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企業の生産性向上や人手不足対策として、DX(デジタルトランスフォーメーション)と生成AIの活用は、大企業から中堅・中小企業まで幅広く広がりを見せています。特に「内製化支援」や「業務へのAI実装」といった分野では、専門人材を抱える成長企業への注目が集まりやすい状況が続いていると報じられています。
今回は、そうしたDX・生成AI関連のテーマから、1単元(100株)の購入金額が10万円以下で投資できる東証上場銘柄を2つ取り上げてご紹介します。値動きが大きくなりやすい銘柄も含まれますので、良い面だけでなく気になるリスクについても、できるだけ具体的な数値とともにお伝えしていきます。
※本記事に記載の株価・業績等の数値は、2026年7月17日時点で公開されている情報をもとにした目安です。実際の株価は日々変動しますので、ご購入の際は最新の情報をご自身でご確認ください。
①情報戦略テクノロジー(証券コード:155A)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 株価目安 | 889円程度(2026年7月17日時点の目安) |
| 1単元(100株)換算額 | 約88,900円 |
| 業種 | 情報・通信業(東証グロース市場) |
| 主要指標 | PER21.1倍、PBR4.85倍(いずれも目安) |
情報戦略テクノロジーは、大手企業向けにDXの「内製化支援」サービスを展開している企業です。単にシステムを受託開発するのではなく、発注企業自身がAIやシステムを内製できるよう、エンジニア育成や伴走支援を行う点が特徴とされています。近年は生成AIを活用したリスキリング(学び直し)事業にも力を入れているとされ、DXと生成AIの両テーマに関わる企業として位置づけられます。
業績面では、2025年12月期の売上高は80.2億円(前期比+37.1%)、営業利益は5.53億円(同+33.9%)と、増収増益が続いていると伝えられています。2026年12月期についても売上高107億円(同+33.5%)、営業利益7.57億円(同+36.9%)という増収増益の計画が示されているようです。また、2026年5月14日に発表された2026年12月期第1四半期(1〜3月期)決算では、経常利益が前年同期比4.4倍になったと報じられ、これを好感して株価がストップ高となる場面もあったとされています。3月には「ピープルドット」を子会社化するなど、事業領域の拡大も進めているようです。
・大手企業のDX内製化支援という、競合の少ないニッチ領域で成長を続けていると報じられている点
・生成AIリスキリング事業など、時流に沿った新規事業を展開している点
・直近四半期の決算で大幅な増益となり、市場の関心が高まっている点
・直近でストップ高となるなど値動きが大きく、短期的な過熱感や利益確定売りにより株価が大きく上下する可能性があります
・PBRは4.85倍程度と、同業他社と比較して相対的に割高な水準にあるとの見方もあり、将来の成長期待がすでに株価にある程度織り込まれている可能性があります
・DX支援・生成AI教育の市場は競合の参入も進んでおり、今後の競争環境の変化には注意が必要とされています
②HEROZ(証券コード:4382)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 株価目安 | 690〜720円程度(2026年5月末〜7月にかけての目安、情報源により差あり) |
| 1単元(100株)換算額 | 約69,000円〜72,000円 |
| 業種 | 情報・通信業(東証スタンダード市場) |
| 主要指標 | PER218.2倍(会社予想)、PBR2.39倍、自己資本比率56.1%(いずれも目安) |
HEROZは、将棋AI「HEROZ Kishin」の開発で知られるようになった企業で、現在は培ったAI技術を法人向けの業務システムやプロダクト開発支援に応用する事業を展開していると紹介されています。生成AIブームの中で、AI技術に強みを持つ企業として改めて注目されることがあるようです。
業績面では、2025年4月期の売上高は59.3億円(前期比+22.5%)と増収が続いている一方、営業利益は3.06億円(同▲32.1%)、経常利益は2.28億円(同▲38.1%)と減益となり、最終損益は1.78億円の純損失(前期に続く赤字)だったと報じられています。ただし、損失額自体は縮小傾向にあるともされています。自己資本比率は56.1%と財務の健全性を示す指標は相対的に良好な水準を保っているようです。
・将棋AIで培った技術力をベースに、法人向けAI活用支援へ事業を広げている点
・増収基調は継続しており、生成AI関連の需要拡大が追い風になるとの見方がある点
・自己資本比率56.1%と、財務基盤自体は相対的に安定しているとされる点
・2025年4月期は営業利益・経常利益ともに前期比で大幅な減益となり、純利益は1.78億円の赤字(前期に続く赤字計上)となっています。黒字化の時期が明確でない点は重要なリスクです
・ROEはマイナス3.81%程度とされ、現時点では株主資本を十分に収益へ結びつけられていない状況がうかがえます
・PERは218倍程度と算出されていますが、これは利益水準が極めて小さいことによる特殊な数値であり、一般的な割安・割高の目安としては参考程度にとどめる必要があります
まとめ
今回ご紹介した2銘柄は、いずれもDX・生成AIというテーマに関連しながらも、財務やその時点の勢いという点では異なる特徴を持っています。情報戦略テクノロジーは増収増益が続き直近の決算も好感されている一方で株価の値動きが大きく、HEROZは技術力や増収基調に期待が集まる一方で足元は減益・赤字が続いているという状況です。どちらも「良い面」と「気になる面」の両方があることを踏まえたうえで、ご自身の投資判断の材料の一つとしていただければと思います。
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