【注目株】10万円以下で狙う黒字化転換とテンバガー候補バイオ株2選

目次

こんにちは、佐藤真理子です。

 

今回は「バイオ・創薬・医療関連」のテーマから、1単元(100株)の購入金額が10万円以下で検討できる銘柄を2つピックアップしてご紹介します。

 

バイオ・創薬セクターは新薬承認やライセンス契約といったニュース一つで株価が大きく動くことがある一方、開発費がかさみ財務面での不確実性を抱える企業も少なくありません。今回は、黒字化に向けた動きが報じられている銘柄と、値動きが大きくなりやすい成長期待株の2社を取り上げます。

 

それぞれ事業内容や財務状況が大きく異なりますので、良い面だけでなく気になるリスクについても、できるだけ具体的な数字とともにお伝えしていきます。投資の最終判断はご自身でしっかりと情報を確認されたうえで行ってくださいね。

 

 

佐藤真理子

佐藤真理子
バイオ株は「夢がある」と言われる一方、赤字が続いている企業も多いテーマです。今日ご紹介する2社も性格がかなり違うので、それぞれの特徴をじっくり見ていきましょうね。

 

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※本記事に記載の株価・時価総額等の数値は、2026年7月22日午前10時前後の時点における目安です。市場の値動きにより変動しますので、実際の売買にあたっては最新の情報をご確認ください。

 

①ネクセラファーマ(証券コード:4565)~黒字化に向けた動きが報じられるGPCR創薬企業

ネクセラファーマ

項目 内容
株価目安 927円(2026年7月22日10:00時点、15分遅延データ)
1単元(100株)換算額 約92,700円
業種 医薬品(創薬プラットフォーム・自社医薬品販売)
主要指標 時価総額 約876億円、PBR(実績)1.44倍(2026年7月22日時点の目安)

ネクセラファーマは、旧ソーセイ・ヘプタレス系のGPCR(Gタンパク質共役受容体)創薬技術を強みとする東証プライム上場の医薬品企業です。

 

自社販売する片頭痛治療薬「ピヴラッツ」や抗てんかん薬「クービビック」に加え、ニューロクライン社と提携するムスカリン受容体作動薬(統合失調症領域、2025年にフェーズ3試験開始と報じられています)や、センテッサ社に導出したオレキシン受容体作動薬(ナルコレプシー領域)など、複数の導出パイプラインを抱えている点が特徴です。

 

同社の2026年2月開示の決算説明資料によれば、2025年12月期は売上収益296億1,500万円(前期比+3%)となった一方、マイルストン収入の減少と臨床開発投資の加速により、営業損益は84億6,200万円の赤字(前期は54億2,300万円の赤字)と、赤字幅が拡大したと報じられています。

 

ただし研究開発投資などを除いた「コア営業損益」でみると3億5,200万円の赤字にとどまり、前期の90億2,600万円の赤字から大きく改善したとされています。会社側は2026年12月期については営業利益7億円、コア営業利益78億円といずれも黒字化を見込んでいると公表しており、この黒字転換が実現するかどうかが当面の注目点になりそうです。2030年に向けては「コア売上高500億円以上、営業利益率30%以上」を目指す方針も示されています。

 

注目ポイント

  • 2026年12月期に営業利益・コア営業利益とも黒字化を見込むと会社側が公表している点
  • ニューロクライン社・センテッサ社など海外大手への導出パイプラインを複数抱え、マイルストン収入や将来のロイヤリティ収入が期待されている点
  • 自社販売品(ピヴラッツ、クービビック)の売上が着実に積み上がっている点
リスク

  • 2025年12月期は営業損益が84億円超の赤字となっており、赤字幅が前期から拡大した実績がある点
  • 黒字化はあくまで会社側の見込みであり、パイプラインの臨床試験の進捗やマイルストン収入の計上時期によって業績が変動しやすい点
  • 株価は年初来で777円~1,085円のレンジで推移しており(複数の情報源による目安)、ニュース次第で値動きが大きくなる可能性がある点

 

 

佐藤真理子

佐藤真理子
赤字幅が一時的に広がったというと不安に感じる方もいるかもしれませんが、会社側が黒字化の道筋を具体的な数字とともに示している点は一つのポイントですね。今後の決算発表でその通りに進んでいるかを確認していきたいところです。

②カルナバイオサイエンス(証券コード:4572)~キナーゼ創薬に強みを持つテンバガー候補株

カルナバイオサイエンス

項目 内容
株価目安 312円(2026年7月22日9:58時点、15分遅延データ、前日比▲6.86%)
1単元(100株)換算額 約31,200円
業種 医薬品(創薬支援事業・自社パイプライン開発)
主要指標 時価総額 数十億円規模(株価変動により変わる目安)、自己資本比率 △8.1%(2026年5月期第1四半期末時点)

カルナバイオサイエンスは、キナーゼ(酵素の一種)関連の研究用試薬・受託サービスを提供する「創薬支援事業」と、自社創製の医薬品候補を開発する「新薬創出事業」を手がける神戸発のバイオベンチャーです。

 

直近では、自社創製のCDC7阻害剤「AS-0141」について、2026年7月21日付で米FDAから急性骨髄性白血病(AML)を対象としたオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)指定を受けたと報じられており、パイプラインの進捗を示すニュースとして市場の関心を集めています。

 

一方で財務面には注意が必要です。2026年5月期第1四半期の決算説明資料によれば、売上高は1億8,300万円(前年同期比+28.1%、創薬支援事業における国内・中国向けタンパク質販売が堅調とされています)となったものの、営業損失4億5,800万円、経常損失4億8,800万円、純損失5億1,300万円を計上し、自己資本比率は△8.1%(債務超過の状態)となっています。

 

同社は2024年度・2025年度の有価証券報告書・半期報告書において、「継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象が存在している」旨の注記を継続して行っており、必要な資金が臨床試験の実施に十分でない可能性があるとしています。

 

これに対し、2026年2月には新株および新株予約権により約15億円規模の資金調達を実施したと報じられており、財務基盤の強化を図っている段階です。なお過去には新株予約権の発行が株価の希薄化懸念として売り材料視された局面もあったとみられます。

 

注目ポイント

  • 2026年7月21日、CDC7阻害剤「AS-0141」がAML対象で米FDAオーファンドラッグ指定を取得したと報じられている点
  • 創薬支援事業(キナーゼ関連試薬・受託サービス)の売上が前年同期比+28.1%と堅調に推移している点
  • BTK阻害剤「docirbrutinib(AS-1763)」など、ライセンス導出によるまとまった一時金獲得を目指す方針が示されている点
リスク

  • 2026年5月期第1四半期末時点で自己資本比率が△8.1%と債務超過の状態にあり、有価証券報告書・半期報告書で継続企業の前提に関する重要事象等の注記が継続している点
  • 資金調達を新株・新株予約権の発行に頼る場面があり、今後も既存株主の持株比率が薄まる(希薄化)懸念が残る点
  • 直近も株価が前日比で大きく下落する場面があるなど、値動きが大きく短期的な変動リスクが高い点

 

佐藤真理子

佐藤真理子
オーファンドラッグ指定のニュースは嬉しい材料ですが、自己資本比率がマイナスという点は見過ごせません。財務内容が厳しい銘柄は、資金調達のたびに株数が増えて一株あたりの価値が薄まる可能性もあるので、そのあたりも含めて見ていく必要がありますね。

まとめ

今回ご紹介した2銘柄は、いずれも1単元10万円以下で購入を検討できる価格帯のバイオ・創薬関連銘柄ですが、性格はかなり対照的です。ネクセラファーマは複数の導出パイプラインと自社販売品を持ち、2026年12月期の黒字化を会社側が見込んでいる一方、直近まで赤字が続いてきた実績があります。

 

カルナバイオサイエンスはオーファンドラッグ指定という明るい材料が出た一方で、債務超過や継続企業の前提に関する注記といった財務面の重いリスクを抱えています。どちらも「良い材料」と「厳しい材料」が併存している点を踏まえ、決算発表や適時開示のタイミングでの情報更新をこまめに確認することが大切だと思います。

 

佐藤真理子

佐藤真理子
バイオ株は将来性に期待が持てる一方、財務内容の確認がとても大切なテーマだと改めて感じました。気になる銘柄が見つかったら、まずはIR資料や決算短信にもぜひ目を通してみてくださいね。

 

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佐藤真理子

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【免責事項】
本記事および紹介している情報は、一般的な株式投資に関する情報提供および学習を目的としたものであり、特定の銘柄の売買や投資の勧誘・推奨を行うものではありません。 記載された株価や利回り等の数値はあくまで執筆時点の目安であり、将来の成果を保証するものではありません。投資には価格変動リスクがあり、元本を割り込む可能性があります。 最終的な投資決定や銘柄の選択は、必ずご自身の判断と責任において行っていただきますようお願いいたします。

 

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