片山晃(五月)の経歴・資産推移とモダリス株騒動を徹底検証

目次

佐藤真理子

佐藤 真理子 (運営者責任者)です。

金融業界出身。これまでに200社以上の投資顧問・株情報サイトを検証し、体験に基づく中立的なレビューを発信しています。
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片山晃(五月)さんは、元手65万円から株式投資を始め、約20年で100億円超の資産を築いた個人投資家です。総資産については本人発信や各種報道で130億〜300億円台まで数字に幅があり、後述の通り正確な現在値は確認できていません。

 

この記事では、どの時期にどんな投資判断を行い、どの局面で資産が大きく伸びたのかを時系列で見ていくとともに、輝かしい実績の裏にあった2021年のトラブルにも公平に触れていきます。

 

ただし、片山さんの投資手法についてお伝えすると、その手法は徹底した企業分析と長年の経験に裏打ちされたものであり、誰でもすぐに再現できるものではありません。

 

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片山晃(かたやま あきら)とは?

名前 片山晃(かたやま あきら)
ペンネーム 五月(ごがつ)
生年月日 1982年生まれ(2026年現在、43〜44歳)
出身地 山形県
職業 個人投資家、株式会社レッドマジック代表取締役社長
総資産 130億円台〜300億円台(情報源・時期により幅あり。詳細は本文参照)
結婚の有無 非公開(プライベートな情報は公開していない)

出身地はForbes JAPAN(2015年掲載)で確認。

 

片山晃さんは、元手65万円から資産を大きく増やした経緯から、個人投資家の中でも特に注目される存在です。

 

佐藤真理子

まずは、投資を始める前の環境や経歴から見ていきます。

 

 

片山晃の学歴

高校 非公開
専門学校 ゲーム関連の専門学校に入学するも1年で中退
大学 進学せず

 

 

佐藤真理子

片山さんの学歴については、専門学校を1年で中退したということしかわかりませんでした。このあと、株式投資に関心を持つまでの経緯を時系列で見ていきます。

 

 

片山晃の経歴

 

〜2004年 ネトゲ廃人時代
2005年〜 投資家デビュー
2008年〜 リーマンショックと投資法の転換
2013年〜2014年 機関投資家としての経験
2014年〜2021年 自社法人の設立と資産拡大、そしてモダリス株を巡るトラブル
2022年〜現在 メディア出演や対外活動の拡大

 

ネトゲ廃人時代(〜2004年)

片山さんは高校卒業後、ゲーム関連の専門学校に入学するも1年で中退。その後約4年間、自宅に引きこもりオンラインゲーム『ラグナロクオンライン』に没頭する生活を送りました。

 

 

佐藤真理子

ゲームの世界では『』と呼ばれるほどの存在になったそうです。このように自分の興味のあることには『没頭』するというのが現在の投資スタイルにもつながる集中力の源になっていると考えられます。

しかし、神と呼ばれながらも次第に空虚感に苛まれるようになっていきます。

 

 

 

投資家デビュー(2005年〜)

片山さんは、2005年、23歳の時に長瀬智也主演のテレビドラマ『ビッグマネー』を偶然見たことがきっかけで株式投資の世界に魅了されます。ドラマを見た翌日にはアルバイトの面接に行き、資金作りを開始。ゲームセンターの深夜アルバイトで貯めた65万円を元手に株式投資を始めます。

 

投資初期は主にデイトレードなどの短期売買で利益を上げ、約2年で資産を1,000万円まで資産を増やします。しかし、そこから先は伸び悩みを経験したそうです。

 

 

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65万円を元手に、約2年で資産を1000万円まで増やすってすごいですよね。株式投資をはじめて、個人の力だけで資産1000万円を達成させられる人の方が圧倒的に少ないと思います。

 

 

リーマンショックと投資法の転換(2008年〜)

2008年のリーマンショックをきっかけに『自分には株以外ない』と退路を断ち、投資手法を大きく転換。短期売買から中長期投資へとシフトし、ファンダメンタルズ分析を重視した投資スタイルを確立します。

 

 

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2009年には資産1億円、2012年には12億円と着実に資産を増やしています。

 

 

 

機関投資家としての経験(2013年〜2014年)

片山さんは、2013年2月に「しばらく投資を辞める」ことを宣言し、話題になりました(ZAi ONLINE参照)。その後、『ひふみ投信』で知られるレオス・キャピタルワークスに入社し、機関投資家の世界を経験します。

 

1年後の2014年に退社し、独立。ファンド運用者としての視点も学んだこの経験は、その後の投資スタイルにも影響を与えているようです。

 

佐藤真理子

在籍期間は約1年と短いものの、機関投資家の視点を学んだ時期だったとされています。

 

 

自社法人の設立と資産拡大、そしてモダリス株を巡るトラブル(2014年〜2021年)

2014年に未上場企業への投資を行う法人を設立(法人名は情報源により表記が異なるため、当サイトでは断定を避けます)。同時期、医療機器メーカー『日本ライフライン(7575)』に全資産を投じる決断をし、この投資が大成功。資産は2014年に25億円、2016年には100億円を突破しました。

 

 

佐藤真理子

ヘッジファンド運用や、スタートアップ投資も積極的に行うようになりました。

 

 

そんな順調な資産拡大の中、2021年3月、大株主として保有していた創薬ベンチャー「モダリス(4883)」の株式を、ロックアップ(売却禁止)期間中に誤って全て売却してしまうというトラブルが発生しました。

 

日本経済新聞の報道によると、片山氏はこの件についてモダリス社へ約4億8,400万円を支払うことで合意。内訳は、本来のロックアップ期間終了後に売却していた場合との差額相当額(約4億100万円)と、課徴金ルールを準用した金額(約8,300万円)とされています。片山氏は自身のブログで「うっかりミスであり悪意はない」と説明し、謝罪しています。

 

佐藤真理子

非常に大きな実績を残している投資家である一方、この一件は上場企業のルールに関わる公表済みの事実です。輝かしい実績だけでなく、こうした経緯があったことも公平にお伝えしておきます。

 

 

メディア出演や対外活動の拡大(2022年〜現在)

2022年11月からはテレビ東京「Newsモーニングサテライト」に月1回ペースで出演するなど、メディアでの露出も増えています。

 

 

片山晃の現在の活動

現在の片山晃さんは、個人投資家の枠を超えて多方面で活躍しています。

 

片山晃さんの現在の活動
  • 個人投資家としての株式投資:主に成長が期待できる中小型株への投資
  • 法人経営:自身の資産運用会社運営
  • ヘッジファンド運営:機関投資家としての活動
  • スタートアップ投資:ベンチャー企業への出資
  • 競走馬の生産牧場経営:北海道に牧場を所有し、馬主としても活動
  • 執筆・講演活動:投資関連書籍の出版、セミナー登壇など

 

投資家だけではなく、企業家としても活動し、事業を成功させているようですね。

 

また最近、元LINE、ZOZOなどの大手企業で活躍し、現在はビジネス系インフルエンサー、YouTuberの田端さんの『田端大学 投資学部』に出演されているのを確認しました。2025年11月には、ゲンロンカフェで批評家の東浩紀氏を聞き手にしたトークイベントにも登壇しています。

 

 

 

片山晃の投資法

片山さんの投資法の基本は『中小型の成長株が頭角を現し始める初動を捉えて集中的に投資をする』というものです。投資において以下の2つを特に重視しているようです。

 

  • 『変化』を見極める力:企業の業績や世の中のトレンドの変化にいち早く気づく
  • 『想像力』で未来を予測する力:その変化が将来どのように発展するかを想像する

 

 

佐藤真理子

片山さんは、このように自身の哲学を語っています。『投資とは現在と未来の価値の間にあるギャップを埋める行為』。この言葉は、片山さんの投資スタンスを端的に表しています。

 

 

 

片山晃 銘柄選定の方法

片山さんの銘柄選定において特に重視しているのは以下の指標です。少し専門的な内容なので、興味のない方はサラっと読み飛ばす程度で構いません。

 

片山さんの銘柄選定法
  • EPS(1株当たり利益)とその成長率:将来のEPSに対して現在の株価が割安かを判断
  • 営業利益の質と伸び:単なる売上増ではなく、利益率の改善も重視
  • 適時開示情報の徹底的な分析:細かな情報から企業の将来性を読み解く
  • 業績回復のスピード:企業の回復力や変化対応力を重視

 

 

佐藤真理子

片山さんの銘柄選定法から読み取れるのは、情報が少なく機関投資家が参入しにくい小型株に注目し、そこに個人投資家としての強みを見出しているようです。

 

 

片山晃の集中投資とリスク管理

片山さんは分散投資だけではなく、将来性を確信した銘柄には資産を集中して投資します。『10倍になるチャンスを秘めた銘柄には資産の全額を投じる』という考え方です。

 

 

佐藤真理子

堅実な守りだけではなく、攻めるときは全力で攻めるということですね。

 

 

ただし、それは一攫千金を狙った無謀な投資をするというわけではなく、徹底的な調査と分析に基づいた確信に基づいて判断しているというところは理解しておいてください。

 

 

佐藤真理子

片山さんの言葉に『信じることは疑うことをやめること。投資においては疑うことをやめた瞬間に大損へのカウントダウンが始まる』というものがあります。この言葉から読み取れるのは常に冷静な視点も忘れない姿勢と言えるのではないでしょうか。

 

 

 

 

片山晃の保有銘柄

2025年5月現在、片山さんが保有している銘柄を『バフェット・コード』というサイトから引用してご紹介します。

 

 

銘柄コード 会社名 保有額 (百万円) 保有株式数 (千株) 保有割合 (%)
7163 住信SBIネット銀行株式会社 3,777 1,150.0 0.76
7575 日本ライフライン株式会社 2,146 1,458.0 1.61
7185 ヒロセ通商株式会社 1,046 248.0 4.22
6062 株式会社チャーム・ケア・コーポレーション 1,021 802.4 3.07
4369 株式会社トリケミカル研究所 859 292.0 0.94
6785 株式会社鈴木 765 437.0 3.04
4318 株式会社クイック 729 330.1 1.72
3683 株式会社サイバーリンクス 310 254.8 2.63
3926 株式会社オープンドア 278 553.4 1.78
3540 株式会社歯愛メディカル 276 315.0 0.63
6239 株式会社ナガオカ 270 200.0 4.76
9159 株式会社W TOKYO 202 128.6 4.77
4382 HEROZ株式会社 139 135.076 1.01
4584 キッズウェル・バイオ株式会社 89 468.7 1.7
3641 株式会社パピレス 85 96.8 0.93
2138 クルーズ株式会社 59 95.1 0.85
4883 株式会社モダリス 59 800.0 3.19
3985 テモナ株式会社 20 91.2 0.85
3787 株式会社テクノマセマティカル 18 35.8 1.38

引用元:バフェット・コード(2025年5月29日調べ)

 

現在保有しているのは19銘柄。このポートフォリオから読み取れるのは、中小型の高配当・割安株を中心に構成されており、安定した収益を意識しつつ、将来の成長余地も見込む構成と読み取れます。

 

なお、上表にあるモダリス(4883)は、前述の2021年ロックアップ違反の当事者となった銘柄です。現在も保有を続けていることが分かります。

 

 

佐藤真理子

業種分散もされており、リスク管理も意識された堅実な投資戦略だと感じました。

 

 

個人的には令和の相場師と異名を持つ『トンピン』さんやテスタさんなどと同格の投資家と言ったイメージです。

 

 

片山晃の資産と推移

片山晃さんの資産推移をまとめると以下の通りです。

 

2005年 65万円(投資開始時)
2007年頃 1,000万円超
2009年 1億円
2012年 12億円
2014年 25億円
2016年 100億円超
2019年 140億円(日経新聞電子版「相場に恋したネトゲ廃人」2019年3月掲載)
2020年 150億円(日本経済新聞電子版より)
2025年11月 約250億円(ゲンロンカフェ・トークイベント告知情報より)

 

総資産については、情報源や時期によって130億〜300億円台までかなりの幅があります。本人のSNSや出演メディアでその都度言及される数字は目安として参考になりますが、金融機関の資産証明のような形で公表されているものではないため、当サイトでは特定の一つの数字を断定的な「現在の総資産」として扱うことはしていません。

 

特に2014年から2016年にかけての資産の急成長は、前述の日本ライフライン株への集中投資が大きく実を結んだ結果です。この投資での成功により、片山さんの資産は大幅に増加しています。

 

注目すべきは、資産を100億円以上に増やした後も、高級車や豪邸などの贅沢品への消費ではなく、ほとんどを再投資に回していること。

 

 

佐藤真理子

この質素な生活スタイルと投資へ集中が、着実な資産形成につながっていると言えます。

 

 

片山晃のソーシャルメディア

片山晃さんは『五月』というハンドルネームでソーシャルメディアや金融メディアに登場することが多いです。

 

X(旧ツイッター)

『五月』名義でアカウントを運営。投資情報だけでなく、競馬やゲームに関する投稿も行っています。最近ではVRChatにも関心を持っているようです。

 

片山晃Xプロフ画面

引用元:片山晃(五月)X

 

ブログ・note

旧ブログ: 「東証Project~相場はこの世の幻想郷」
ブログ: 「株と競馬と企業経営」(モダリス株の件についての説明・謝罪もこちらに掲載)
note: 「五月(片山晃)

 

 

 

著書・出版活動

片山さんは小松原周さんと共著で『勝つ投資 負けない投資』という書籍を出版しています(のちに改訂版も刊行)。

 

勝つ投資 負けない投資

 

佐藤真理子

書籍の内容を引用してご紹介します。

 

バイトで貯めた65万円を25億円にふやした究極の個人投資家と
巨大ファンドを運用し、リーマン・ショックでも負けたことのない
不敗の機関投資家が語る、株式マーケットのオモテとウラ

「機関投資家に個人は勝てっこない……」そんな常識を打ち破る画期的な本

本書では、株式売買からの圧倒的なリターンを出している個人投資家の一人である片山晃氏(ペンネーム:五月)と、
TOPIXなどの指標に対して負けたことのない機関投資家の一人である小松原周氏の、
それぞれの立場でのトップ・プレーヤーがタッグを組み、
投資家が本当に知らなければならないことについてホンネを語っています。

引用元:Amazon

 

 

まとめ│片山晃の経歴と投資法から読み取れること

ここまで、片山晃さんの経歴と投資法を、資産が増えたタイミングごとに見てきました。

 

高等教育を受けたわけではなく、株式投資を独学で学び、元手65万円から100億円超の資産を築いた実績をみると、惜しみない努力と分析に加え、投資スタイルの変化や判断の積み重ねを見る限り、感覚だけでなく分析を重ねて投資してきた人物だと分かります。

 

投資法も初期の短期狙いのデイトレから、中長期のファンダメンタルズへ移行するなど、時代によってスタイルを変えていくという柔軟さがあります。

 

また堅実な守りだけではなく、勝ちを確信したときは全力で攻める姿勢なども、私たち個人投資家が学べるところがたくさんあります。

 

一方で、2021年のモダリス株ロックアップ違反のように、大株主としての立場ゆえのルール順守が問われる場面もあったことは、公平な検証として押さえておくべき事実です。

 

是非、参考にしてみてください。

 

ただし、冒頭でもお伝えしましたが、片山さんの手法は徹底した企業分析と長年の経験に裏打ちされたものであり、誰でもすぐに再現できるものではありません。

 

同じレベルの分析力を独学で身につける時間はないが、次に狙える銘柄はすぐ知りたい」という方には、以下のように無料で試せる株情報サイトもあることを知っておくと選択肢が広がります。

 

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片山晃の会社概要

名称 片山晃
運営会社 シュバイツェル・インベストメント株式会社
代表取締役 髙津 稔
所在地 〒102-0093 東京都千代田区平河町2‐4‐14 平河町KSビル4階
メール info@schweitzer.jp
公式ウェブサイト https://www.schweitzer-investment.com/
関連URL① 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第3044号
コメント一覧
  1. 数百万の資金から数十億を築いた伝説的な個人投資家。短期のデイトレではなく、企業の成長性を読み込むファンダメンタルズ分析が中心なのでプロの投資思考や相場に対するマインドを学ぶ対象として尊敬しています。

  2. 中小型株の成長性を見極めて資産を築いた著名投資家さんですよね。プロが企業のどこに着目しているのか知れるのは学びになります。

  3. 大型株ではなく、企業の潜在的な成長性に着目する中小型株のスクリーニング手法が本当に参考になります。市場がまだその価値に気づいていない原石のような銘柄をホールドし続け、見事な大化けを体験できました。

  4. プロの着眼点はやはり鋭い。彼の手法をヒントに自分の戦略を練り直したら、トレードの質が一段上がった。

  5. 伝説の投資家という看板に惹かれますが、記事で検証されている通り、彼の手法が今の自分に再現できるかは別物。プロの思考に触れて満足するのではなく、自分の資産規模に合った戦い方を模索するきっかけとして活用しています。

  6. 片山さん、最近Youtubeなどのメディアでよく見かけますね。以前よりも人気出てきた?

  7. 200億ってすごい資産。どうやったらそんなに資産を増やせるんだろ。普段の思考が気になる。

  8. ストイックな分析スタイルが好きでいつも参考にさせてもらっています。

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