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環境意識の高まりやエネルギー政策の転換を背景に、「再生可能エネルギー」や環境関連産業への注目が急速に高まっています。政府のカーボンニュートラル目標や、地政学的リスクによるエネルギー需給の変化もあり、持続可能性に優れたビジネスモデルは今後の市場を牽引すると考えられています。
本日はそんな成長期待の高い領域の中から、10万円以下で投資のスタートがしやすい2つの注目株、テスホールディングス(5074)と日本アジア投資(8518)をピックアップしました。両社それぞれの事業内容や直近の決算、注目ポイントとリスクを客観的なデータや公開情報をもとに整理します。
エネルギーの安定供給と環境問題解決が求められる今、「次の成長株」として注目されている銘柄の特徴を比べることで、ご自身の投資方針作りの一助にしていただければ幸いです。
※本記事中の株価・時価総額・業績数値は、2026年7月30日時点の各種情報サイトの公開データをもとにした目安であり、実際の株価は日々変動します。ご覧いただいているタイミングの最新情報は、証券会社の取引ツールや各社のIR情報でご確認ください。
①テスホールディングス(5074)―脱炭素ソリューションの総合企業

| 株価 | 637円 |
|---|---|
| 1単元購入代金 | 63,700円 |
| 業種 | 建設業/エネルギー関連 |
| PER | 24.95倍 |
| PBR | 0.91倍 |
| 配当利回り | 1.27% |
| 時価総額 | 45,083百万円 |
| 自己資本比率 | 28.1% |
テスホールディングスは、エネルギー領域で 「Total Energy Saving & Solution」を掲げ、脱炭素領域にフォーカスした総合エネルギーソリューション企業です。主力のエンジニアリング事業で省エネルギーや再生可能エネルギーのプラント設計・施工などを手がけるほか、エネルギーサプライ事業においても再エネ発電所の運営やO&M、売電など幅広く展開し、顧客へワンストップのサービスを提供しています。
2025年6月期の決算では、売上高367億円(前年比+19.7%)、営業利益25.5億円(+7.5%)と順調に拡大。ただし、為替予約評価によるデリバティブ評価損18億円の特別発生や、子会社化に伴う段階取得差損3億円などで純利益は2億円(前年比-82.7%)にとどまりました。
- オンサイトPPAモデル新発電所の稼働拡大:22件・約22.7MWが新規稼働し、グループ全体の発電容量が369.4MWに拡大(出典:crex-data.com)。
- エネルギーサプライ事業の成長加速:当該セグメント利益は前年比+43.1%と報じられています(出典:crex-data.com)。
- 安定的な事業基盤と事業多角化:省エネ関連からバイオマス、電力卸売、O&Mまで幅広く展開し、収益の安定性を狙った事業ポートフォリオが発表されています。
- バイオマス発電事業の為替リスク:2025年6月期決算でデリバティブ評価損18億円を営業外費用として計上(出典:crex-data.com)。
- 特別損失発生の影響:福岡みやこメガソーラー匿名組合の子会社化で段階取得差損3億円を特別損失に計上(出典:crex-data.com)。
- 自己資本比率の水準:自己資本比率28.1%と、同業比較でやや低い水準である点に注意。
②日本アジア投資(8518)―アジア×再エネの独自プラットフォーム

| 株価 | 125円 |
|---|---|
| 1単元購入代金 | 12,500円 |
| 業種 | 金融業/投資事業 |
| PER | 算出不可(赤字等) |
| PBR | 0.43倍 |
| 配当利回り | 0% |
| 時価総額 | 3,494百万円 |
| 自己資本比率 | 35.9% |
日本アジア投資は、日本とアジアを中心に、PE(プライベート・エクイティ)投資や再生可能エネルギーなどの社会インフラプロジェクト投資を主力とする独立系の投資会社です。ファンド組成やSPCを用いた案件運営・投資先設備の建設・売却、ファンド運用サービスも手掛けており、幅広い資金調達と産業ネットワークを強みとしています。
2026年3月期の連結決算では、売上高21億円、営業損失3億円、経常利益2億円、純損失0億円と発表されています。自己資本比率は35.87%となっています。
- 再生可能エネルギー分野への積極投資:発電所や蓄電所など、持続可能社会の実現に向けた投資を進めている旨が報じられています。
- ファンド運用残高の着実な拡大:管理運用ファンド残高が2024年9月末時点で125.96億円・7ファンドに達しています。
- 投資領域の多様性・社会的意義:エネルギー以外にも障がい者グループホーム、物流施設等幅広い分野を対象とし、地域社会やアジア経済の発展ニーズに応えています。
- 営業損失計上:直近決算で営業損失3億円と赤字を計上(2026年3月期発表)。
- 配当未実施:配当利回り0%のため、分配金を重視する投資家には物足りない面があります。
- 時価総額の規模:時価総額が約35億円と、銘柄の流動性や事業規模に留意する必要があります。
まとめ
今回ご紹介したテスホールディングス(5074)と日本アジア投資(8518)は、ともに再生可能エネルギーや環境領域の成長性を背景に注目されていますが、その事業モデルや財務構造、短期の決算動向には違いがあります。株価水準や投資金額の低さも魅力であり、テスホールディングス(5074)は事業多角化と成長性、日本アジア投資(8518)は独自の投資プラットフォームとしての将来性が評価できます。それぞれの強みとリスクを客観的に見極め、ポートフォリオ戦略の参考にしてみてください。
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