目次
忙しい方でもサクッと理解できるように2日10時時点での情報を簡潔にまとめました。
2日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は上昇に転じ、前日に比べ100円ほど高い3万9700円台前半で推移しています。
銀行や保険など時価総額の大きいバリュー(割安)株への買いが強まり、投資家心理の改善に伴う買いが株価指数先物にも波及しています。外国為替市場での円安・ドル高も引き続き相場の支えとなっています。
東京株式市場の状況(2024年7月2日10時時点)
日経平均株価は前日比100円ほど高い3万9700円台前半で推移しています。銀行や保険などのバリュー株への買いが強まり、株価指数先物にも買いが広がっています。外国為替市場での円安・ドル高も相場を支えています。
米国市場の影響
米国市場の影響は限定的ですが、国内外の長期金利の上昇が日本市場にも波及しています。米国市場での金利動向が日本の金融株に対する買いを促進しています。
東京市場の動き
業種別では保険業、銀行業、証券商品先物などの金融関連の上昇が目立ちます。三菱UFJは前日比65円(3.71%)高の1814円まで上昇し、2006年以来の高値を付けました。
東海東京インテリジェンス・ラボの池本卓麻マーケットアナリストは、短期的な過熱感を指摘しつつも、長期金利の上昇に伴う利ざや拡大が銀行や保険株への買いを促進していると説明しました。
為替市場の動向
外国為替市場での円安・ドル高が日本株の買いを支えています。円安が輸出企業の収益改善期待を高め、投資家心理を好転させています。
個別銘柄の動き
三井住友FGやみずほFGが高く、東京海上、第一生命HDも買われています。一方、レーザーテクやスズキ、三菱ケミGは安い動きとなっています。
人気のテーマ
テーマ | 説明 |
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金融株の上昇 | 銀行や保険などの金融関連株が長期金利上昇を背景に買われています。 |
円安・ドル高 | 為替市場での円安基調が輸出企業の収益改善期待を高めています。 |
長期金利の上昇 | 国内外の長期金利の上昇が金融株の利ざや拡大期待を促進しています。 |
投資家心理の改善 | 投資家心理が改善し、株価指数先物にも買いが波及しています。 |
バリュー株の強さ | バリュー株への買いが強まり、相場全体を支えています。 |
注目の銘柄(中小型株)
銘柄 | 説明 |
---|---|
日本電産 | 高い技術力で注目される電気機器メーカー。 |
ミクシィ | SNSサービスを展開し、成長が期待される企業。 |
ジェイテクト | 自動車部品メーカーとして世界的に評価されている企業。 |
エプコ | エネルギー関連事業で注目される企業。 |
カプコン | ゲームソフト開発企業として高い成長性を持つ。 |
今日の主要経済ニュース
2024年7月2日に発表される主な経済指標をまとめました。
経済指標 | 国 | 時間 (GMT) | 前回の値 | 予測値 | 備考 |
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有効求人倍率 (5月) | 日本 | 23:30 | 1.32 | 1.33 | |
失業率 (6月) | ドイツ | 07:55 | 5.6% | 5.5% | |
JOLTS求人件数 (5月) | 米国 | 14:00 | 10.1M | 10.2M | |
小売売上高 (5月) | オーストラリア | 01:30 | 0.5% | 0.6% | |
消費者信頼感指数 (6月) | 米国 | 14:00 | 117.2 | 118.0 | Conference Board |
以下のサイトからも、今日発表される経済市況を確認することができますよ。
東京株式市場 前引けまとめ
日経平均株価は前日比100円ほど高い3万9700円台前半で推移し、金融関連株への買いが相場を支えています。円安・ドル高基調も引き続き相場の支えとなっていますが、短期的な過熱感には注意が必要です。