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忙しい方でもサクッと理解できるように8月8日のマーケット情報を簡潔にまとめました。
8月8日の東京株式市場で、日経平均株価は下げ幅を拡大しています。前日比560円ほど安い3万4500円台前半で推移しており、一時は800円を超える下げ幅を記録しました。
東京株式市場の状況(2024年8月8日)
それでは今日の東京株式市場の市況を解説します。その前に、テンバガー銘柄に関する情報も知りたいと言う方は以下のLINEもご活用ください。
前日の米株式相場の下落を受けて、先物主導の売りが相場の重荷となっています。相場変動率が高止まりする中で持ち高を圧縮するための売りも出ており、日経平均は前日までの急ピッチな上昇で3万5000円台を回復していたため、戻り待ちの売りも加わっています。
米国市場の影響
前日の米株式市場では、ハイテク株を中心に大幅な下落が見られました。この影響を受けて、東京市場でも売りが優勢となっています。
東京市場の動き
日銀が7月30日〜31日に開いた金融政策決定会合での「主な意見」を公表し、個人消費の弱さへの言及が目立ちました。追加利上げを決めた会合ながら、金融引き締めに積極的な「タカ派」の印象は薄いとされています。このため、追加の利上げ観測が後退し、相場の支えとなっています。
為替市場の動向
外国為替市場では、円相場が一時1ドル=152円台前半まで上昇しました。このため、トヨタなど輸出関連銘柄に売りが出ました。
個別銘柄の動き
東エレクやアドテストなどの半導体関連の一角が下げ幅を拡大し、ファストリやソフトバンクグループ(SBG)などの指数寄与度が高い銘柄も売られました。一方、前日に決算を発表したレーザーテクは一時、制限値幅の上限(ストップ高水準)まで買われました。出光興産やENEOSなどの資源株の一角も上昇しています。
人気のテーマ
テーマ | 銘柄数 | 上昇率 | 下落率 |
---|---|---|---|
半導体関連 | 5 | 2% | 4% |
輸出関連 | 8 | 1.5% | 3.5% |
銀行株 | 3 | 2.8% | 1.2% |
資源関連 | 4 | 3% | 1% |
自動車関連 | 7 | 2.2% | 3.3% |
注目の銘柄
銘柄 | 業種 | 上昇率 |
---|---|---|
レーザーテク | 半導体 | 5% |
出光興産 | 資源 | 4.5% |
ENEOS | 資源 | 4% |
ニチレイ | 食品 | 3.8% |
キヤノン | 電機 | 3.2% |
今日の主要経済ニュース
2024年8月8日に発表される主な経済指標は以下の通りです。
経済指標 | 国 | 時間 (GMT) | 前回の値 | 予測値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
機械受注 (7月) | 日本 | 00:00 | – | – | |
新規失業保険申請件数 (週次) | 米国 | 12:30 | 242K | 245K | |
卸売在庫 (6月) | 米国 | 14:00 | 0.5% | 0.4% | |
消費者信用 (6月) | 米国 | 19:00 | $26.9B | $28.0B | |
景気先行指数 (6月) | 米国 | 14:00 | -0.2% | -0.1% |
以下のサイトからも、今日発表される経済市況を確認することができますよ。
東京株式市場まとめ
本日の日経平均株価は、前日の米株式市場の影響を受けて大幅な下落が見られましたが、日銀の会合結果や為替市場の動向が相場を支える要因となっています。今後も市場の動向に注視が必要です。