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世界的な脱炭素の潮流を受け、再生可能エネルギー関連株への注目が高まっています。エネルギー価格や環境規制といった社会課題への対応もあり、安定した収益基盤を持つ企業や、成長ストーリーを描ける企業に投資マネーが向かいやすい傾向が続いています。
本記事では、バイオマス発電など再生可能エネルギー領域で確かな実績をあげている注目2社にフォーカスします。いずれも1単元購入代金が10万円以下と、投資初心者や少額から始めたい方にも手が届く銘柄で、最新の業績や事業内容、注目トピック、リスク要因を客観的データをもとにまとめました。
個別株選びの参考や、将来的な投資のヒントとしてご活用いただければ幸いです。低PER・低PBR銘柄の底力や安定配当に着目してみるのも一手です。
※本記事中の株価・時価総額・業績数値は、2026年10月1日時点の各種情報サイトの公開データをもとにした目安であり、実際の株価は日々変動します。ご覧いただいているタイミングの最新情報は、証券会社の取引ツールや各社のIR情報でご確認ください。
①イーレックス(9517)―バイオマス発電のリーディング新電力

| 株価 | 1単元購入代金 | 業種 | PER | PBR | 配当利回り | 時価総額 | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 815円 | 81,500円 | 電力・ガス | 11.76倍 | 0.9倍 | 2.7% | 63,829百万円 | 41.4% |
イーレックス(9517)は、バイオマス発電と電力小売を軸にビジネスを展開している再生可能エネルギー関連企業です。1999年設立の独立系新電力会社として、発電所の運営、電力トレーディング、燃料供給などを手掛け、国内外のバイオマス発電所の運営も注力分野。東京都中央区京橋に本社を構え、資本金は184億円、従業員数は連結302名です。
最新の2027年3月期第1四半期決算によれば、売上収益は485億円(前年同期比31.0%増)、営業利益は6億円(同56.6%減)、税引前利益は12億円(同132.3%増)、純利益は8億円でした。純利益の急回復が目立ちますが、一方で営業利益は減少しています。
- 2026年3月期の純利益が前期比で151.8%増と急回復と発表されています。
- ベトナム・ハウジャンバイオマス発電所の稼働率が80%超を達成し、2025年度実績を上回る売上が発表されています。
- 佐伯、豊前、大船渡、中城の各バイオマス発電所向けの燃料販売が順調に推移し、他社向け販売も伸びていると報じられています。
- 2027年3月期第1四半期において営業利益が前年同期比で56.6%減少と発表されています。
- 電力市場の価格や燃料調達コストの変動が業績へ影響を及ぼす可能性があると報じられています。
- 今後の収益性の回復が持続するかは、事業環境の変化に左右される点が指摘されています。
②エフオン(9514)―国産バイオマス発電に特化した堅実企業

| 株価 | 1単元購入代金 | 業種 | PER | PBR | 配当利回り | 時価総額 | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 343円 | 34,300円 | 電力・ガス | 5.58倍 | 0.37倍 | 2.33% | 7,421百万円 | 44.2% |
エフオン(9514)は、国産木質チップを利用したバイオマス発電を主力とし、再生可能エネルギー専業で事業展開しています。大分、栃木、和歌山など全国で計5基の木質バイオマス発電所を運営。省エネルギー支援や電力小売も行い、FIT/FIP制度にもとづく売電収入で安定した経営基盤を持っています。
2025年6月期決算では、売上高が176億円と横ばいながら、営業利益が13.2億円、経常利益11.0億円、純利益7.1億円と、収益性が大幅改善したことが発表されています。
- 2025年6月期決算で、営業・経常・純利益がいずれも前年同期比で大幅増と発表されています。
- バイオマス発電事業の安定稼働によって利益率向上が実現したと報じられています。
- 省エネ支援や電力小売など、事業多角化も進展中です。
- 売上高の成長が鈍化していると発表されています。
- バイオマス燃料の調達コストや供給安定性が業績に与える影響が懸念されています。
- 今後の成長戦略の明確化が投資家から求められています。
まとめ
イーレックス(9517)とエフオン(9514)は、いずれも再生可能エネルギー分野における実績と成長余地を持つ注目株です。
イーレックス(9517)は純利益の大幅回復や海外展開、燃料事業の成長がポイントである一方、営業利益の減少やコスト面のリスクもみられます。エフオン(9514)は低PER・低PBRという指標面の割安感に加え、発電事業の堅実さや利益率の大幅改善が評価されていますが、売上成長の鈍化や今後の事業戦略など課題も浮き彫りになっています。
いずれの銘柄も1単元10万円以下で購入でき、配当利回りも2%台とバランスの良さが特徴。中長期での脱炭素・サステナブル投資や分散投資の候補として検討材料になるでしょう。
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