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こんにちは、佐藤真理子です。
今回は「バイオ・創薬・医療」関連のテーマから、比較的少額から取引を検討しやすいとされる銘柄を2つ取り上げてご紹介します。
バイオ・創薬分野は新薬の承認や技術提携などのニュースが株価材料になりやすい一方、研究開発が先行して赤字が続く企業も多く、値動きの振れ幅が大きくなりやすい点には注意が必要とされています。
今回ご紹介する2銘柄は、いずれも東証グロース市場に上場しており、1単元(100株)の購入金額が3万円以下で取引できる水準にあるとみられます。
一方は既に営業黒字化を果たしたとされる収益基盤の安定感が特徴で、もう一方は売上高が急拡大しているものの、なお研究開発投資が先行し赤字が続いているとされる、成長期待先行型の銘柄です。それぞれの特徴とリスクを踏まえながら見ていきましょう。

※本記事に記載の株価・財務指標は、2026年7月7日〜8日時点で確認できた公開情報をもとにした目安です。市場環境や新規開示により変動する可能性がありますので、最新の情報は各社IRサイトや証券会社の情報でご確認ください。
①キッズウェル・バイオ(4584)─ バイオシミラー事業で黒字化が進む注目株

| 証券コード | 4584 |
|---|---|
| 銘柄名 | キッズウェル・バイオ |
| 市場 | 東証グロース |
| 株価目安 | 149円(2026年7月7日時点の目安) |
| 1単元(100株)換算額 | 約14,900円(同時点の目安) |
| 業種 | 医薬品(バイオシミラー・細胞治療受託等) |
| 主要指標 | 2026年3月期第3四半期累計:売上高50.2億円/営業利益0.84億円(黒字化) 通期見通し:売上高60〜65億円/営業利益▲1.0億〜+1.0億円 |
キッズウェル・バイオは、既存の抗体医薬品と同等の効果を持つとされる「バイオシミラー」の開発・販売や、細胞治療分野の受託製造などを手掛ける企業です。
2026年3月期第3四半期累計では売上高が積み上がり、営業損益は第2四半期以降黒字を維持しているとされています。研究開発費を吸収しながら営業黒字を確保できている点は、収益基盤の改善を示す材料として市場から注目されているようです。
バイオシミラー事業の需要が堅調に推移しているとされるほか、脳性麻痺を対象とした細胞治療の治験について海外展開を進めているとの報道があり、今後の承認・提携動向が引き続き注目されるとみられます。
直近の四半期では、支払手数料(0.75億円)や棚卸資産廃棄損(1.25億円)などの営業外費用がかさみ、四半期の最終損益は赤字になったとされています。また、通期の営業利益見通しは▲1.0億円〜+1.0億円と幅があり、下振れした場合は再び赤字に転落する可能性がある点には留意が必要です。

②PRISM BioLab(206A)─ 独自の創薬基盤で売上急拡大、赤字先行の成長株

| 証券コード | 206A |
|---|---|
| 銘柄名 | PRISM BioLab |
| 市場 | 東証グロース |
| 株価目安 | 149円(2026年7月7日時点の目安) |
| 1単元(100株)換算額 | 約14,900円(同時点の目安) |
| 業種 | 医薬品(低分子創薬プラットフォーム「PepMetics」) |
| 主要指標 | 2025年9月期(2025年11月14日発表):売上高6.77億円(前期比+121.6%)/営業利益▲7.74億円 純資産27.1億円/自己資本比率87.6% |
PRISM BioLabは、環状ペプチドの立体構造を活用した独自の低分子創薬プラットフォーム「PepMetics」を強みとし、国内外の製薬企業との共同研究契約などを収益源としているとされる創薬ベンチャーです。
2025年9月期の売上高は前期比で2倍を超える伸びとなった一方、研究開発投資が先行し、営業損益は3期連続の赤字になっているとされています。
自己資本比率は87.6%と、赤字が続く創薬ベンチャーの中では比較的高水準で、現金保有も約29.2億円とされ、当面の資金繰りには一定の余力があるとみられます。製薬大手との提携拡大や新規契約の獲得が、今後の株価材料として意識されやすいとの見方があります。
一方で、営業キャッシュフローのマイナス幅が拡大し、フリーキャッシュフローも約▲15.4億円まで悪化しているとの指摘があります。今後も赤字が続く場合、追加の資金調達(増資等)により既存株主の持分が希薄化するリスクがある点には注意が必要です。

まとめ
今回ご紹介した2銘柄は、いずれも1単元3万円以下で取引を検討しやすい水準にあるとみられるバイオ・創薬関連の銘柄です。
キッズウェル・バイオは営業黒字化が進みつつある収益基盤の安定感、PRISM BioLabは売上急拡大と独自技術による成長期待が特徴といえそうですが、いずれも最終赤字や営業赤字といったリスク要因を抱えている点は共通しています。
バイオ関連銘柄は新薬開発の進捗や提携ニュースなどをきっかけに株価が大きく動くことがあるとされる一方、その分下振れリスクも大きくなりやすい分野です。投資を検討される際は、各社の最新の適時開示やIR情報をこまめに確認しながら、ご自身の判断で進めていただければと思います。

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