【2026年】テンバガー候補銘柄│次に評価が変わる可能性がある成長企業

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佐藤真理子

佐藤 真理子 (運営者責任者)です。

金融業界出身。これまでに200社以上の投資顧問・株情報サイトを検証し、体験に基づく中立的なレビューを発信しています。
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2025年の日本株市場は、日経平均を中心に大きく上昇しました。ただし、その上昇を主導したのは大型株であり、成長株の中には評価が進まないまま残された銘柄も多く見られます。

 

こうした相場環境を踏まえると、2026年に向けては、すでに話題になった銘柄を追いかけるよりも、業績を伸ばしながら次の成長に向けた投資を始めている企業を丁寧に見ていく局面だと考えられます。

 

本記事では、成長率と株価水準のバランスに着目し、2026年にかけて評価が変わる可能性がある「テンバガー候補銘柄」を整理します。短期的な値動きではなく、中期的な企業の変化に焦点を当てます。

 

注目記事

近年、株式投資の世界では「AIを使う人」と「使わない人」で、5年後に最大1.8倍の資産形成の差が出ています。

すでに多くの個人投資家が、AIを前提に投資判断を行う時代に入っているのです。

この流れに乗り遅れ、気づかないうちに機会損失を重ねないためにも、いま主流となっている投資スタイルを一度確認してみてください。

 

なぜ2026年はテンバガー候補を探す局面なのか

なぜ2026年はテンバガー候補を探す局面なのか

2025年の相場では、プライム市場の大型株が先行して買われる一方、グロース市場の上昇は限定的でした。市場全体が上昇しているように見えても、資金の流れには偏りがあります。

 

この結果、業績が改善しているにもかかわらず、株価評価が十分に進んでいない成長企業が残っています。こうした銘柄は、業績の積み上がりや新たな事業展開が確認されることで、評価が一段階切り上がる余地があります。

 

 

佐藤真理子

2026年に向けたテンバガー候補を探すというのは、こうした評価の空白が残る企業を見つけ出す作業と言えます。

 

 

成長株を見るうえで重視すべき視点

成長株を評価する際に重要なのは、単純な割安感ではありません。

 

業績の成長スピードに対して、株価が先走っていないかという点です。

 

利益が伸びていても、その期待がすでに株価に織り込まれていれば、大きな上昇余地は限られます。一方で、業績拡大が続いているにもかかわらず、成長に対する評価が追いついていない企業には、見直し余地が残ります。

 

このバランスを確認する際の一つの目安が、成長率と株価水準を組み合わせた指標です。成長株を探すうえでは、こうした視点を補助線として使うことが有効です。

 

 

2026年テンバガー候補銘柄

 

MTG(7806)|既存ブランドの収益を新たな成長分野へ広げている企業

MTG(7806)|既存ブランドの収益を新たな成長分野へ広げている企業

MTGは、ReFaやSIXPADといった主力ブランドを通じて、すでに安定した収益基盤を確立しています。注目すべき点は、その収益を次の成長に向けた投資へ回せている点です。

 

同社は、自社工場を持たないファブレス体制を活かし、ホテルやジムへの設置を通じた体験型マーケティングを展開しています。この販路を活用することで、新商品の市場浸透を比較的スムーズに進めることができます。

 

2025年からは、リカバリーウェアや高価格帯ドライヤーなど、新たな分野への展開を本格化させています。これらは単価や利益率の向上が期待できる領域です。

 

実際に2025年9月期は売上高・利益ともに過去最高を更新しており、2026年9月期も売上高21%増、経常利益11%増が見込まれています。

 

新分野への投資が、すでに業績という形で表れている点は、今後の評価を考えるうえで重要なポイントです。

 

株式会社MTG公式ウェブサイト

 

マイクロアド(9553)|TikTokコマース拡大の実務を担うポジションにいる企業

マイクロアド(9553)|TikTokコマース拡大の実務を担うポジションにいる企業

マイクロアドは、広告とデータを組み合わせたサービスを展開する企業です。近年は、広告配信にとどまらず、購買行動に直結する領域への取り組みを強めています。

 

同社が注力しているのが、TikTok内で決済まで完結する「TikTok Shop」関連の支援事業です。日本市場でも本格展開が始まり、マイクロアドはこの分野に特化した子会社を設立しています。

 

さらに、中国やインドネシアの企業を連結子会社化する予定で、TikTokコマースが先行する海外市場のノウハウを直接取り込む動きを進めています。国内市場に閉じない成長戦略を描いている点が特徴です。

 

足元では投資が先行する局面ですが、2026年以降の収益拡大を見据えた布石として注目されます。

 

マイクロアド公式ウェブサイト

 

なぜこの2社が同じテンバガー候補に位置づけられるのか

MTGとマイクロアドに共通するのは、すでに業績が拡大している段階で、次の成長に向けた投資を進めている点です。

 

利益が出始めた企業が、その利益を使って事業領域を広げる局面では、企業価値の評価軸が変わりやすくなります。短期的な材料ではなく、中期的に企業の変化が続くかどうかが重要になります。

 

この視点で見ると、今回の2社はいずれも2026年に向けて評価が変わる条件を備えていると考えられます。

 

まとめ

2026年のテンバガー候補を探すうえでは、すでに市場で評価が進んだ銘柄よりも、今まさに次の成長に向けた動きを見せている企業に目を向ける必要があります。

 

今回取り上げた銘柄はいずれも、業績の裏付けがあり、その先の成長戦略が具体的に動き始めています。短期的な値動きに左右されるのではなく、企業の変化を継続的に追っていく対象として整理しておきたいところです。

 

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佐藤真理子

銘柄選びのヒントを得る手段として活用する投資家の方も多いです。

 

 

 

 

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