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次世代デバイスやエレクトロニクス分野は、世界的なテクノロジー変革の中心にあり、新たな材料や製造技術の高度化がキーデバイスの性能を大きく左右する時代です。
そんななか、業界のなかでも独自の技術やグローバルな製造体制を背景に、堅実な成長を遂げている注目企業が存在します。特に、近年のエレクトロニクス需要増や自動車の電動化の流れから、需要増加が見込まれる分野でもあります。
本記事では、10万円以下の資金で購入可能な「京写(6837)」と「ジオマテック(6907)」の2銘柄にフォーカスし、企業概要や最新の業績、成長ポイントとリスクを客観的なデータで解説します。
※本記事中の株価・時価総額・業績数値は、2026年8月4日時点の各種情報サイトの公開データをもとにした目安であり、実際の株価は日々変動します。ご覧いただいているタイミングの最新情報は、証券会社の取引ツールや各社のIR情報でご確認ください。
①京写(6837)―世界最大級シェアのプリント配線板メーカー

| 株価 | 336円 | 1単元換算額 | 33,600円 |
|---|---|---|---|
| 業種 | 電気機器 | PER | 11.39倍 |
| PBR | 0.5倍 | 配当利回り | 2.68% |
| 時価総額 | 4,914百万円 | 自己資本比率 | 39.6% |
京写は片面および両面プリント配線板のグローバルニッチトップ企業として知られ、特に片面プリント配線板では世界最大級の生産能力を誇ります。日本、中国、インドネシア、メキシコ、ベトナムの5カ国に生産拠点を持ち、自動車、家電、事務機、産業機器といった多様な顧客領域へ製品を供給しています。
2025年3月期の連結決算では、売上高が262億円(前年比+6.7%)、営業利益が12.8億円(同+18.2%)と増収増益を記録。国内市場では自動車メーカーの生産調整の影響がありつつも、中国市場での自動化・省人化推進や付加価値製品の拡販、ベトナム市場での北米向け自動車関連受注の好調が、全体の収益を下支えしています。
- グローバル生産体制の強化:5カ国の生産拠点を活かし、各地域の顧客ニーズに応じた供給体制を構築していることが発表されています。
- 中国市場での自動化・省人化推進:生産効率の向上とコスト削減で、中国市場の2025年3月期営業利益が前年比+68.9%となったと報じられています。
- 高付加価値製品の拡販:金属基板などの販売拡大により、利益率の更なる向上が期待されていることが示されています。
- 国内市場の需要変動:自動車メーカーの生産調整などにより、日本セグメントで営業損失を計上したと発表されています。
- 海外市場の政治・経済リスク:中国やベトナムといった成長市場における政治的・経済的リスクへの注意も必要といわれています。
- 自己資本比率の水準:自己資本比率39.6%と、安定経営のためには今後の財務状況の推移も注視されます。
②ジオマテック(6907)―薄膜コーティング技術で次世代材料を切り拓く

| 株価 | 658円 | 1単元換算額 | 65,800円 |
|---|---|---|---|
| 業種 | 電気機器 | PER | 14.66倍 |
| PBR | 0.52倍 | 配当利回り | 0% |
| 時価総額 | 6,022百万円 | 自己資本比率 | 61% |
ジオマテックは、独自の成膜・薄膜コーティング技術を活かし、ディスプレイ、モビリティ、半導体・電子部品分野など多様な領域向けに製品とサービスを提供しています。「薄膜と生産技術のプロ」として、国内生産体制をベースに成膜関連部材やソリューション取引など事業を多角化しつつあります。
2025年3月期の連結決算は、売上高52.8億円(前年比+14.7%)、営業利益3.2億円(同+149.4%)と大幅な増収増益を実現。特に半導体・電子部品セグメントが前年比+24.2%と伸長したほか、その他セグメントもソリューション取引拡大で+110.6%となり、利益成長を牽引しています。さらに純利益も前年比+121.6%で黒字転換を果たしています。
- 半導体・電子部品セグメントの成長:2025年3月期に前年比24.2%の増収を達成したことが報じられています。
- ソリューション取引拡大:その他セグメントではソリューション取引が前年比110.6%増となったと発表されています。
- 高い自己資本比率:自己資本比率が61%と、経営の安定性も強みとされています。
- 市場競争の激化:成膜加工業界の競争激化により価格競争やシェア縮小が懸念されています。
- 技術革新への対応:急速な技術進化のなかで、研究・設備投資負担が業績に影響を及ぼす可能性が指摘されています。
- 配当なし:現状では配当がゼロとなっており、インカム狙いの投資家には向きにくい形です。
まとめ
京写(6837)とジオマテック(6907)は、いずれも次世代デバイスやエレクトロニクス分野で独自性を持った業界注目の中小型株です。京写はグローバル供給力と実需に基づく堅調な業績が強みで、配当もしっかり。ジオマテックは成長セグメントの勢いと高い自己資本比率が特徴ですが無配である点には留意が必要です。
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