投資情報会社BEST(ベスト)を検証｜利用前に知るべき危険な実態

 

 

当サイト「今買えばいい注目株」では、投資家保護の観点から、問題が疑われる投資情報サービスについて定期的に検証を行っています。

 

今回取り上げるのは、広告などで見かける「投資情報会社BEST(ベスト)」です。

 

同社は

 

• 「独自のAIによる情報配信」
• 「30年以上にわたり情報が集まる仕組み」

 

といった、非常に魅力的な文言を掲げています。

 

しかし調査を進めた結果、その説明内容と実態には大きな乖離があると判断しました。

 

以下では、投資情報会社BEST（ベスト）が抱える問題点を詳しく解説します。

 

 

投資情報会社BEST(ベスト)は無登録の違法業者

まず最も重要な点として、投資情報会社BEST(ベスト)は金融商品取引業の登録を行っていません。

 

株式の売買助言や銘柄選定を有料で提供する行為は、金融商品取引法上「投資助言業」に該当します。

 

 

この投資助言業を行うには、金融庁への登録（いわゆる金商登録）が必須です。

 

しかし、

 

• 公式サイト
• 金融商品取引業者登録一覧

 

いずれを確認しても、投資情報会社BEST(ベスト)の登録情報は確認できませんでした。

 

 

 

投資情報会社BEST(ベスト)は運営会社情報

投資情報会社BEST(ベスト)の運営会社について、調査を行いました。

 

調査の結果、以下の運営情報が確認されています。

 

運営会社名	株式会社リアライズ
代表者名	久保寺 寿明
所在地	〒135-0048 東京都江東区門前仲町1-9-9
電話番号	03-6303-8345
公式サイト	https://best-trades.net

 

運営会社情報は、しっかりと記載されていました。

 

ただし、問題はここからです。

 

運営実態とサービス内容の乖離

株式会社リアライズとしての会社情報は確認できるものの、サイト上でうたわれている内容と、実態とのあいだには依然として大きな違和感が残ります。

 

具体的には、

 

• 「30年以上にわたる情報ネットワーク」を裏付ける実績や沿革が確認できない
• 独自AIによる分析を示す具体的な仕組み・根拠の説明がない
• 提供される情報の一部が、外部ニュースと酷似している

 

といった点です。

 

 

 

金融商品取引業としての登録状況

さらに重要なのは、株式会社リアライズとして、金融商品取引業（投資助言業）の登録が確認できない点です。

 

会社が実在していても、金融庁への登録を行わずに投資助言を提供していれば、それは無登録営業に該当します。

 

この点については、

 

• 金融商品取引業者登録一覧
• 公開されている登録情報

 

を確認しましたが、該当する金商番号は見当たりませんでした。

 

 

 

 

会社情報があるからといって安心はできない

投資情報会社BEST（ベスト）の場合、

 

• 運営会社名は確認できる
• 住所・電話番号も掲載されている

 

一見すると、最低限の情報は揃っているように見えます。

 

しかし、最も重要な「投資助言業としての登録」が欠けている以上、利用リスクは解消されません。

 

会社情報の記載があることを理由に、「安全そう」「他よりマシ」と判断してしまうのは危険です。

 

 

公式サイトに運営会社はしっかりと記載されており、不明点が解消された部分もあります。

 

しかし、投資情報会社BEST(ベスト)が抱える本質的な問題である無登録営業、誇大な広告表現、情報の信頼性は依然として残っています。

 

投資情報会社BEST(ベスト)の電話番号に関する注意点とリスク

投資情報会社BEST(ベスト)では、問い合わせ先として電話番号を掲載しています。

 

しかし、この電話番号について調査すると、投資情報とは無関係な金銭請求トラブルで言及されている事例が確認されました。

 

内容としては、

 

• 身に覚えのない請求
• 法的手続きをほのめかす強い言い回し
• 即時対応を迫る連絡

 

といった、典型的な架空請求トラブルの特徴と一致します。

 

 

 

 

すでに登録してしまい電話番号を伝えている場合でも、

 

• 不審な連絡には応じない
• 着信拒否・無視を徹底する

 

といった対応が重要になります。

 

 

投資情報会社BEST(ベスト)の情報コンテンツに盗用が疑われる点

投資情報会社BEST(ベスト)が配信している

 

• 投資ニュース
• 市況解説

 

を確認すると、大手ニュースメディアの記事内容と酷似する部分が複数見つかりました。

 

独自に分析・編集した形跡は乏しく、外部記事を流用している可能性が高いと考えられます。

 

 

投資情報会社BEST(ベスト)の誇大な宣伝文句と実態の乖離

投資情報会社BEST（ベスト）は、

 

• 「確実に高騰が狙える」
• 「秘密の情報網」
• 「特別な投資ルート」

 

といった表現を多用しています。

 

しかし、

 

• サイトの運営歴
• 公開情報の内容
• 登録状況

 

を総合すると、これらを裏付ける客観的な根拠は確認できません。

 

 

 

投資情報会社BEST(ベスト)の返金・クーリングオフ表記の問題点

投資情報会社BEST(ベスト)では、「返金不可」といった趣旨の記載が確認されます。

 

しかし、

 

• 記載場所が分かりにくい
• 商品購入時の最終確認画面で明示されていない

 

など、特定商取引法上の要件を満たしていない可能性があります。

 

また、投資助言業に該当する契約の場合、法律上クーリングオフが認められるケースもあります。

 

こうした重要事項が適切に説明されていない点も、利用者にとって大きなリスクです。

 

 

投資情報会社BEST(ベスト)の総合評価

投資情報会社BEST(ベスト)について検証した結果、以下の問題点が確認されました。

 

• 金融商品取引業の無登録営業
• 電話番号に関する不審点
• 情報コンテンツの盗用疑惑
• 誇大広告と実態の乖離
• 返金・契約条件の説明不足

 

これらを総合すると、投資情報会社BEST(ベスト)は利用すべきサービスではありません。

 

当サイトとしても、投資情報会社BEST(ベスト)の利用は強くおすすめしません。

 

 

 

また、以下のページで悪質な株情報サイトの特徴を解説しているので、もっと詳しく知りたいという方は併せてご覧ください。

悪質な株情報サイトの特徴とは？見分け方と注意点を解説

 

 

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