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再生可能エネルギーや環境関連の分野は、脱炭素社会の実現に向けた政策的な後押しもあり、中長期的な成長テーマとして引き続き注目されています。太陽光や風力といった発電分野に加え、電力小売や資源循環(廃棄物処理・リサイクル)といった周辺領域でも、事業構造の転換を進める企業が増えてきました。
今回は、その中から比較的少額から投資を検討しやすい東証上場の2銘柄を取り上げ、業績の推移や注目ポイント、留意しておきたいリスクについて整理していきます。あくまで情報提供を目的としたものであり、投資の勧誘を意図するものではない点をあらかじめご了承ください。
※本記事に記載の株価・指標等は2026年7月中旬時点の目安であり、複数の情報源をもとに作成していますが、実際の数値は変動します。最新の情報は各証券会社のツールや企業IRサイト等でご確認ください。
①イーレックス(9517)|バイオマス発電と新電力事業で急回復中

| 株価目安 | 792円(2026年7月中旬時点の目安) |
|---|---|
| 1単元(100株)換算額 | 79,200円程度 |
| 業種 | 電力・新エネルギー(新電力/バイオマス発電) |
| 主要指標 | PBR 0.88倍/配当利回り 2.78%(会社予想)/時価総額 約619億円 |
イーレックスは、電力の買取・小売やガス小売を手がけるとともに、自社でバイオマス発電所を運営する新電力大手です。2024年3月期には卸電力市場や燃料価格の変動を受けて純利益約213億円という大幅な赤字を計上しましたが、2025年3月期に黒字転換し、2026年3月期(2026年5月12日発表)は売上高169億1700万円(前期比1.2%減)、営業利益75億1800万円(同5.3%増)、純利益53億3200万円(同151.8%増)と、2期連続で収益が急回復していると報じられています。
注目ポイント
- 2024年3月期の大幅赤字から2期連続で業績が急回復し、2026年3月期の純利益は前期比151.8%増の53億3200万円となったと発表されています。
- 自社バイオマス発電所を保有し、電力の買取・小売とガス小売を組み合わせた事業モデルで、脱炭素・新電力の両テーマに関連する銘柄との見方があります。
- 配当利回りは2.78%(会社予想)と、新電力セクターの中では相対的に高めの水準です。
リスク
- 2024年3月期には卸電力市場価格や燃料価格の変動により、純利益で約213億円という大幅な赤字を計上した実績があり、収益のボラティリティが高い点には注意が必要です。
- 2027年3月期の業績予想は本稿執筆時点で非開示となっており、先行きの不透明感が残ります。
- 電力価格やLNGなど燃料価格、為替の変動が収益を左右しやすい事業構造である点にも留意しておきたいところです。
②サニックスホールディングス(4651)|太陽光と資源循環で復配目指す

| 株価目安 | 237円(2026年7月中旬時点の目安) |
|---|---|
| 1単元(100株)換算額 | 23,700円程度 |
| 業種 | 太陽光発電・環境資源循環(産業廃棄物処理/リサイクル)・住環境サービス |
| 主要指標 | PER 13.88倍/PBR 1.15倍/配当利回り 0.84%/時価総額 約116億円 |
サニックスホールディングスは、シロアリ駆除など住環境領域、太陽光発電を中心とするエネルギー領域、廃プラスチック・廃液処理や発電を手がける資源循環領域の3領域で事業を展開しています。2025年3月期は営業利益が前期比71.6%減という大幅な減益となりましたが、2026年3月期は売上高467億9100万円(前期比3.2%増)、営業利益28億300万円(同25.9%増)の増収増益を計画しており、21年ぶりとなる復配(1株当たり2円)を目指す方針が示されていると報じられています。
注目ポイント
- 太陽光発電に加え、廃棄物処理・リサイクルなど複数の環境関連事業を展開しており、再エネ・資源循環の両テーマに関連する銘柄との見方があります。
- 2026年3月期は売上高・営業利益ともに増加する計画が示されており、業績の底打ち・回復が期待されています。
- 21年ぶりの復配(1株2円)を目指す方針が示されており、株主還元姿勢の変化が注目されています。
リスク
- 2025年3月期は営業利益が前期比71.6%減少という大幅な減益を経験しており、業績のブレが大きい点には注意が必要です。
- 自己資本比率は27.7%程度と、一般的に望ましいとされる30%をやや下回る水準にあり、財務基盤の強化が引き続き課題とされています。
- 増収増益計画や復配方針はあくまで会社側の計画であり、進捗次第では下方修正となる可能性がある点にも留意が必要です。
まとめ
今回ご紹介したイーレックス(9517)とサニックスホールディングス(4651)は、いずれも1単元(100株)を10万円以下の目安で購入できる水準にあり、業績が回復・改善の局面にあるとされる点で共通しています。一方で、イーレックスは過去の大幅赤字や今期業績予想の非開示、サニックスホールディングスは前期の大幅減益や自己資本比率の水準など、それぞれに留意すべきリスクがある点も見逃せません。
再生可能エネルギー・環境関連のテーマは政策動向や資源価格など外部要因の影響を受けやすい分野でもあります。個別銘柄の検討にあたっては、直近の決算内容やIR発表を継続的に確認しながら、ご自身の投資方針に照らして判断することが大切だと考えられます。
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