | 7月貿易収支 | ★★ |
| 9/3(木) 21:30 | 米国 | 前週分新規失業保険申請件数 | ★★ |
| 9/3(木) 23:00 | 米国 | 8月ISM非製造業景況指数 | ★★★ |
| 9/4(金) 08:30 | 日本 | 7月全世帯家計調査・消費支出 | ★ |
| 9/4(金) 21:30 | 米国 | 8月非農業部門雇用者数変化 | ★★★ |
| 9/4(金) 21:30 | 米国 | 8月失業率 | ★★★ |
| 9/4(金) 21:30 | 米国 | 8月平均時給(前月比・前年比) | ★★★ |
■ まとめ
3日前場の東京市場は、米株高や一時的な買い戻しもみられるものの、原油高を受けたインフレ警戒・金利高観の圧力が強く、戻り売りが優勢な展開です。
主力大型株は値動きにバラつきが出ており、個人投資家にはテーマ性や材料株への資金流入に注目する姿勢が求められます。
為替市場では円高が鮮明、今後は米雇用統計やISMといった重要指標が相場に影響を与える局面が続くでしょう。引き続き、外部環境の動きや金融政策動向を注視しながら柔軟な投資姿勢を保つことが重要です。




